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卒業生の皆さま

日ごとに秋が深まってきました。しばらくすると立冬です。つい先日まで、TVから流れた“今日も暑い一日になります”とのアナウンスが意外に感じられるほどです。戸外にでると涼風が心地よく感じられます。空は深く澄み過ごしやすい日がつづきます。ビルの屋上から遠くを見ると山並みが目に飛び込んでくるようです。
ちょっと町から野に出てみましょう。畑道を歩くと菊の花が咲き誇っています。木々の葉は少し赤みがかってきたようです。ここは里なので紅葉と言うわけにはいきません。林に入ると山茶花の花が見事でした。
すでに収穫期を過ぎてしまったのでしょうか。田畑にはあまり人の姿は見えません。すでに晩秋を思わせます。時おり、わずかですが収穫に勤しむ姿が見受けられました。さらに畑道を歩いていくとコスモスがこぼれるばかりに咲いていました。
この秋は短く、まもなく年の瀬を迎えます。年末は何かに追い立てられるようなせわしない気持ちになります。
ところで、年の瀬を控え金融不安が世界的な規模で人々を覆っています。各国政府は金融機関に公的資金を投入しています。日本でも、企業業績の悪化や中小企業が資金繰りに困っている様子などがニュースに流れます。金融危機が実体経済にまで影響を及ぼすといわれています。先が見えない不安な日々を送っている人も少なくないと思われます。この金融危機が峠をこして早く収束してほしいと誰もが願っていると思います。
さて、両国高校定時制の卒業生の皆さまはどうしているでしょうか。毎日をお元気で過ごしているでしょうか。卒業生といっても、学校創立が大正13年なので、年齢の幅も広く、高齢の人から若い人たちまで多岐に亘ります。これは学校の歴史が80余年に及ぶのですから当たり前のことですね。学校を卒業してしまうと、それぞれが新しい道に分かれてしまいます。同じ教室で学んだ仲間に違った道が待っています。みなは会社員や商店、家庭とそれぞれの道を歩みました。
・・・ (2008.11.5)

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都立両国高校定時制
春の浅草高校を望む