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残念ですが都立両国高校定時制は都立台東商業高校に移転します。
都立両国高校定時制4
両国高校定時制
 先生方の教え

少年老いやすく 学なりがたし 
一寸の光陰   軽んずべからず

 定時制の生徒の多くは墨田区や江東区近隣の企業に勤務していて夕刻になると学校にあつまってきます。ほとんどの生徒は休まずに通学していたように思います。交通はJR錦糸町駅が主に利用されていました。学校の正門は以前、駅前からの幹線道路に面していたがその後の建て替えで脇の道路沿いに変わってしまいました。校舎も建て替えで以前と様子が変わっています。このページの写真は現在の建物であり以前の卒業生にはなじみが薄いと思われます。
 先生がたはとても親しみやすく感じました。生徒からは深く信頼されていたと思います。授業の内容はかなり難しいものでした。授業についていくのは大変でしたが教え方がていねいでした。そのおかげでなんとか卒業できました。
漢文の最初の授業で春暁を教わったときは新鮮に感じました。漢文が私たちの生活に根づいていることが納得できました。また、黒板のHO先生の文字が綺麗なのに驚きました。流れるような美しい文字です。
先生のすこし張りのある声が教室に響き生徒は漢文の説明に聞き入ります。教室は漢文の美しい響きで満たされてしまいます。また、先生の古文の授業では、万葉集などの和歌を縦横に黒板に書いて説明されます。主に和歌の心が説明されたと思います。まるで教室が古のみやびの世界に変わってしまうかのようでした。毎日の授業はこのような感じで流れていきました。

     孟浩然  五言絶句  春暁

     春眠不覺曉 處處聞啼鳥 夜来風雨聲 花落知多少

     春眠暁を覚えず  処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知りぬ多少ぞ
 
これは漢文の授業で最初に教わった漢詩です。春眠暁を覚えずは普段よく耳にします。HO先生から最後の行は「花落つることを知る多少なるを」と教わったような気がします。卒業以来、かなり記憶が曖昧になってしまいましたが。春の息吹を感じさせる内容が新鮮に映りました。 (2006.1.30)