先週1匹のメダカが卵を産みました。またいろんな出来事に一喜一憂する季節がやってきました。今年はどんなことが起こるのでしょうか。
2004年5月1日(土) 卵を発見!
4月26日の月曜日、もう日課となっている毎朝の水槽チェックをしていると1匹のメスのお腹に卵がくっついていた。去年生まれたメスが卵を産んでくれたのだ。先々週あたりから求愛する姿を見かけていたので、そろそろかとやきもきしながらの2週間、毎日まだかまだかと水槽をのぞいてはメダカたちをびっくりさせていたのだ。
メスのお腹には3個の卵がくっついていた。今年はあまり数が増えすぎても困るので積極的に卵を保護しないことに決めていたのだけど、最初の卵だからやっぱり保護しようとネットでメスを追い掛け回してしまった。初めての経験にびっくりするメスのお腹から無事に卵を保護し、孵化用の水槽に移したのでした。
翌日には2匹のメダカが、翌々日には3匹のメダカが卵を産んでいた。でも去年生まれたメダカは、せっかくの卵を水藻にくっつけず大事そうにお腹にくっつけたまま水槽の底のえさを探し回っているだけ(下の写真)。そのうち卵がお腹から離れてしまい水槽の底に沈んでいったのでした。まだまだ親メダカになるには初心者のようです。
2004年5月5日(水) 屋外でも産卵が始まりました
とある事情で温泉巡りとゴルフができないので、しばらくはメダカに専念できそうです。連休中2回目の飼育記です。
5月2日に屋外の水槽でもメダカの卵を発見しました。室内に比べて朝方の気温が低いので産卵が遅れていたようです。ホテイアオイの根の部分にしっかりと生みつけられていたのですが、夕方にはなくなっていたのです。去年から飼っている親の緋メダカを屋外に移したので、きっと食べてしまったのでしょう。
子メダカが成長した屋外の水槽はちょっと過密気味なのですが、一体何匹の子供が親メダカに食べられることなく成長できるのでしょうか。親が子を食べてしまうのがメダカの自然の摂理とはいえ、なにかやりきれない気がします。少しでも多くの子メダカが成長できるように、子メダカの隠れ家になるホテイアオイをたくさん浮かべてみました(根の間に隠れることが出来るらしいです)。
2004年5月9日(日) 孵化しない・・・
最初の卵を発見してからそろそろ2週間経つが、卵が一向に成長している気配がない。最初の卵は無性卵だったのか白っぽくなってしまい、その後水カビ?にやられたような卵さえある(下の写真中央部の白っぽい固まり)。普通2〜3日目にはメダカの目の部分のようなものが見られるのだけど、一向にその気配がない。
おそらくは水温が十分でないから成長しないのだろうけど、それにしても心配だ。連休後半は朝方の気温も低くかったので、卵を生んでいる親メダカ水槽の水温は20℃以上なのに、孵化用の水槽は少し低くて18℃くらいしかない。なので、日中は日の当たるベランダに置いてみたりしたのだ。
今年は卵を積極的に保護しない予定だったけど、急遽方針変更してしばらくの間は一つでも多く卵を保護して様子を見てみよう。
2004年5月15日(日) 生まれた!
最初の卵を発見してから19日目、ついに今年の第1号が誕生した!まだ孵化したのは黒メダカの1匹だけ、とても心細そうに泳いでいる。でも孵化間近の卵もあるので、これから数がどんどん増えていきそうだ!
体長1cm弱の糸のような細い体を一生懸命震わせて水面近くを泳ぎ回っている。今日は天気が良いので外に出して日向ぼっこをさせてみたり、記念撮影をしてみたり、早速親バカを発揮している飼い主なのだ(写真ほぼ中央部、右上方へ向かって泳いでいる黒い糸のようなやつです)。
はっきりとはしないけど、もし去年生まれたメダカの子供だとすれば3代目だ。この時期だいたい2週間程度で孵化するらしいので、おそらく最初に発見した卵ではないのだろう。でもやっぱり嬉しいものは嬉しい!ひょんなことで飼い始めたメダカだけど、まさかこれほど嵌ってしまうとは考えてもいなかった。この先いつまで続いていくのだろう。
ところで今年もいました、卵を食べる親メダカ。生んだばかりの卵を自分で食べているメスのメダカには閉口・・・
2004年5月22日(日) もう数えられない!
メダカがわんさか生まれはじめた!月曜日に5匹、火曜日に8匹?と順調に増え始め、水曜日には10匹を超えてしまいもう数えらなくなってしまった。途中で生まれたばかりのメダカがなくなったりしたけれど、この週末には少なくとも30匹以上にはなったと思うのだ。最初1匹だったメダカも仲間が増えて喜んでいるかと思ったら、どうやらそうでもないようで皆ばらばらに泳いでいる。
今年は去年より3ヵ月ほど早いスタートなので、少し大きめの米びつ水槽にしている。水は親メダカ水槽の水をつかってみた。おそらく十分な栄養量があるに違いないと思うのだ。生まれたては3日間ほどはえさがいらないのだけど、ついつい可愛くてあげてしまう。乾燥ミジンコをパウダー状にして指先につけ、指を水の中につけると粉がぱっと水面に広がる。生まれたては食べる量もごく僅かなのでこれくらいで十分だ。まだ視力が十分でないのか、なかなかえさに気づかない。乾燥ミジンコは水に浮くので、底の方を泳いでいるメダカくんたちはその存在にさえ気づいていない。どうしたものか ( ̄^ ̄)ふーむ。。。
ところで水槽は窓際において太陽をいっぱいに浴びるようにしているのだけど、最近天気がよくない。この週末もずっと家の中にいます。早くいっぱいに光を浴びさせてあげたいと思う今日この頃です。
2004年5月29日(日) 何かがおかしい?
子メダカは連日順調に成長している。そろそろ1cmくらいになるのが出てきた。といってもまだまだシャーペンの芯ほどの頼りなさだ。今年はさほど積極的に卵を保護していないので、増加のペースは遅いが着実に孵化している(下の写真には12匹のメダカが泳いでいます)。
ところが水曜日あたりから急に室内の親メダカが卵を産まなくなってしまった。去年はこんなこと一度もなかった気がする 。心あたりといえば去年に比べてえさの量を減らしていることくらいだ。えさの量を制限しているので、水質は問題ないと思うのだけど・・・。天候不順が原因とは思えないし、なにかストレスを与えているのだろうか ( ̄^ ̄)ふーむ。。。
ところで屋外の緋メダカは卵を産んでいるいるのを見かけるけど、子メダカは見たことがない。おそらく卵のうちに食べられたり、孵化しても、かなりの数の親メダカに成長する前に食べられたりしているのだろう。屋内の収納ケースの水槽も同じで、卵を保護しないでほったらかしにしているので子メダカの姿を見ることができない。まあこれ以上数が増えても困るのでちょうど良いのだけど、ちょっと複雑な気持ち。
車がないので5kmほど離れたショップまで自転車で、新しい水草とえさを買いに出かけた。メダカのためなら苦にはならないもんだ(笑)