思い出
万葉集 柿本人麻呂
玉たすき 畝傍の山の 橿原の ひじりの御代ゆ 生まれましし 神のことごと
栂の木の いや継ぎ継ぎに 天の下 知らしめししを そらにみつ 大和を置きて
あをによし 奈良山を越え いかさまに 思ほしめせか 天さかる 鄙(ひな)にはあれど いは走る 近江の国の 楽浪(ささなみ)の 大津の宮に 天の下 知らしめしけむ 天皇(すめろき)の 神の命(みこと)の 大宮は ここと聞けども 大殿は ここと言えども 春草の 茂く生ひたる 霞立つ 春日の霧れる ももしきの大宮ところ 見れば悲しも
反歌
楽浪(ささなみ)の志賀の辛崎(からさき)さきくあれど大宮人の船待ちかねつ
楽浪(ささなみ)の志賀の大曲(おほわだ)淀むとも昔の人にまたも逢はめやも
この和歌は、私が学校に入った頃にNHKのテキストで読んだものです。学校に入った頃、授業はとても難しいと思いました。かなりの間、読書から離れた生活をしていたので本を読むことは大変でした。そこで、NHKのテキストを購入して古文を読みました。そこで、はじめて万葉集に接しました。はじめて読みましたが、和歌のよさは十分に伝わりました。なんと、よい言葉、よい文章が続いているものかと思いました。この和歌は万葉集のなかでも群を抜いているのではないでしょうか。このような長歌には反歌が添えられていることも知りました。その後卒業してしまうと、これらの和歌からは離れてしまいました。
・・・(2009.8.31)
アルバム
都立両国高校定時制