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思い出

私は、かなり遅れて両国高校定時制の門をたきました。無事に入学することができましたが、最初に困ったことは英語でした。中学を卒業していらい勉強から遠ざかっていました。
英文を見てもさっぱり分かりませんでした。英文法でもおなじことでした。英語は何でこのような規則に縛られるのでしょうか。心に不満が残りました。
そんななかでも英文法の参考書を読みながらある規則が見えてきました。それは英文の文型でした。主語と補語、主語と動詞と目的語など、英文に五文型があることが分かりました。その五文型の区別ができると急に英語が見えてきました。
今までとは違って見通しがきくようになりました。そうはいってもリーダーの授業は難しいと思いました。三年のときでしょうか。新しく見えたKI先生にリーダーを教わりました。三年ともなるとリーダーもかなりのレベルです。分からないところもかなりありました。印象に残っていることは、先生が教科書を持ちゆっくりと机の間をまわりながら物語や評論文を訳しました。この時間は家庭では一家が食卓を囲み団欒している時間です。家族同士で楽しいやり取りをしている時間だと思います。
定時制では灯火の下で勉強がつづきます。先生の声が静かな教室に響きました。生徒は先生の訳に耳を傾けていました。先生の訳はとても丁寧でした。私たち生徒にもすばらしい訳だと分かりました。

・・・ (2008.11.3)

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両国高校定時制

都立両国高校定時制