原油高対策:漁業や農業に補償を
関東地方は梅雨明けとともに暑い夏がやってきました。テレビのスイッチを入れると、決まったように、アナウンサーの“今日は暑い一日になります”のメッセージが流れてきます。私は、この夏は、あまりクーラーを使わずに外気を取りいれて過ごそうと思っています。
ところで、最近心配なことがあります。それは原油価格の高騰です。それはガソリン価格の高騰を呼び、食品などの生活必需品の価格が上がっています。いまは、車社会なので原油高は、私たちの生活に直接に響いてきます。その原因ですが、私には、あまりよく分かりません。難しいことだと思います。・・・・・・・
原因は、新興諸国の原油消費量が増えたことや、原油が投機の対象になっていることなどが指摘されています。・・・・・・・・・・・・・・
これは、一国の努力で解決できる問題ではありません。この原油高のため、国の重要産業である漁業が危機にたたされています。出漁するたびに燃料費の高騰で赤字になってしまうということです。
先日、漁業の一斉休業がニュースで流れました。このようなことが続けば国にとって大きな打撃になることは必死だと思います。同じようなことは農業にもいえます。ハウス栽培などで燃料費の高騰にあえいでいる農家も少なくないといわれます。もちろん、どのような場合でも自力更生が基本になります。各自の努力と研鑽によって、どのような場合でも乗り越えなくてはならないし、これまでそのようにしてきたと思います。しかし、今回の原油高は事情が異なると思います。個々の努力ではどうにもならないような気がします。このような時は、国は原油高に限ってその補償をするべきではないでしょうか。
もちろん、国がこのような財政出動に慎重なことはうなずけます。特定の分野にだけ補償をした場合、他との関連で公平さが保たれているかなどの問題が起こります。人々が原油高の影響を受けるなかでの特定分野への補償は慎重であるべきですが、この燃料費の高騰を放置しておいたら大きな損失を招くと思います。財政の補填をおこなって、そのために財政状態が悪化しても人々は納得するのではないでしょうか。短期的には、緊急避難的に思い切った漁業補償や農業補償に取り組むべきだと思います。また、それら施策は急がれると思います。そんなことを考えながら過ごしている毎日です。なお、このページは社会評論のページではありませんが、あえて、意見を申し述べました。 (2008.7.27)
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この原油高の問題に対して、7月29日、全国知事会の代表は、農林水産省を訪ねて、全国知事会で採択された原油高への対策を求める緊急決議を手渡したうえで、原油高による燃料価格の高騰で農業や運輸業などにも深刻な影響がでているとして、「漁業者への緊急の支援策には感謝しているが、畜産農家やハウス農家などにも深刻な影響が出ているとして、漁業者以外にも支援を拡大するよう求めた」というニュースが流れました。これに対し、政府の政務官は「農業の一部には、すでに支援をおこなっているが、更にしっかりと対策を講じていきたい」と述べたということです。知事会代表は、このあとに、経済産業省を訪ねて運輸業や建設業への支援を求めたということです。
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なお、7月28日、政府は、原油高による燃料価格の高騰で深刻な打撃を受けている漁業者を支援するため、省エネに取り組む漁業者を対象に燃料費の増加分の90%にあたる費用を補填する緊急の支援策をすでに取りまとめたということです。 (2008.7.30)
両国高校定時制