M-8 GREYHOUND(その2)


その1  前回のトップ画像、同軸MG銃身を装着したところ。

37mm砲身は真鍮パイプの組合せ。砲口先端部のパイプには肉厚パイプを使用。ペーパーがけでテーパー再現を試みたがあまり効果なかったようです(笑)。
反対側の照準口の雨どいは真鍮パイプを縦割りしたものを接着。
防盾上部にナンバー刻印モールドを(あくまでそれらしく)パテで付けてみました。
その5  砲塔上面開放部をマスキング後、対空機銃リングマウントを取り付け。

これは付けてない車両も多く、また支持架の位置、形状も部隊によってまちまちなので、現地改修かもしれません。
キットのデカール「C-30」の車両が作りたいので、この部隊のタイプにします。

リングマウント本体はキットのものを使いましたが、支持架は棒状のキットパーツに換えて、エバーグリーンの2.0mmH断面プラ棒の片側を削り、コの字型にして使用。(支持架取り付け位置も異なります)

 また砲塔周りに毛布やバックをエポパテで自作。(やっぱり米軍車両はこれがないとね。)
バックは後で複製を考えて一個だけ。 下に見えるのは爪楊枝(大まかなしわつけ用)と両刃ナイフ(シャープなモールド用)。
その2  車体底面はこんな感じです。

キットはエッチングも含む細かなパーツで構成されていて結構力が入っています。
車体切り離しの為に失われたシャフトをプラ棒で追加してあります。
この後、塗り残し防止の為、タイヤ装着前につや消しブラックで下地塗装を済ませておきます。
その3  タイヤの装着。

タイヤの取り付け穴を大きめに開け直し、「アソビ」を作った上で、御覧のようなガイドの上で調整しながらエポキシ系接着剤で取り付けました。
その4  完全に固定できたら、タイヤの接地を完全にする為と、タイヤのつぶれ部分を再現する為に、軽くヤスリがけします。

両手でゆっくり、力を入れずに滑らせるようにします。(写真はカメラを持っているため片手しか写っていませんが)
その6 前部フェンダーはエッチングパーツを折り曲げて作るようになっていますが、
 ・下端部のおり返し部分が再現されていない。
 ・少し小さめである。
 ・取り付け部の強度不足
等の理由からプラ板で作り直ししました。
一見簡単な工作のように見えますが、
 ・本体形状が微妙な角度のついた多面体である上に、取りつけ部も傾斜している。
 ・左右対称で作らなければならない。
ということで結局3度も作り直す羽目になり、今回最も難航した作業となりました(涙)。
その7 後部フェンダーも折り曲げエッチングパーツとして入っていますが、車体の切り詰めの為に長さが合いません。
またそのまま取りつけると、ヒンジの付いたラインから車体より一段盛り上がった形になってしまいます。(実車ではツライチ)
 写真のようにエッチングパーツを折り曲げ線を境に一旦切り離してしまいます。
ヒンジのついた上面は、ツライチ再現と接着面強度を考慮してプラ板で作り直しました。
そこに側面と補強リブのついた下面を大きさを調整しながら接着。
ヒンジ部分のみエッチングから切り抜いて使用。
その8  フェンダーはこんな感じです。
実車ではフェンダー未装着のものも多いので、オミットしたほうが楽でしょう。

その他手すり・フック・工具類を真鍮線やプラストラクト等で自作。
フェンダーの間の地雷ラック?もエッチングパーツは長過ぎるので自作。
ライトガードはキットのエッチング使用。米軍のは微妙にカーブした面倒な形状なのでこれだけはエッチングがあると有難いですな。
アンテナは0.2真鍮線、縛ってある線はオネエチャンの髪の毛(謎)。

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