都農〜日向


第4日目、10月8日(金)


5時に起きる。テントがぬれて浸水している。雨も降っているので、身支度や撤収に手間取る。6時前に出発。

迷うことなく、すぐに一般の道路に出ることができた。左に曲がり海に沿ってしばらく走る。

地元の人に聞きながら、10分ほどで10号に出る。海岸から離れているので、海が一つも見えない。

小さなホームセンターの前で雨宿り。まだ開店前。朝食はおにぎりと梨。梨が残り一つとなって荷物が軽くなった。

少し走って、トラックステーションで洗面。ドライバーのためにこんな施設もあるのだ。中で仮眠もとれる休憩室もある。

とんだドジをしてしまった。雨も降り風もあるが、いい景色なのでタイマーで、写真を撮ることにした。

ガードレールにデジカメをセットしたが、風に吹かれてぽとんと、コンクリートに落ちてしまった。

ああ、一巻の終わり。レンズの部分が伸びたまま、元に戻らない。力を入れて歪んだのを直し、押し込んでみた。

パワーボタンを押すと、少しがたができたが、なんとか作動する。とりあえずよかった。

知らぬ間に有料道路に迷い込む。ガソリンスタンドで道を聞き、一般道路に戻る。まったく自転車泣かせだ。雨はやんできた。

ラジオで良いことを言っている。無い物ねだりでなく、あるものねだりだ。がんばらないけど、あきらめない。

宮崎市内、再び雨が降りだす。きれいな街中を通る。中央にフェニックスが植えられ、いかにも南国の風情がある。

市内を抜けると大淀川。名前どおり大きな川。

10号から外れ、ここからは220号。横風で雨がひどい。まるで高速道路のように高いところを、カーブしながら道が続いている。

中央に例の蹉跌の木が並んでいる。野球場、続いて青島、子どもの国、観覧車も見えるが、さびれて廃業しているようにも見える。

コンビニでおにぎりとお茶。バス停で昼食。

ちょうどホテルの前で、横断幕や大きな旗に、「歓迎読売巨人軍」とある。ここがキャンプ地なのだろう。

峠の上り。雨で残念だが、海岸線が美しい。雨なのに日焼けしている。こけたときの擦り傷が痛い。

16時、もうすぐ日南市。周囲はお店とか民家もあるが、道路そばに小さな砂利道ができている。

入って行くと、蜘蛛の巣がかかっている、小さなほこらに突きあたる。その前に少し草が生えている。

テントを張ろうとして荷物を見ると、何と間抜けなことか、シートがない!どこかで落としてしまったらしい。それも二枚とも。

気づいてもいいはずだが、走るのに夢中で、余裕がなかったのだ。

まだ雨が降っているし、地面も水がたまっている。仕方がない、薄いマットだけが頼りだ。さいわい、ほとんど雨もやんできた。

今晩も食べ物が買えなかった。朝のパンが半分残っている。みかんと梨で食いつなぐ。

町のアナウンスで台風の注意を呼びかけている。ラジオでは非常に強い台風と、何度もいっている。

雨は降ったりやんだりだが、時おり強い風が吹く。夜中に外に出ると星が見えていた。走行距離89q。