次のページに

アルバム

両国高校定時制

両国高校定時制
                     

トップに戻る

「特殊相対性理論」の町では夏祭りが行われています。M先生は生徒とともに夏祭りに
参加します。町内会の要望により、交通の整理や清掃が主な役割です。学校も地域の行事には積極的に協力することになっているからです。祭りには町内の多くの人々が参加します。祭りの中心は盆踊りです。また、神輿も出て町内を練り歩きます。人々はこの祭りを心から楽しんでいるようです。M先生も生徒とともに盆踊りの列に加わり楽しいときを過ごしています。そのとき、PTA会長のZ氏と偶然に顔をあわせました。
挨拶の後にZ会長は、
「あなたは特殊相対性理論というこの町の名前に惹かれて本校に赴任したのは本当ですか」と尋ねました。
M先生は「そのとおりです」と応えました。
そこで、Z会長は「それはよいことです。しっかり勉強に励んでください」といい、
さらに尋ねます。
「ところで、ひとつ質問があります。
 なぜ、光の速さに光の速さを足したら光の速さなのですか。
 つまり、光の速さの2倍にならないのはどうしてですか」
M先生は予期しない問いに当惑しました。
Z会長はさらに続けます。
「私は、法律を勉強した人間なので理数は苦手です。数式を使わないで説明してください」
M先生は少し困りました。
「分かりました。少し調べてからお答えします。」と応えました。  (2007.7.7)

言問橋の背後の建物は墨田区役所らしい。