卒業生の皆さま
皆さま、お元気ですか。
普通なら、自分が学んだ学校は高校にせよ大学にせよ、口外することではありません。当たり前のことですね。学歴などは言うべきではないし、あまり意味があるとは思えません。たとえ高校であっても校名などを言うべきではありません。このページでは両国高校定時制の名前が何回も現れます。そう考えると恥ずかしいことです。でも、これはホームページの内容からしてやむをえないことだと思っています。
さて、暦は12月を迎えました。今年はアメリカ発の金融危機が世界に大きな影響を及ぼしている中でくれそうです。最近のニュースを聞いていると各方面でアメリカの新政権への期待が高まっています。経済危機がアメリカに端を発したとはいえ、アメリカが政治や経済の中心であることは変わりません。
特に新政権の閣僚人事が注目を集めています。なかでも、財務長官のポストが注目されます。この金融危機を乗り切るために世界が注目しているポストです。これらの閣僚が日本通かどうかも議論を呼んでいます。年が明けると、新政権はどのような政策をうち出してくるのでしょうか。誰しもその発表を待っています。
この新政権に対して日本はどのように接していけばよいのでしょうか。この問題はよく議論に上っているところです。たとえば、アメリカが日本をどの程度重視するかとか、日本がアメリカ新政権から置き去りにされてしまわないかなどを危惧する声があがっています。
これらの議論では、多くの識者から日本外交の主体性の確立が大切だと主張されます。これまでのようにアメリカ頼みの姿勢を考え直すことだといわれます。日本が積極的にアメリカに向かって提案し協調していく姿勢が必要だと説かれます。
同感ですね。だが、どうでしょうか。個々の問題を考えた場合、どのような独自の案を携え、どのように協調できるでしょうか。考えると大変難しいことだと思います。皆さまはどのように考えますか。
“言うは易し、行うは難し”ですね。
さて、これから寒さに向かう折、ご自愛されますように。
・・・ (2008.12.1)
両国高校定時制