アルバム
都立両国高校定時制
「浅草高校はどういう学校か」
「教育目標は才知壮健だ。よい目標だと思う。これから伸びる学校だと思う」
「浅草高校に移転した生徒はがんばっているだろうか」
「先生がたのもとで、しっかり学んでいるはずだ」
「浅草高校への移転をどう思うか」
「生徒は移転した浅草高校で学んでいる。しっかり学んでほしいと思う」
「浅草高校の環境はどうか」
「すこし調べただけだが、近くを流れる隅田川は伊勢物語にちなんだ名をもつ言問橋や言問通り
がある。
この川のほとりに立つと、授業で学んだ伊勢物語を思いだす。
また、芥川龍之介の作品には「金春会(こんばるかい)の隅田川」という隅田川の名がつけら
れた随筆がある。また、「大川の水」という作品もある。大川とは隅田川のことだ。
芥川龍之介は隅田川がことのほか気に入っていたといわれる。
すこし離れたところに、上野寛永寺がある。寛永寺は徳川家康の意を受けて建立されたものだ。
江戸幕府を守護する思いが込められている。幕末に将軍慶喜が朝廷の意に従うために謹慎した
場所として知られている。
また、近くに浅草寺がある。推古天皇の時代に、隅田川で投げ網漁をしていた漁師の網に一体
の仏像がかかった。それが尊い観音像であることが分かり、礼拝供養をつづけたことが浅草寺
の始まりだといわれる。
このように、浅草高校は文学や歴史の遺産に囲まれている。学ぶ環境としては申し分がない」
(これらはすべてインターネットで調べた知識)
「これから浅草高校はどうなっていくだろうか」
「期待が高まる学校だと思う。いろいろな理由によって全日制に進めない生徒がいる。
そういうときは浅草高校で学べる。生徒を大切にしてくれる学校だと感じられる」
「両国高校はどうなる」
「中高一貫校として発展する。ただ、定時制は手の届かないところに行ってしまった」
「それをどう思うか」
「残念だが止むを得ない」
「同窓会はどうなる」
「それは分からない」 (2007.9.4)