The Mifa official visitor`s guide to Germany 
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「シュトゥットガルト中央駅で、ココからはパリやウイーンに行く国際列車も運行されています。↓駅のターミナルには肌色?のメルセデスベンツのEクラスのタクシーがうごめいています。 Dreizehn/Januar 2006
Vitied in Germany/In stuttgart
  さてさて、ハイデルベルグにもいい加減飽きてきたので、今回の最終目的である「シュトゥットガルト」に向かう。「シュトゥットガルト」といえばミュンヘンに次ぐ南ドイツ第二の都市で、何より世界有数の工業都市であり、かのメルセデスベンツとポルシェの発祥の地としても有名。それを象徴するかのように、市内中心部にあるシュトゥットガルト駅の駅舎(上の画像)の上にはメルセデスベンツのシンボルマーク「スリーポインテッドスター」が掲げられています。
  
 実は僕等はハイデルベルグを朝10時に出て、アウトバーンを走り、この街にはお昼前くらいに着いたのですが、まずはじめに見学しようと予定していたポルシェ本社に隣接する「ポルシェ博物館」が全然、見つからないんです。とりあえず中央駅を目指そう!というワケで地図を見ながら駅も探しますが、それすら全然、見つからないのです。実はこの街、地図上ではそうでもないのですが、実際はとてつもなく道路が複雑で大きな町にありがちな「碁盤の目」道路が配置されていないんです。

ドイツのタクシーといえば自国が誇るメルセデスベンツ。
ほとんどがこの変な肌色です。
ちなみにそのほとんどがディーゼルのマニュアル車なのが
日本人的なかなりレアな存在

この時期からドイツはワールドカップ一色!
は言い過ぎにしても二色くらいの盛り上がりはありました。
こちらは市庁舎前にあるサッカーボールのモニュメント。
中に入れるそうです。
 同じところを「バター」になるまでグルグル回り、道を歩く人に尋ねますが、イマイチ分かりまへん。いい加減ムカついて来たときに、何気に道をそれて見ると、そこには木材団地を思わせるような無骨な工業団地が目の前に現れます。そして次におびただしい数のポルシェが目の前の駐車場に並んでいます。そうです、ココはポルシェ本社工場のストック場だったんです。早速のそこの入り口のガードマンのおっちゃんに尋ねると、ポルシェ博物館はすぐ隣でした。僕もウチの母親もその時はかなり不機嫌だったのですが、とりあえず駐車場に車を置き、ポルシェ博物館に入りました。
 もっとも規模的にはさほど大きくないのですが、まぁ〜入場料もなんと無料!っということもあり、それなりに楽しむことが出来たのですが、観覧も終え外に出ると母親がとうとうキレ出しました。
 「高いお金出して、車ばっかり見せられてアホみたいやぁ〜!」
まぁ〜確かにそうだったのですが、母親は自分で何処に行きたい!っとか意思表示をしないので、とりあえず勝手に僕が行く場所を決めていたのですが、これがどうやらマズかったようです。

 とはいえ、母親がいくらゴネようとも、次に行く場所はメルセデスベンツ博物館に決っていたので、とりえず次はそこを目指します。地図上によればメルセデス博物館は市内中心部に近いところにあるので、いずれにしてもその付近に行く必要があったワケです。ところがやっぱりこの街、道順がさっぱり分からん!!4時間近く迷い、辺りも暗くなり始めた頃、ようやく今月ワールドカップの試合が行われるダイムラークライスラースタジアムが現れました。実はその隣にダイムラークライスラーベンツの本社があるのです。

 いや〜さすがに世界のベンツ本社。建物もめちゃくちゃ立派で、エントランスからは会社内を巡回するバスが出ており、それに乗って博物館に向かいます。もちろんタダ!。時計は4時をまわっており、博物館の開館時間が5時までと、かなり時間的にはタイトだったのですがとりあえずバスに飛び乗ります。そして5分も走らないうちに巨大な博物館が現れ、エントランスでインフォメーションラジオを受け取り、ダイヤルを5番の日本語版に合わせます。ココは世界最古でかつ世界一の規模を誇る自動車博物館で、数ヶ国語が表示されたインフォメーションや、何より完璧に設備されたバリアフリーには脱帽でした。
 展示されてある車もカールベンツさんが作った世界初の自動車を始め、ヒトラーが昭和天皇に送った御料車や世界で初めてフランスで行われた自動車レースに参戦した際に優勝した自動車など、歴史的に非常に価値の高い自動車ばかりが展示されていました。コレほどまでに濃い内容とスタッフの方の親切さに、さっきまで超不機嫌だった母親も機嫌を取り直し、終始ご満悦の様子でした。
 ↑上段左側:ポルシェ博物館内部。伝統の水平対抗エンジンの原寸大モデルやF1マシン、名車ポルシェ904、959などポルシェマニアにもたまらんモデルばかりが展示されています。またココでしか買えないグッズも見逃せません!!開館時間は9:00〜16:00まで(10〜12月、土日祝日は17:00まで)。入場料は無料。ノイヴィルトハウス駅から徒歩5分ほどなので、車より電車の方が行きやすいかも知れません。 
 ↑上段右側:1980年代にルマン24時間レ−スにおいて連覇を成し遂げ、無敵を誇ったポルシェ956。ポルシェの歴史の中で名車中の名車とされています。
 ←ダイムラークライスラーメルセデスベンツの本社エントランス。ココの前から敷地内を巡回するシャトルバスが出ています。 ↓下段左側:メルセデスベンツ博物館の内部。このブースにはカールベンツさんが自動車と名のつく始めて作ったアルコールで走るモデルが展示されています。
 ↓下段右側:1934年型のメルセデスフォーミュラーレーシングW25。いわゆるF1マシンの元祖にあたるモデルです。場所はゴッドリーダイムラースタディオン駅から徒歩10分でシャトルバス乗り場に着きます。


市内中心部にある、露天の花屋さん!
やっぱりヨーロッパの町並みとこういう露天の花屋さんや
八百屋さんや果物屋さんは
ホンマに絵になりますね!!
  このあと、宿を探すために中央駅にあるトラベルインフォメーションで空いているホテルを紹介してもらいますが、この時期はメッセのため、都市部でホテルと名のつくところはいずれも満室。やっと思い出探し出してもらったのが、なんと郊外の小さなB&B。とりあえずその場で紹介料とホテル代をカードで支払い、ホテルに向かい、チェックインをしようとしたら、そこのホテルスタッフ(というかお家のご主人)は、僕らのことはトラベルインフォィメーションからは聞いていないというではありませんか!!(っていうか、彼は英語が全く話せなかったので、当然ながら、コミニケーションをとる、いわゆる、紹介されていない!っという事実を僕が理解するまで凄く時間がかかったんです。最終的には絵を描いてもらって分かりました。)もちろん、泊まるのであれば、今、この場で代金を支払えと催促されますが、そんなんありえん!っというワケで再度、トラベルインフォメーションに向かいます。ところがインフォメーションは8時までで、その時、時計は7時45分を指しています。狭い街中をアクセルべた踏みし、モナコGPさながらに市街地コースを攻めまくり、閉店3分前に滑り込みセーフ。事情を話し返金を求めると、そのスタッフが確認をするといい、ホテルに電話をかけしますが、何や意思の疎通が出来ていない様子。駄目だこりゃ〜!!。他のホテルを紹介するといい、検索しますがやはり出てきません。
 諦めて外に出て車に乗り、ハイデルベルグに戻ることも思案しますが、さすがに今から戻れば12時くらいになってします。そんな時、車のウインドごしに駅を覗けば、駅となりに「City Hotel」の文字が!駄目もとで空室を聞いて見ると、なんと普通に空いているではありませんか。即答で返事をし、秒速でチェックイン!
 アホみたいに市内を駆けずり回り、ホテルを探したのが骨折損のくたびれもうけだったわけです。目の前のホテルを紹介出来ないトラベルインフォメーションなんて、模写でしか絵を書けない和田さんと一緒ですぜぇ〜!!まったく。
↑上段:近郊にあるルートヴィヒスブルク宮殿と手前の毛皮着て、のらりくらりと歩くオバハンがウチの母親。

←バロック調の建築様式はドイツのベルサイユ宮殿と称されるほど素晴らしいものだそうだが、僕にはイマイチ分からないないぁ〜!!何かの彫刻らしいけどさっぱり興味がないのモノで・・・・・。

↓何とか言う有名な天井画らしいです。ここには他にも、それはもう値打ちモノの絵画や美術モノが多くあるらしいが、結局、興味がないのでさっぱりその良さも分からないワケです。ちなみに同じことをルーブル美術館や大英美術館に行った時も同じことを思いました。だから今話題のダビンチコードを見てもさっぱり分からないんですよ。多分、僕の文化レベルが低いんでしょうなぁ〜。気の利いたことが言えなくてスミマセン!!!トホホ


アウトバーンを巡航中の私のスッピン!!
  翌朝、話が前後するが「シュトゥットガルト」市内を歩いて徘徊し、他に特に見るべきモノはない!っというのを確認して、ウチの母親が行きたがっていた近郊にあるルートヴィヒスブルク宮殿を見学。

  続いて、アウトバーンを北上し、ハイデルベルグに程近いホッケンハイムに向かいます。このホッケンハイムにあるホッケンハイムサーキットは元々、メルセデスベンツのテストコースで現在はF1ドイツグランプリを始めとする様々ビックイベントが行われているサーキットです。ところがこの日はトヨタチームヨーロッパ(TTE)が何やら極秘のテストをしていたらしく、中に入ろうとしたらオッちゃんに追いかけられ、挙句の果てには外に放り出されてしまいました。しゃ〜なしに、サーキットに隣接するミュージアムショップで買い物をしようと思ったら「ガ〜ン」、ココも二日前間から閉まってるジャン!!結局、何の収穫もなくホッケンハイムを後にすることに・・・・。せめてホッケンハイムのサーキットステッカーだけでも欲しかったでぇ〜・・・・

ホッケンハイム近くの田舎道。B級道路とはいえど
この時点で120キロくらいのスピードで巡航していた。

でもアウトバーンよりもこっちの方が味があって好きですが。

ドイツの保育園。やはり外観は日本とそう変わりませんなぁ〜。
母親いわく、社会主義の国の保育はカリキュラムが
しっかりしているそうです。ドイツも元社会主義ですからね。
  悶々としながら、車でホッケンハイムの街を車でグルグル回っていると(早い話、若干、道に迷ったんです)、保育園を見つけました。実は言うと(言わなくとも)ウチの母親はいわゆる保育士ってヤツでそれはもう興味津々で、僕に「車を止めろ!」っと命じます。僕は車を保育園の真ん前に止め、僕は車の中に残っていたのですが、母親は保育園の周りを舐めるように散策し続け、時折、園内の中庭にも入っている様子。コレって非常に怪しいですよね。こんなところ、不審ががられて、中の先生に警察を呼ばれても文句は言えません。日本では子どもを狙った犯罪が多いようですがドイツなどうなんでしょう。とりあえず一緒に捕まるのは嫌だったので、車を数メートル移動させ、僕はさも他人のようなフリをして母親を待ちます。「薄情者だぁ〜」などと、この時の僕の行動には賛否両論があるかも知れませんが、その通り、僕は薄情者です!!。それに大体、ホンマにあの時のうちの母親の姿は、傍目から見れば挙動が超不審でかなり怪しかった。例え薄情者でなくとも、あの姿を見れば、僕と同じ行動をとったと思います。

  とりあえず警察に捕まることなく、車に戻ってきた母親を乗せて、一路アウトバーンを更に北上します。そう、今回の最終滞在地フランクフルトを目指すためです。何だかんだ言って、ドイツ一週間の滞在も明日が最終日。ってなわけで次回がいよいよ最終回。とりあえずは次回も乞うご期待!ということで!


次は最終目的地フランクフルトでのお話です

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