第5日目、10月9日(土)くもり
ここにきてまたもや、道路の段差でみごとな転倒。宙に飛んで一回転。さいわい擦り傷だけですんだ。
ズボンのひざが破れて、かなりの衝撃。少し首の辺が変だ。むち打ちかも。ちょうど水たまりでズボンがずぶ濡れ。
でも助かった。頭でも打っておれば、命はなかった。
何もなかったように、また走りだす。すねの傷がズボンにすれて痛い。
前の日には、転びそうになって踏ん張ったとき、右足のかがとを切っている。つま先だけで、ペタルを踏んでいた矢先だった。
対向車線からサイクリングの男性が手を挙げ、声をかけてくれる。こちらは余裕がなく、笑顔で頭を下げるだけ。
信号近くを走っているとき、おばさんが、荷物が落ちそうだと教えてくれた。とてもうれしい。
ホームセンターがあったので、ブルーシートを買う。
安かったので2枚買ったが、どうも大きすぎ。でもこれで雨が降っても安心できる。
にぎりと朝のすしの残りの昼食。ユースホステルに電話。留守電で四時以降にしてくれとの、すげない声。
ちょうどよかった。通りがかりの人に聞いたら、指宿に渡るフェリーは出ていないという。残念だが、これで一日早く家に帰れる。
16時、かなりの疲れで動けない。道路わきに、少し背の高い草が茂っている。後ろに回れば、なんとか道路からは隠れる。
シートを敷きしばらく横になる。座っているのもつらい。
きょうは距離があったが、根占町のユースに泊まるつもりでがんばった。結局、距離も伸びず、ユースまではとても、走れなかっただろう。
テントは湿っていたので少し臭うが、テントの中で食事。久しぶりに幕の内弁当、とてもごちそうに思える。
まるでセミのように、金属的な音色の虫の声がやかましい。空気がよどんだ感じだが、今晩も星がきれい。走った距離78q。