The Mifa official visitor`s guide to Germany
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今回の旅のお供はオペルメリーバ・ディーゼル。
ヨーロッパでは環境と省エネの観点からコストのかかる
ハイブリットよりもディーゼルの方がもてはやされている。
そのシェアーは全体の6割にも昇ります。
Dreizehn/Januar 2006
Vitied in Germany/From frankfult to bonn
 3月以来、ほとんどほったらかしにしてたもんですから、さすがにこりゃ〜イカン!っと思いながら、まぁ〜今月からワールドカップも始まるし!!っというタイムリーなこともあって、僕が1月に訪れたドイツでの模様をアップすることにしました。
 
 関空からフランクフルトまではルフトハンザ航空の直行便で12時間。ロンドンまでが13時間ですから、ちょっと早いんですよね。
 午前10時ごろに関空を離陸して、フランクフルトはアム・マイン空港に到着したのは午後4時前。ちょっとビックリしたのはイミグレーションで入国審査をする際、提示するのはパスポートのみで、たいてい機内で書かされるイミグレーションカード(入国カード)などは一切なし。テロだなんだと言われるこのご時世、なんとも寛大な入国審査なんですね。逆に心配になりました。ドイツがかつて、アメリカのイラク攻撃に反対したのが、このとき妙に納得出来ました。
 
 入国審査を一瞬で終え、ターンテーブルからスーツケースを受け取り、空港ターミナル内にあるエイビスでレンタカーのチェックインをします。いつもそうなのですが、ヨーロッパでの移動は必ずレンタカーを使います。理由は電車だと、いくら鉄道網が発達してるとはいえ、行動できる範囲や時間も限られてますし、何よりヨーロッパの道は走りやすいですからね。ちなみに今回借りたのはオペルのメリーバという排気量が1600ccのディーゼル車。もちろんオートマチックではなく、マニュアル。一週間借りて、フルインシュアランス(保険)で5万円ほどでした。


街、中央部にある大聖堂

ヨーロッパの街なら絶対に一件はあるのがコレ。
はじめは物珍しくて写真を取りまくるのですが
次第にどこでもあるのに気づき、何も思わなくなるシロモノです。
 1月のドイツはというと、これがもうホンマにメチャクチャ寒いんです。滞在中の平均気温も0℃。それに日中は日もメチャクチャ短くて、僕等がフランクフルトに飛行機が降り立った午後4時ですら、あたりは真っ暗でした。さすがにそれから地方で行くのもキツかったのですが、この時期はちょうどフランクフルト市内はメッセ(見本市)に辺り、ホテルはどこもイッパイ。しょうがなく市内から30キロほど北に行ったバッドソーデンという小さな街に宿をとることにしました。
 
 翌日、フランクフルトから北西に行ったところにある、旧首都ボンに向かいます。そう、ボンといえば現在、ワールドカップ日本代表が滞在している街ですが、ハッキリ言って何もない小さな街です。ホンマにここにかつて首都が置かれていたのか!っと懐疑的になるほど寂れた街です。まぁ〜無理やり見るべきものを挙げるとすれば、中央を流れるライン川とベートーベンの生家くらいでしょうか。

 
あと、間が悪いことに、この日は日曜だったので、食べ物屋さん以外の商店はどこも休みで、街中はほとんど人が歩いていません。ドイツでは日曜はキリスト教でいう安息の日」とされ、店が営業することを法律で禁じられているんだそうです


特にこのライン川のほとりはホンマに寒かったんですよ。
顔がイガむくらいに寒かった。

そりゃ〜こんだけ寒いところに、一ヶ月もココにおったら
さっきの国連の人(多分?)のように
口の周りが荒れて血まみれになりますなぁ〜
 クソ寒い中、同行していたうちの母親がライン川を見たい!っと言い出し、嫌々、歩いていると口周りがメチャメチャ荒れた日本人の方が
 「道分かりますか??」
っと親切に声をかけてくれます。 実際、道にちょうど迷っている所だったので、尋ねると丁寧に案内して頂けました。話によると、この方は国連の職員で一ヶ月前から、ここボンに滞在されているようです。

 ライン川に私等を送り届けて、その方はそのまま去っていくのかと思いきや、突然
「今からマクドナルドに行くんですが・・・・・」
っと、おっしゃられ、私と母親は丁寧にこのお誘いを断ります。もしかして、この人、ホンマは国連の職員じゃなくて、この辺をウロウロしているただの顔が荒れたヒマな人なのかも知れません・・・・イヒヒ!


 エセ国連の職員の方を振り切り、次はベートーベンの家を目指してテクテク歩きます。さっきの人に再び出くわさないように・・・・・。
ベートーベンの家はすぐに見つかり入って見ると、ピアノやらバイオリンやら彼の直筆の楽譜などが多数展示され、最上階にはベートーベンが生まれた部屋もあるのですが、ベートーベンといえば「ジャジャジャジャ〜ン!」:運命と「喜びの歌」しか知らない私は、とりあえず静かな館内では間が持たないため、「ジャジャジャジャ〜ン」っと歌いのが精一杯でした。

これがベートベンの家の玄関。気をつけないと
通り過ぎてしまうくらい、地味な家です。

彼が使っていたピアノ。実は館内は撮影禁止で
これを撮っていたら見つかって怒られました。

我々、日本人には珍しい、でもヨーロッパの人らにとっては
ポピュラーなパイプ専門店

多分、ボン大学。特に理由はないのですが
なんとなく絵になったので撮ってみました。
 さっきも書きましたが、この日は日曜日でしたので商店は開いていないかわりに、教会ではミサが行われていました。僕は興味本位で大聖堂に潜り込み、あろうことか最前列の椅子に座り、神父さんの説法??を聞いていたのですが、大体、何を言ってるか分かりませんし、このままココにいるとしばらく出れなくなるような不安にかられたので、静かに立ち上がって中腰でそそくさと出てきました。いわゆるミサの冷やかしをしたわけです。
 ちなみに現地の方はいわく、最近はミサに出る人も年々減っているようです。やはり信仰心が薄らいでいるということでしょうか。そう考えれば、老若女男を問わず、信仰心のあついタイの人は関心ですね。


車線はもちろん日本とは逆の右側通行。
 ボンにも飽きて、近郊のニュルブルクリンクで仕事を済まし、僕らはアウトバーンを一気に南下、フランクフルトを通り過ぎてハイデルベルグを目指します。
 
 アウトバーンといえば、「速度無制限」で有名ですが、実際はほとんどが130キロ制限があります。とはいえ、実際は走行車線で160キロ、追い越し車線ではときには200キロ以上のスピードで走っていて、僕もふいに追い抜き車線に出ると、後ろからとんでもないスピードでカッ飛んできたBMWに思いっきりパッシングされました。もっとも、このとき僕は140キロで走行していたのですが、この速度で追い越し車線を走ると、これはやっぱり逆に危ないんですよね。
 
 あと、アウトバーンで怖いのは、一般道路から入るときに序走するための道路の距離が異様に短いことです。酷い所なんか100メートルくらいしかない。だから入り際に一旦停止して、ミラーで背後から車が来ないことを確認して、フルスロットルでスタートします。

画像ではそうでもないですが、普通に注問すると
ビックリするくらい、山盛りに盛られます。
 フランクフルトに近づいた頃、時計は12時を指していました。お腹もかなり空いていたのとガソリンもエンプティに近かったので、サービスエリアに入ることに。

 まずは、あまりにお腹が空いていたので、サービスエリア内にあるフードコートのガラスケースに入った、食べ物を選びます。雰囲気的には日本の大衆食堂に似た感じがあります。僕はオーソドックスなドイツ料理、ローストポークとマッシュポテト、そしてソーセージと並ぶドイツの名物料理:ザワークラフトをプレートに盛ってもらいます。それにエナジードリンクのレッドブルを一本つけて合計で5,5ユーロ。

 まずはローストポークにタップリのマスタードをつけて食べるとマジでかなり美味い!!さらにローストポークでコテコテになった口の中に独特な酸味のあるザワークラフトを放り込めばさっぱりとし、プレートに山盛りに盛られたマッシュポテトを完食すると、これから運転する!!っという意欲は完全に消失させられます。もう満腹で眠くてしょうがない。それくらいボリューム満点なんですよね。
ちなみにザワークラフト。直訳すると「酢キャベツ」なんですが、日本でよく食べられるザワークラフトのような酸っぱさは、ほとんどありませんし、なんていうか、まろやかなコクのある中に酸っぱさが少しあるみたいな・・・・それもそのはず、なんと酢は一切使っていないそうです。実はザワークラフトの作り方をハイデルベルグにある、とあるレストランのスタッフの方に聞いてみました。

 作り方としてはまず、生のキャベツを刻んでベーコンと一緒に弱火で焦がさずに長時間炒めます。このときに使うのはベーコンの油だけです。このベーコンの油があのまろやかなコクになるんです。全体的にしんなりするまで炒めるわけです。キツネ色になった所で火を止め、キャベツをパレットにあけて荒熱をとります。冷めたところで、密閉出来る容器に移し替えて、しばらく冷暗所に置いて発酵させるわけです。そう発酵させることであの心地よい酸味を出しているんですね。そしてほどよく熟して発酵したら、頂くわけです。


皆さんも是非、機会があれば本場ドイツのザワークラフトをお試しあれ!


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