西彼〜前原


第10日目、10月14日(木)寒い。


6時出発。この道はオランダ街道の標識がある。道は広くないし、車は相変わらず多い。

クマに襲われそうになったと、家にテレ。

ハウステンポスが近くのようだ。歩きながら、パンとみかんを食べる。バス停でも休憩。

35から左202へ。道は右に曲がる。きれいな川が流れている。有田川だ。

ずっと向かい風だが、休まずに走り続ける。

昨晩の事件で、疲れやつらさよりも、少しでも早く、家に帰り着きたい気持ちだ。足もあまり文句を言わない。

道を聞くついでに、このあたりにクマが出るのかと、聞いてみた。クマは知らないが、イノシシだったらという。

威嚇するような恐ろしいうなり声、野獣の息づかい、とてもあれがイノシシだったとは思えない。

途中で買ったノリ弁を、道ばたの木陰で昼食。

唐津市に入る。松浦川。道幅も広く走りやすくなる。

知らぬ間に、有料道路に入っている。自転車も走れるのはありがたい。料金は30円。

ただ白線はあるが、自動車といっしょに走しらせるのは無責任。荷物をくくり直す。

有料道路を出ても、同じような快適な道が続く。トンネルは相変わらず恐怖。

前原市。16時、歩道橋があり、そこに出る小さな道がついている。きょうはここに泊まることにしよう。

クマに遭遇してからテントも気後れするが、仕方がない。もうあと少しだ。

気が急ぐこともあって、きょうは、回りの景色をあまり見る余裕がなかった。

道らしきところを少し下の方をのぞいて見たら、電線が張られている。

畑に動物の侵入を防ぐためだろうか。野生もこわいが、電気にも近寄れない。

歩道橋のたもとの草むらにシートを敷く。昼に農作業で、人が通るぐらいだろう。

草陰からまた何か出てこないか、まあ大丈夫だろうが、気持ちよいものではない。

下着は半袖では寒い。走った距離、86q。