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目次 [ 更新履歴 : 用語集 ]

第13部 The Towers of Midnight

プロローグ

  • Lanは、Saldaeaを進み、Bulenに出会う。
  • Perrinは、Wolf Dreamで、Hopperと会話をする。
  • Randが、Graendalの拠点をBalescreamで消滅させるが、Graendalは逃れる。
  • Galadは、Asunawaの待ち伏せにあい、投降する。
  • KandorにTrollocsの大群が押し寄せる。

第1章 最初のリンゴ

  • Andorの果樹園にRandが現れ、枯れたリンゴの木に実をつける。

第2章 リーダーシップの質問

  • PerrinはAndorへ移動しているが、病気が蔓延し、工程は大幅に遅延していた。
  • Asunawaの部下が裏切り、Galadを救出する。

第3章 アミルリンの怒り

  • RandがWhite Towerに現れ、Shayol Ghulの封印を解くと伝える。
  • RandはEgweneにAes Sedaiの協力を要請する。

第4章 模様の唸り

  • Perrinは荒廃地帯を見つけ、Wise Onesに排除を依頼する。
  • PerrinはWolf Dreamで狩りをし、人間性を失いそうな自分に苦悩する。
  • GaladはLord CaptainたちにTar Valonとの同盟の必要性を説明する。
  • Galadは近くにPerrinがいることを知る。

第5章 執筆

  • GawynはWhite Towerで起きたSisterの殺害を調査する。
  • GawynはEgweneに会い、Aes SedaiにWarderを持たせるよう勧める。
  • EgweneはGawynにWhite TowerにMesaanaがいることを知らせる。
  • GraendalのもとにMoridinが現れ、Perrinの殺害を命じる。

第6章 疑問意識

  • Perrinの陣営で会議が行われた。
  • Perrinは自分がLoadでは無いと言い、Wolfheadの旗を焼却する。
  • Edarraが、Asha'manとWise OnesでCircleを作ればGatewayを強化できると提案する。
  • 偵察をしていたSulinが、Whitecloaksが居ることを報告する。

第7章 羽根よりも軽い

  • Borderlandsを東へ進むLanに3人が加わる。
  • GaradはByarからPerrinについて聞き、Perrinとの交渉を望む。
  • PerrinはGillがWhitecloaksに捕らえられていることを知る。

第8章 居酒屋にて

  • MatはCaemlynの居酒屋で、Gholamの噂を聞く。
  • TeslynがMatを訪ね、Tar Varonへ行くことを告げ、Seanchanから解放してくれたことに礼を言う。
  • Matはキャンプに戻り、自分のテントで血の匂いを感じ、危険を察知する。

第9章 血の気配

  • MatがGholamに襲撃される。
  • MatはTuonの身を案じ、Gholamを倒す決意をする。

第10章 汚れが除かれた後

  • NealdがWise OnesとのCirclesに成功する。
  • GradyはSaidinの汚れが無くなったことで、生を渇望する。
  • Galadがキャンプを訪れてPerrinと会見し、対決の気運が高まる。

第11章 予想外の手紙

ElayneはEllorienによる提案文書に憤り、床に紙の束を投げ、貴族たちは提案に署名すると思っていないと言う。
Dyelinは、そうは思わないと言う。
Elayneは、Dyelinの端正な顔立ち、スリムな体と自分を比較して、不公平を感じている。
Birgitteは、Bondを通じてElayneの感情を知り、笑う。
提案の内容は、Elayneに敗れた貴族たちは、政治的に拘束され、賠償金を請求されているが、資産が無くて払えない。この状況を続けるよりは、赦しをあたえて解放すべきだ。それがAndorのためにもなるというもの。
Dyelinは、今後、Elayneの立場が強くなれば、政治的な捕虜の価値がなくなる。価値のあるうちに利用しなければならないと言う。
しかし、Elayneは、提案に応じることは、Ellorienの評判をあげてしまうと考えている。
Dyelinは、Windfindersが約束した土地について問い合わせていると言った。
Elayneは、彼らには権利があるが、許可することはできない。土地は権力につながる。最後の戦いが近づいている。重要な問題に向けて貴族たちを動かす必要があると言う。
Dyelinは、何か手段があるかと尋ねる。
Elayneは、Cairhienを奪うことだと言う。
Birgitteは、無謀だ、Andorの支配も安定していないと言う。
Elayneは、Randが私に「Sun Throne」の権利があると言っていることを、皆が知っている。Randに逆らったColavaereは破滅した。誰もRandの命令を拒否できないと言う。

そこへ扉がノックされた。Birgitteが扉を開けて、Norryを入れた。
Norryは、いくつかの問題が生じていると言う。
Norryは、Duharaに関する報告をする。Elaida一派のDuharaは、Ellorienに接触して、Andorを掌握しようとしている。
Caemlynで起こった紛争を聞き、傭兵が集まってきている。
紛争はすぐに収まり傭兵は落胆しているが、ElayneはTarmon Gai'donに向けて5万人以上の兵士を確保したい。集まった傭兵を留めておきたいが、支払う貨幣がない。
Norryは、知人だと言っている傭兵の隊長の1人からの手紙を渡す。
Elayneは、傭兵に知り合いはいなかったが、手紙の最後に書かれた名前をみて驚く。手紙の差出人はMatで面会を求めている。
MatがAndorに居る。Thomが生きている。どのようにEbou Darを脱出し、Seanchanから逃れたのか。
Elayneの動揺と涙を見たBirgitteは心配して声をかける。
Elayneは大丈夫だと答え、手紙をBirgitteに渡す。読んだBirgitteは笑顔になった。
手紙を持ってきたNorryに感謝する。
Norryは、ぶしつけな内容の手紙を見せることを躊躇していたので、Elayneが傭兵が知人であることに驚く。
Elayneは、彼らは傭兵ではない、どのような結びつきの組織か理解していないが、最近雇った傭兵より10倍の価値があると言う。
Elayneは、Master Cauthonと会合をする。Thomを連れてくることを伝えるよう、Norryに言った。

Dyelinは、Matが何者か尋ねる。
Birgitteは、Rand al'Thorと同郷の2人のta'verenの1人だと答える。
Elayneは、Matと彼のBandは戦術を心得ている。Bandには多くのCairhieninがいる。Bandを派兵できれば、Cairhienの奪取は容易になるだろうと言う。
Dyelinは、本当にSun Throneを取るのかと尋ねる。
Elayneは、世界は団結を必要としている。RandはIllianとTearを治め、Aielと絆がある。私がCairhienとAndorを治めて、共に歩むと言う。
Dyelinはうなずいた。
Cairhienを攻略するにはTravelingが必要だ、SumekoとAliseを呼び、会議をすると言った。

第12章 空のインクボトル

Minは、Tear of Stoneの窓辺に座っている。午後の風が爽やかで暖かい。
Nynaeveは、Dragon Rebornが3日間いなくなっていると語りかける。
Minは、Randがどこにいるか知っている。彼は1人でいる必要があると言う。
Randは北にいた。おそらくAndorかBorderlands。
2人がal'Thorの行動について会話をしていると、出入口を守る2人のMaiden(SurialとLerian)が誰かの接近を感知する。
Sarene Nemdahlがやってきて、Cadsuane Sedaiが呼んでいると伝えた。
Alannaが消えたというSareneの言葉に反応し、Nynaeveは急いで部屋を出た。

Alannaの部屋には、Cadsuane、Corele、Rafela、Beraが居る。
Coreleは、何も感じなかった。Alannaがどうやって出ていったかわからない、飛ぶ以外に方法は無いだろうと言う。
Cadsuaneは、Coreleを愚かと思う。Alannaは意図的に去った、服は無く、机には空のインクが残っているだけ。
Beraは、何も聞いていない、日常的な会話しかしていないと言う。
Nynaeveが到着し、Cadsuaneは部屋に残されていた封書を示す。
Nynaeveは、封書について知らないと言う。
AlannaはRandとBondしていて、居場所を感知することが出来る。もし、Dark Oneの代理人が連れ去ったならば、Randは隠れることが出来なくなる。
昨夜、Alannaは、al'Thorが同じ場所にいると言った。 おそらく、Andor。3日の間、何をしていたのか。
「彼はここにいる」とMinは静かに言った。

第13章 鍛えられたもの

MinはStoneの東側にある中庭を横切って駆け出す。
Aielの囲みの中にRandを見つける。
Randと視線があったが、彼の灰色の目は深く、若さが感じられない。別人かと感じるほどだったが、微笑みは彼のものだった。
Randに抱きついたMinは、3日間の不在を責める。
Minは、Alannaが消えたことを警告するが、Randは問題ないと返答する。
Rhuarcが、単独行動をしたRandを責める。
Randは、今後はしないと約束する。
RandはMinの体に腕をまわしたまま、周囲を確認し、King Darlinへ近づく。
Darlinは剣の柄に手をかけて敬意をあらわし、ようやく行動を開始するのかと尋ねる。
Randはすべきことがたくさんあると言い、Narishma、Flinnにうなずき、Aes Sedaiのもとへ歩き出す。
NynaeveがRandへ呼びかける。RandはCadsuaneを処刑しないと言う。
Randは、Far MaddingにいるBorderlanderの軍隊を訪問する。数日後に行くことを伝えるよう、Narishmaへ命令する。
Randは、軍を集結させるよう、Darlinへ命令する。移動のために大きなGatewaysが必要だと、Flinnへ言う。
RandはBashereを探すが、街へ行っていると言われる。Bashereを連れてArad Domaへ行く必要があると言う。
Randは「あなたが必要だ」とMinに言う。そして、Boreを封印するための何かが私に欠けている。これを見つけて欲しいと言う。
Cadsuaneが到着すると、Randはあなたの追放を取り消す、行方不明のMattin Stepaneosを見つけて欲しいと言う。

High Lords and Ladiesが集まった。
Randは彼らを整列させると、WeiramonとAnaiyellaに向かって、あなたの派閥に隠れていることは出来ないと伝えるように言った。
2人は退出する。

そこへ、Tamがやってきた。
Randは階段の上にいるTamへ近づき、手前で止まる。
MinはRandの嫌悪感、恥、恐怖を感じた。
Randは最後の数歩を上り、父へ抱きついた。そして泣き出す。
Randは父へ謝罪する。「ごめんなさい。」
Tamは大丈夫だと返答する。
落ち着いたRandは、Minを振り返り、紹介する。「Min Farshawです。私にとってとても特別な存在です。」

第14章 誓い

EgweneはTel'aran'rhiodに入り、The Heart of the Stone of Tearへ移動した。
そこには、2人のWise Ones(AmysとBair)が座っている。
EgweneがRandのことを尋ねると、Amysは「Car'a'carnは死を受け入れている」と言い、Randの成長を認めている。
Egweneは自身のWise Onesのもとでの訓練が効率的だったことから、SistersをWise Onesの方法で養成したいと言う。
Bairは同意するも、Egweneの中に大きな悩みを感じると言う。
Egweneは、RandがDark Oneの監獄でシールを壊すと言ったことを伝える。
AmysとBairは驚愕し、知らせてくれたことに感謝し、Wise Onesで相談すると言った。
Wise OneとAes Sedaiは協力しなければならないと話し、別れた。

EgweneはTowerのホールへ移動した。Nynaeveが遅れてやってくる。
Elayneが来るのは後になるため、EgweneはNynaeveに相談をもちかける。
Egweneは若く、リーダーとしての経験も少ないため、侮られている。
Nynaeveは、Amyrlinとして権限を確立しなければならない、SittersやAjah headsに意思決定をさせてはならないと言う。
Egweneは、私を支持する人が少ししかいないと言うと、Nynaeveは自分とElayneが居ると言う。
しかしNynaeveがEgweneをAmyrlinとして敬っていない、それが周りに見られたら威厳は保てない。Nynaeveが権威に従うことを嫌っていることを指摘する。
Egweneは、Nynaeveが"Mother"と呼ぶことを提案する。
Nynaeveは躊躇するが、EgweneのことをMotherと呼んだ。Egweneは微笑む。

Elayneが到着した。
ElayneはWhite Towerの統一を喜ぶ。
EgweneはNynaeveにTowerに戻って欲しい、癒しのWeaveをSisterに教えて欲しいと言う。
Nynaeveは、Randをそばに誰かがいなければならない。Randは最近変わったと言う。
Nynaeveは、ElayneのRandに対する反応を見て、彼女の妊娠を指摘する。
Egweneは、RandがDark Oneの監獄のシールを壊そうとしている危険を言う。
Nynaeveは、RandはDark Oneと対峙する運命にある。意図して破壊すれば、解放されたときに対面し、倒すことを狙っているのだろうと言う。
Egweneは、2人にTowerに戻り、誓約をして正式なAes Sedaiとして認められる必要があると言う。
Elayneは、誓約の必要性を認識するも、妊娠中の誓約が子供に影響するかもしれないと言う。
3人がAes Sedaiになるための試験について話しをしていると、突然Egweneの周囲が爆発し、別の場所へ移動した。そしてTalvaと対面する。
Talvaの周囲でWeaves of Fireが起こった。Egweneは盾によって防ぐ。
AlviarinによってTalvaは息絶えたが、Egweneを倒せなかった。Alviarinは直ぐに消え去った。
NynaeveとElayneが合流した。Egweneは出来事の説明をするため、3人で丘陵地へ移動する。

第15章 小石を使う

NynaeveとNaeffはTearの街を急いで移動する。
NaeffがMyrddraalを警告する。Saidinの汚れによる狂気の影響だ。Saidinは清められたが以前の狂気は治らない。
A bubble of evilが街を襲った。
Defendersがいる一角に着いた。その先は一面灰色になっている。
Nynaeveは進み、足が石に触れると粉になった。
建物に入ると、人は凍りついたように停止していた。
Nynaeveは近くの男性をAirとWaterでDelveした。生命が感じられない。しかし死体でもない。触れると粉になって崩れた。救うべき人は誰も残っていない。
NynaeveはNaeffに、建物に風をあてるように言った。
Naeffがweavesで風を起こすと、建物は破裂し塵となった。
Nynaeveは、より大きな風を作って、影響を受けた街全体を吹き飛ばせば、負傷した人が見つかると言い、weavesを始めた。
生存者は誰もいなかった。
塵を集めた後、小さな竜巻に火を入れて炎の嵐を作り、塵を焼き尽くした。
Nynaeveは彼女の目を閉じ、無力を感じ、憤る。

Naeffは狂気によって、3人のFadesを見て、彼らが原因ではないかと言う。
NynaeveはNaeffをDelveし、狂気の原因を感じたが、取り除く方法を知らない。
Graendalが召使いへのCompulsionを解いた方法を参考に、すべてのFive Powersを使って集中してweaveした。
汚れはCompulsionに似ていた。打ち消すweaveをNaeffの心の上に置いたが、何も起きなかった。
Nynaeveは諦めず、より深くDelveし、Naeffの心に突き刺さった棘を感じる。慎重にSpiritのweaveで棘を調べる。
棘を抜いて治療をし、再び刺さらないように維持する。そして、棘を打ち消すweaveを作ってかぶせた。棘は消え去った。
Naeffは我にかえり、頭を手で覆う。Fadesが消えたことに気づき、Nynaeveに尋ねる。
Nynaeveは、狂気を治療したと答える。
Naeffは、Fadesに監視されて死の恐怖を感じていたことを告白し、Nynaeveに礼を言う。
NaeffはNelavaireを探しに、急いでStoneへ戻った。

RandがStoneに戻ってきて、Nynaeveのもとへ来て感謝を述べる。
建物が塵になった現場をみて、自分のせいだ。Dark Oneとの対決を遅らせていることで、世界が破壊されていると言う。
Nynaeveは、Dark Oneを解放することで悪化する懸念を言う。
Randは、Boreを解放せずにDark Oneを解放する必要がある。これ以上の遅れは我々を疲弊するばかりだ。力を残した状態でDark Oneに対面しなければならない。
Nynaeveは、Randを信じると言う。
RandはEgweneを説得する必要があると言う。
EgweneがNynaeveにTowerに戻るように言っていることを伝えると、Randは悲しみを浮かべる。
Aes Sedaiにはない情熱をNynaeveは持っている。Towerで感情の制御を学ぶことが出来るだろうが、Randは今のNynaeveが好きだと言う。
Randは、Aes SedaiになることをNynaeveが決めたのだから、Egweneのもとへ行くように言う。
しかし、いつか戻って欲しい、少なくとも、私がShayol Ghulに行くとき、隣に居て欲しい。自分1人では倒すことが出来ない、Callandorを使うとき、2人の女性とのCircleが必要だ。1人はNynaeve、もう1人はAviendhaまたはElayne。
Nynaeveは離れる前にRandの狂気を治療する必要があると感じた。
RandをDelveすると、心全体を覆う、何千もの棘が刺さっていた。しかし、心は白い輝きが心を覆って狂気を防いでいた。
Nynaeveが治療が無理なことを伝えると、Randは狂気を癒すことが出来るのかと問う。
Nynaeveは、Naeffを治療したことを言うと、Randは、Age of Legendsの最も才能のあるHealerが狂気は癒せなかったと言う。
NynaeveはRandを抱きしめた。Towerに行く前にNarishmaとFlinnを治療すると伝えた。
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EgweneはWhite Towerの頂点、平らな円形の屋根の上で、3人のSisters(Saerin,Yukiri,Seaine)の報告を聞く。
Saerinは、Forsakenに知識があり、Oath Rodを無効にする方法を知っているかもしれないと言う。
Seaineは、別のOath Rodがあり、Three Oathsを逃れているかもしれないと言う。
Egweneは、どちらにも確信を得ない。
Seaineは、Mirror of Mistによって言葉を変えることが出来る。周囲の人間には正しいThree Oathsが聞こえていたが、まったく別のことを言っていた可能性がある。実際に試して、簡単なWeaveで出来たと言う。
Egweneは、Oath Rodを無効するこは難しいと感じていたが、Seaineの報告には真実味がある。
Egweneは、さらにSaerinの報告を求める。
Saerinは、過去の資料からMesaanaの分析をした。
Mesaanaは研究者を望んでいた。そして現実主義者で、王座に座って命令するより、自ら行動することを好む。
Mesaanaは強力なchannelerではないが、手下を鍛えて使役すること厭わない。
Egweneは、Mesaanaが以前からTowerにいたのなら、White Towerの分裂や、Randの拘束、Black TowerへのAes Sedaiの派遣に関与し、失敗したと考える。
そうならば、失敗の相殺のため、Egweneの殺害を計画するだろうと考える。
Egweneは準備の内容を3人に伝えるため、着いてくるように言う。

第16章 結婚記念日

Perrinは偵察隊をCairhienへGatewayで送り、Whitecloaksと書簡でのやりとりを続けている。
Faileはキャンプを移動しながら、自身を振り返る。
Saldaeaの女王の娘としての教育に反抗し、Hunter for the Hornになるために家をでたこと。しかし、教育による知識がキャンプの運営に役立っている。
兵站部門の区画に着いた。兵站係は補給の便宜を図るかわりに賄賂を受け取っている。
兵站係Bavinに話しかけ、帳簿を確認するが、もちろん疑わしい記録は残さない。
Faileはテントの修復の要望が1週間たっても解決していない件と、即日に解決した件を話す。
Faileは非難をしない。能力のある兵站係は貴重だと母親に教えられていた。警告をして不正を防ぐほうが有効だ。
Perrinと会う約束をした時間がきたため、Faileは兵站部門から去る。

Perrinは夕暮れにFaileと会う約束をした場所にいる。
Faileが丘を登ってくる気配を感じた。彼女からラベンダーの石鹸の香りがする。特別な日にしか使わない石鹸だ。
PerrinはGillが捕虜になったことが自分のせいだと言う。
Faileは気にしてはいけない、良いリーダーだと言うが、PerrinはTwo Riversに戻り、昔のように鍛冶屋をすることを望んでいる。
Two RiversのLoadにはなりたくないが、Faileは田舎の鍛冶屋の妻におさまるような人物ではないと悩む。
Faileが合図をすると、Cha Faileが現れ、祝いの準備をする。地面に布をひき、食事とワインを並べる。
Perrinが尋ねると、Faileは"Shanna'har"だ、Saldaeaでは毎年初めに祝いをする。これは私たちの結婚1周年を祝うものだと答える。
Perrinは、Whitecloaksの問題、Last Battleが迫っているので、楽しむ余裕はない言う。
Faileは、世界が滅亡に向かっているならば、覚悟を決めるために、今日ぐらいは私のためにリラックスして欲しいと頼む。
Perrinは了解し、Faileと一緒に食事を楽しむ。
日は暮れて、周囲はキャンドルの灯りだけになった。
Faileは、Perrinに狼の特性があることを言う。
Perrinは衝撃を受けたが、肯定する。
Faileは、Perrinを愛しているので、問題ではないと言う。
Perrinは、自分の行動はFaileを助けるためにしたことで、君主としての資質はない、Seanchanとの取引など、過ちを犯した自分を憎んでいると言う。
Faileは、偉大だと言われる指導者にも弱点があると言い、Saldaeaの王を例にあげる。Perrinの意思の強さはリーダーの資質だ。Berelainの問題などは、サポート出来る妻がいれば良い。
Perrinは自分が狼に同化してしまう可能性を思い、過去に2人のWhitecloakを殺したことの、より詳細な出来事を説明する。
Shadar Logothで仲間とはぐれたこと、Egweneを守るためにWhitecloakに対処しなければならなかったこと。
さらに、狼の夢のなかで熱狂すること、Noamのように人間性を失ってしまう可能性のあること、Hopperのことを話し終えると、今まで隠していたことを告白し、心が安らいだ。
Faileはすべてを話してくれたPerrinに感謝を述べる。
そして、FaileもMaldenでの出来事を話す。
Perrinは知りたくなかったが、Faileが殴られたり、裸にされたりしたことに憤るも、奇妙な心の落ち着きも感じた。
Malden以来、2人の関係にぎこちなさがあったが、お互いに自分のことを告白し、理解しあったことで、以前の2人に戻ることが出来た。
PerrinはFaileを抱きしめてキスをする。Faileを完全に取り戻すことが出来たと実感する。

第17章 別離と会合

MatはGholam襲撃の翌朝、Aludraのワゴンの下で目覚める。
食事を摂ろうとキャンプを移動すると、Juilinに会った。
Aes SedaiがMatの許可を得たと言い、既に馬を取得していると言われて嘆く。
最高の馬を持っていかれないよう確認する必要がる。食事を諦めて哨兵線へ向かった。
JuilinはTheraを守るため、Seanchanから離れたいと考えている。
MatはJuilinにTar Valonへ行くように言う。

哨兵線に着くと、TeslynとJolineは過大なキャラバンを編成していた。
近くに元Sul'damのBethaminとSetaがいる。
Matは2人に、Aes Sedaiと一緒にTar Valonへ行き、Channelを学ぶよう勧める。
Sul'damがChannel出来る事実をSeanchanが受け入れる方法を見つけるように頼む。
BethaminとSetaは、Matに礼を言う。
Thomに声を掛けられて、LeilwinとBayle Domonが出発の準備をしていることに気付く。

MatはAes Sedaiに声を掛けて状況を確認する。Jolineの礼儀正しさをMatは痛快に感じる。
Matは「Parting gift」だと言って、パンの包みを渡し、Tar Valonに到着後、馬を引き揚げさせるため、兵士を一緒に送ると言う。
Vaninを同行させれば、Tar Valonの情報収集をすることが出来る。
Thomにパンのことを聞かれ、「Sprinklewort」食べると口が青くなると答えた。
Thomに子供だと言われるも、Matは本来の自分らしさを取り戻すと言った。

Matは食事の供給場所で監督しているSetalleを見つけた。
Matはキャンプを離れている間、SetalleにOlverを見守って欲しい、Gholamに襲われるかもしれないと頼む。
Setalleは、男たちが教えていることが気に入らないので、私が良い手本を示せると言い、了承した。
Matは喜び、Setalleが夫を探すために、Illianに送る手配をすると言った。
MatはSetalleとわかれ、Olverを探しに行く。
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Elayneは宮殿のSunrise Gardenを散策していた。
Birgitteの視線が気になって尋ねると、安全のために気を配っていると言う。
Elayneは、Minが赤ちゃんが健康に生まれると言っていたので、私も大丈夫だと言った。

呼んでいた2人のKin(SumekoとAlise)が来た。
Elayneは、Seanchanに支配されているEbou Darに戻ることは出来ないため、Caemlynで歓迎すると言う。
Aliseは、Caemlynに留まることを前提としているが、White Towerに存在が知れた今、これまでと同じようにKinを続けられるか確信がない。
Sumeko個人は、White Towerへ行くことを望んでいる。
Elayneは大丈夫だと言う、Windfinders や Aiel Wise Ones がChannelingしている。
時代は変わらなければならない。

Aliseは同意するが、AndorのCrownの庇護になることとは別の問題だと言う。
Elayneは、White Towerの対抗組織にはならない。TravelingとHealingを求める。政治や紛争には関与させないと言う。
Aliseは、Andorの利益のために働くようだと懸念をあらわす。
Elayneは否定する。無償でHealが受けられ、食品の物流が即座に出来ると説明する。
Aliseは、軍隊を即座に送ることが出来、Gatewayを利用する商人に課金が出来ると指摘する。
Elayneは認める。しかしHealは所属に関係なく誰でも無償だと言う。
Aliseは、Aes Sedaiは報酬を求めない。Kinが利益に結び付くことを、Amyrlinが認めるかを懸念する。
ElayneはEgweneと話し、KinとAndorがWhite Towerの脅威にならないことを説明し、理解してもらうと言う。

Kinを活用してGatewayを利用できれば、Seanchanに対抗する力を持てる。
Seanchanはいずれ、Andorを標的とする。TravelのWeaveを知る女性が捕まれば、DamaneがGatewayを作るようになる。
Elayneには、戦闘に使えるChannelerがない。Seanchanと同等の力はBlack Towerしか考えつかない。
Randが死んだとき、Black Towerはどうなるだろうか。

第18章 力関係

Perrinは狼の夢の中にいたが、現実の世界でFaileと共に眠っている自分を見る。
軍隊が宿営を横切り、Whitecloakのキャンプへ向かう。
キャンプで何千もの整然と並ぶテントを確認し、Lord Captain Commanderのテントを見つけて、中に入る。
Perrinはテントで印章(翼のついた短剣)のあるリングを拾うが、見覚えがない。
テントのそばにあるカートを見ると、Hopperが居ることに気づいて驚く。
Hopperはひとつのことに集中しすぎると、まわりが見えなくなると警告し、Emond's Fieldのイメージを送って消え去る。Perrinも後に続いて移動する。
Perrinは夢の扱いを学びたいと思うが、Hopperは場所を移動することを学ばずに出来たため、教えることが難しい。
Hopperは穀粒のイメージを送り、心と体に衝撃を与える。
Perrinは普通の夢へ追いやられると感じた、狼の夢と風景が合体したが、狼の夢にとどまっている。
Hopperから、良い、すぐに学びを得ると送信される。
PerrinはWhitecloakのキャンプのイメージを送る。精神的な衝撃が来たが、自身を支え続ける。
Hopperが後に続き、空中に現れて着地する。
Hopperとの交信を続け、狼の夢で訓練を続ける。
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Rodel Ituraldeは、Maradon近くの要塞でTrollocsの軍隊に応戦している。
丘陵地帯はArinelle川を渡る浅瀬に隣接し、丘を越える以外にMaradonに行くことは出来ない。
浅瀬にはTrollocsの死体が大量に横たわり、足場となっている。
Ituraldeは射手を呼ぶ。Tarabon、Domani、Saldaean、Two Riversの混成部隊だ。
何かが空を横切る。Shadowspawnは投石器でTrollocsの死体を投げつけている。
Ituraldeは、Dragon RebornがSeanchanからArad Domanを守ることを約束したので、SaldaeaでTrollocsを迎え撃つことを了承した。
Trollocsの攻勢は際限なく、要塞を維持し続けることは難しい。しかし、Maradonに戻ることは出来ない。IturaldeとDragon RebornはSaldaeansに敵対視されている。
新たな投石器からの斉射がきた。投石器は16台だと報告があったが、それ以上の規模だ。Ituraldeが空を見ると、Draghkarが生きたTrollocsを降下させていた。Shadowspawnは狡猾に、死体まぎれてTrollocsを送りこんでいた。
Ituraldeは剣を抜き、Trollocsに応戦する。Asha'manが火球でDraghkarを打つ。
Ituraldeは、Dragon Rebornが約束どおりに援軍を送るよう願った。
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FaileはMayenerの区画へ移動する。
入口から警備員に案内されBerelainのテントに入る。
FaileがPerrinとの関係について議論に訪れることをBerelainも予期していた。Perrinとの間に不適切な関係はないと言う。
Faileは、Perrinも同じことを言った。2人の言葉を信頼している。しかし、噂を対処しなければ問題は解決しないと言う。
Berelainは、メイドが噂を広めていたと公表すると言う。
Faileは、それでは噂は消えない、Borderlandsでは夫の不倫を知ったとき、ナイフでの決闘が認められていると言い、2つの選択肢を示す。
1つは決闘をして、どちらかが死ぬこと。1つは噂を帳消しにする方法を考えること。
Berelainは了承する。我々が友人になること、私が別の男を見つけることが、解決の助けになると言った。

第19章 大砲の提案

MatはOlverに声をかけられ、Elayneと会うことを伝える。
50名のRedarmsがキャンプの前で待機している。
ThomとTalmanesは正装をしている。2人はMatのコートを見て、女王に敬意をあらわすための服装ではないと言う。
Matは良いコートだと反論し、Pipsに乗って出発する。
Caemlynの市街を通り、宮殿に到着する。Guybonが応対し、Elayneが待つ部屋へ案内する。

MatはThomと共に部屋へ入る。中にはElayneとBirgitteが居る。
ElayneはThomの無事を喜び、涙をうかべて抱擁する。
ElayneはEbou Darを脱出した経緯を聞き、Thomが説明する。
Matは、Thomの話がTuonとの結婚に及ぶ前で中断し、Aludraの資料を取り出して本題をきりだす。
Matは資料を机にひろげ、街にいる3人のBellfoundersと、火薬や金属などが必要だと言う。
Elayneは資料に書かれたリストの多さに驚く。
MatはAludraの考案した「Dragons」について、鉄の塊を打ち出す発射管だと説明する。
Elayneは意図が掴めないが、Birgitteは戦闘で使うものだと推測する。
MatがTrollocsに対する武器になることを告げると、Elayneは求めていたものだと言い、Matに祝福のキスが出来ると喜びをあらわす。

ElayneはBandを雇うことを望むが、Matは拒否する。
MatがBandでDragonsを使用することを望むので、ElayneはAndorでBandを雇い、BandだけにDragonsを使う権利を与える。Bandはいつでも去ることが出来るが、その場合DragonsはAndorに残して行くことになると言う。
MatはBandが去るときに、4分の1の権利を望んだ。
ElayneはBandを手放したくないが、Cairhien攻略のために、少なくとも1年間の契約を求めた。
BandはLast BattleでRandのために必要だが、それまでの期間に訓練も必要と思い了承する。

MatはFoxhead Medallionを調べる時間を1日与えるとElayneに言う。
Elayneは複製を作るための調査に、3日必要だと言う。
Matは、3日間手放すことに不安を覚えるが、複製の可能性に興味をひかれて了承する。

Elayneは、Ebou DarからAndorに来るまでの期間の詳しい話を聞きたいと、夕食会にMatたちを誘う。
そして、Thomに宮廷詩人として迎えることを提案する。
Thomは喜ぶが、成すべき事が残っていると言う。
Elayneは、居られるときだけ宮廷に居れば良いと言う。

話が終わったあと、Elayneはコート買うための金銭を王室で貸すことが出来る。立場を考えて身なりに気をつけるべきだと言った。
Matは、私は貴族ではないと言い、退出した。

第20章 昇格試験

NynaeveはRosilに連れられて、Aes Sedai昇格のためのテストへ向かう。
Rosilは巨大な扉をOne Powerで開き、楕円形のter'angrealが配置された部屋へ入る。
テストの立ち会いのため、各Ajahから1人の代表者が居る。BrownのSaerin、GrayのYukiri。RedのBarasine。YelowのRomanda。
Rosilがテストの説明をする。6点の星を見つけて、定められたWeaveをする。次の記号を見つけWeaveする。これを100回繰り返す。決められた順序で、平静な気持ちを維持したまま。
Nynaeveは服を脱ぎ、Great Serpent ringを外し、Lanの指輪を置く。
輝くter'angrealに向かって歩くと、見知らぬ村の小屋に立っていた。近くの山が噴火し、岩が斜面を転がり落ちる。村人は叫んでいたが、6点の星を見つけたNynaeveは落ち着いて移動し、1番目のWeaveをする。
場面は変わり、Nynaeveは洞窟にいた。外に出ると、6点の星を見つける。傍にTrollocsがいたが、落ち着いて移動し、Weaveする。6点の星が刻まれていたアーチをくぐり、次へ移る。

Nynaeveは47番目のWeaveを完成させた。何百フィートもある塔の上に立ち、強風にさらされている。次のアーチが空中に開いたので、Nynaeveは塔の上から飛び出した。
Nynaeveは水たまりに立っていた。沼地を歩き、泥の中に6点の星を見つける。Weaveを始めると、虫がたかりはじめる。冷静さを維持したままWeaveを完成し、近くに6点の星がある扉を見つけ、建物の中に入る。
足は擦り傷が出来、腕には虫のかみ傷がある。疲れて壁に寄り掛かる。少し休憩をした後、廊下を歩いて部屋に入ると、4つのベッドに病気の子供がいる。
不衛生な部屋に放置された子供を見て、Healingが必要だと感じたが、6点の星以外にChannelすることは出来ない。
薬草や水を探そうと見まわすと、隣の部屋に6点の星を見る。Nynaeveは泣いている子供を見捨てて、Weaveしなければならなかった。

Nynaeveは石のアーチを見つけWeaveする。何番目だか覚えていなかったが、ふと80番目だと思い出す。加えて怒りの気持ち。
NynaeveはTwo Riversに立っていた。村が燃えている。Master al'Vereが剣を持ち叫ぶ。Perrinが呼びかける「Shadowspawnを倒すために力を貸してくれ。」
しかし、Nynaeveは丘の上に6点の星を見つける。Perrinの要請を無視して歩き出すが、村人を犠牲にすることは出来ず、Sourceを引き出して怪物に炎を投げた。6点の星にたどり着くまで続けたが、我にかえってアーチをくぐった。

99のWeaveを終えたNynaeveは泣き崩れる。助けを必要とした人を放置したことを思い出す。
Nynaeveは小屋にいた。ゆっくり立ち上がり、外を見るとBlightの山腹の景色が見える。外にでると、そこはMalkierだった。瓦礫となったSeven Towers、Lanの故郷。
ふと足元を見ると、6点の星がある。安堵してWeaveを始める。
遠くに男がいる。「Lan!」Nynaeveは叫ぶ、Darkhoundに囲まれている。
Nynaeveは100番目のWeaveを終えたが、出てきた小屋に6点の星が見える。LanはDarkhound相手に奮戦している。
Nynaeveはこれがテストだと認識していた。LanとWhite Towerを選ばせるテスト。Lanが本物ではないことも理解していたが、Nynaeveの怒りが限界を超えた。
NynaeveはOne Powerをひきだし、Balefireを放つ。Darkhoundを撃ったが、モンスターは増える一方だ。
Lanのそばに達し、傷を癒し、ともに戦う。
Nynaeveは疲れたが、最後の力でBalefireを放ち、Lanの手をひき小屋へ走る。
Darkhoundが追いすがり、2人は走る。なんとか小屋の入り口をくぐった。。。

Nynaeveはter'angrealから抜け出た。
床に倒れ、テストを思い出す。挫折、無力感、泣き叫ぶ子供、愛する人の死、Nynaeveは涙を流す。
Nynaeveは傷を負い、血を流している。編んだ髪も失われている。
Aes SedaiはNynaeveの傷をHealした。
Saerinは、Nynaeveの行為に憤っている。
Rubindeは、テストの内容に問題があったと言う。
Barasineは、内容に問題は無く、テストに失敗したと言う。
Lelaineは同意し、穏やかで居ることを示せなかったと言う。
Seaineも同意し、禁止されたWeaveを使用したことを指摘する。
Nynaeveは、人の命を救うために必要なことをした。Aes Sedaiの資格より重要なことだと言う。
Aes Sedaiの怒りが増したため、EgweneがNynaeveの横に座り語りかける。
Egweneはテストへの参加を許されていたが、昇格判断の決定権は無い。
Egweneは、記号に達する前にChannelすべきではなかった。規則に反する。しかし、Two RiversやLanを出現させたのはEgweneの意識が反映されたからだと謝罪する。
Nynaeveは、Aes Sedaiの資格より、Lanが大切だと理解できたので嬉しいと応じる。

Saerinは、禁止されたWeaveを2度と使わないよう誓うことを求める。
Nynaeveは否定し、Randに求められたのでShayol Ghulへ行く。Dark Oneと対峙したとき、Balefireなしで止めることは出来ない、世界の運命より重要な誓いは無いと言う。
Aes Sedaiは戸惑う。
Egweneは、Saidinの汚れの浄化を助け、Moghedienを倒した女性を否定することは慎重に判断すべきだ。一方、Malkierの王との結婚を認めることは危険な先例となると言う。
Yukiri、Seaineが頷き、Romandaは強く認めた。Rubinde、Barasine、Lelaineも続く。Saerinは反対だったが、NynaeveはAes Sedaiとして認められた。

NynaeveはGatewayを使って、Black Towerへの使節団を訪れる。
Egweneの使節は外でキャンプを張っている。待たされているようだが詳細を聞く気はしない。
Myrelleのテントへ行き、テストに合格してAes Sedaiへ昇格したことを伝え、LanとのBondを渡すように言う。
MyrelleはWeaveをNynaeveへ送った。
Nynaeveの心の中に綺麗な意識を感じた。Lanはまだ生きている。

第21章 開かれた門

SeonidがCairhienの偵察結果を報告する。
Cairhienは混乱している。Sun Throneが空位のままだ。
Lord DragonはElayneに王位を約束したが、ElayneはAndorの統治に苦労している。
Lord DragonがArad Domanに居ることは確か。Arad DomanがSeanchanに支配されると、Borderlandsが不安定になる。
Tearで軍隊が集まられているという噂がある。
Perrinは、Andorは安定しているので、我々はAndorへ行き、Elayneから必要な情報が得られると言う。
Seonidは、Manetherenの旗を掲げる軍隊を、Elayneが歓迎するか危惧を示す。
Perrinは、旗は既に下げている。Elayneに説明すれば問題にならないと言う。
話がSeanchanに及んだとき、EdarraはShaidoのWise Onesを拘束していることに嫌悪を現す。1年と1日の後に解放を求めても応じなければ、槍を突きつけることになると言う。
Perrinは、Whitecloakを対処した後、Andorへ行く方針をあらためて伝える。
その前に、難民の移送を始めると言う。
GradyはCircleの力で大きなGatewayを維持できると答える。
Gallenneは、弓兵とChannelersの攻撃でWhitecloakを破壊すると言うPerrinの考えに同意する。
Perrinは、BalwerにWhitecloakに戦う意志を示す文書を送ると伝える。
会議の終了後、BalwerがPerrinに話かける。
Cairhienのスリや追剥が、PerrinとMatの似顔絵を持っていた。殺害すれば多額の金銭が与えられる。
Perrinは、BalwerにWhitecloaksとの関係を聞く。
Balwerは、以前の主はChildren of the Lightに殺されたと言う。
Perrinは、スパイをしていたのかと問うと、Balwerは肯定する。
Perrinは、変わらず働いて欲しい、能力に応じた報酬を払うことが出来ると言うが、Balwerは、金銭は必要ない、ただの秘書として扱ってほしいと言う。
Perrinは似顔絵を見て、Forsakenに狙われてる事実を認識した。
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Trollocsが丘の上に達し、Ituraldeは撤退を命じた。
丘のふもとに、14フィートのパイクを3列に並べ、Trollocsの強襲を遅らせ、部隊が後退する時間をかせぐ。
Asha'manを後方へ退かせ、Maradonを過ぎた先でGatewayを使って、次の防衛線へ移動する予定だ。
前線では副官のLidrinがTrollocsに対峙している。
大声で笑い、顔面を血がおおい、少しでも多くのTrollocを道連れにすると叫ぶ。引き返すように言ったが、Lidrinは血を流して倒れた。
IturaldeはDawnweaveを前進させて、Heronの紋章がある剣を振るう。周囲を護衛していたWhelbornとLehynenが死んだ。
もはや防衛線は崩れている。
戦場は混乱している。
Asha'manが放つ炎も、威力が弱ってきた。
Ituraldeの護衛が次々と倒れていく。
北の方で煙があがった。カタパルトの破壊を命じたAsha'manが仕事を果たしたようだ。これでMaradonの包囲攻撃が遅れるだろう。
Trollocのジャベリンを首に受けて、Dawnweaveが倒れた。
落ちた衝撃でIturaldeは足を負傷した。
MyrddraalがIturaldeに迫り、死を覚悟したとき、たくさんの矢がMyrddraalに突き刺さる。
さらに、数千の騎兵が突撃し、周囲のTrollocを一掃した。
Dragon Rebornが来たと思い振り返ると、Maradonの門が開かれ、Saldaeaの旗を掲げた騎兵が駆けている。
Asha'manの攻撃が加わり、Ituraldeの残党は安全に逃げている。
護衛はBarettalとConnelだけになっていた。
指揮官のYoeliが近づき声をかける。
馬に乗せられたIturaldeは街へ後退する。
Ituraldeは助かったが、やがてMaradonは包囲されることだろう。
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Morgaseはキャンプの近くにある池のほとりに佇む。
Tallanvorが近づき、Tearに行き、Last Battleで戦うための軍隊に加わると言う。
Morgaseは、男は誰も私のもとに残らない。Taringailは人質のように扱った。Thomは狩りが上手く、情熱的だった。Garethは女王の私に奉仕した。あなたも直に離れると思っていたと言う。
Tallanvorは、心はMorgaseから離れない、遠い場所から愛することが出来ると知っていると言う。
Morgaseは、GaebrilはForsakenのRahvinだった。GaebrilはCompulsionのWeaveで私を拘束した。彼を憎んでいるが、再び目の前に現れたら、従ってしまうだろう。これは愛ではないと言う。
Tallanvorは、あなたに愛を与えることが出来る。あなたも望むならが、自ら気持ちを伝えて欲しいと言い、立ち去った。

第22章 伝説の結末

Gawynは、夜にWhite Towerを巡回している。
YounglingsがTowerの警備員とダイスに興じている姿を見かけた。
GawynがWarderはダイスをすべきではないと言うと、CelarkはWarderになりたくなくなったと言うので、ChubainにTower Guardに就けるよう話して離れた。

GawynはBryneの部屋を訪ねた。
部屋の壁にはTar ValonやAndorなどの地図が貼られている。
Trolloc対する備えが必要と感じ、周辺の監視塔に兵を配置し、新兵の採用を進めている。
地図のField of Merrilorに印があった。DragonがEgweneに示した場所で、Shienarの国境にある。
GawynはBryneに助言を求める。
Egweneは、Gawynが護衛することを禁じたと言う。
Bryneは、理由あってのことだと応じる。
Gawynは、EgweneにはWarderがいない、Towerには殺人犯がいる。彼女には私が必要だと言う。
Bryneは苦笑いし、何が望みか尋ねる。
Gawynは、EgweneのWarderになりたい、そして結婚する。彼女を愛していると答える。
Bryneは、衝動的に行動してはならない。Galadは人生の指針を明確にしているので、迅速かつ断固的に判断できる。自分の人生に目標を定めて進む男に女は惹かれる。目標の達成のためにEgweneを必要する道を考えるべきだと言う。
突然Siuanが声を掛けてきたことで、Gawynは驚く。
Siuanは、Bryneに寝るべきだと言う。
Bryneは、肯定するが、敵が夜に活動しているなら遅れをとることになると言う。
Siuanは嘆き、お茶を注いで渡した。Gawynに、Amyrlinに伝えたいことがあれば私から話す。何を求めるか教えるように言い、退出を促す。

GawynはBryneの言葉に納得する。男は一貫性がなければならない。しかし、Egweneのことを考えると盲目的になる自分がいることは事実だ。
Egweneの居室の前に来ると、影の中で何かが動くのを見る。瞬間的に飛び退くと、ナイフが飛び去り、石の壁を叩く。
何者かが駆け去った。Gawynは声を上げて異変を知らせつつ追いかける。
暗殺者を遠回りさせるように誘導し、出口へ先行して構える。
人が飛び出し、剣を振るう。GawynはCutting the Reedsの型で防ぎ、Twisting the Windの型で反撃した。
警備員の声が聞こえたので、再び叫んで居場所を伝える。
Boar Rushes Down the Mountainの型で切り込んだが躱される。暗殺者はナイフを投げて退いた。
GawynはEgweneが気になり、彼女の居室へ戻り、扉を開ける。
すると、爆発が起こり、空中へ拘束される。剣は地面へ落ち、声を上げることが出来なくなった。
天井から吊り下げられた状態で視界に入ったEgweneは、怒りをあらわにしていた。
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MatはCaemlynの居酒屋で噂話を聞く。Matに関する話を聞いたが、真実とは異なる噂ばかりだ。けれど、Bandのリーダーとして知名度があがっていることを認識した。
NoalがMatに近づいてきた。Ebou Darで初めて会ったとき、Matのことは知らなかった。しかし数か月後にはJain Farstriderより有名になるだろうと言う。
続いて、Thomも来た。商人のような変装をしている。
3人はTowerの話しをする。
Noalは、中に入った人を見るけることが出来ていないと言う。
Matは、Olverの話が、塔に入る方法を示唆していると言う。GameとRhymeがAelfinnとEelfinnについて語っている。
「Fire to blind」とNoalは言い、何を持っているか尋ねる。
Matは、ランタンとトーチ、そしてFirestickをAludraから都合した。これで照らすことが出来る。
次は、Music to dazzle とNoalが言う。
Thomは、ハープにフルートを持っていて、ハンドドラムとシンバルを見つけてきたと言う。
最後に、Iron to bind とNoalが言う。
Noalは鞄を開けて、全員分のナイフのセット、鉄の塊、いくつかのチェーンを手に入れたと言う。

ThomとNorlは、Bandのキャンプへ戻った。
Matは居酒屋を出て、宿の向かって歩きだしたが、回り道をした。
考え事をしながら歩く、頭の中でダイスは回転を続けている。
PerrinとRandのイメージが浮かぶが、追い払う。
AelfinnとEelfinnと塔について情報が足りなかった。ふと、OlverにTowerに入る方法を教えたBirgitteを思い出す。彼女は何故知っているのか?
Matは、Birgitteに会うため、市内へ向かった。
路地を移動しているとき、強盗に襲われている人を見つける。気を引くために声をかけると、3人の男がMatを囲む。
Matは落ち着いて、Quarterstaffで応戦し、簡単に撃退する。
救助された男は礼を言う。
Matは夜に出歩くことは危険だと言い近づくと、男はすきをついてダガーを突き出す。
Matは反射的に避けて、2本のナイフを取り出し、男の両目に突き刺した。
倒れた男を調べると、金貨と紙を持っていた。紙にはMatの似顔絵が書かれていた。
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Birgitteは、Elayneが演劇を鑑賞しているのを、陰から監視している。
GuardswomenのKailaが近づき、Plum GateでGuardsmenが侵入者を拘束したと言う。
Birgitteは守衛の詰所へ移動する。そこでは3人のGuardsmenと侵入者がダイスをしていた。
司令官を問いただすと、Macerは、危険な男には見えない、外は雨が降っていたので乾いてから帰そうと考えたと言う。
Birgitteは侵入者がMatだとわかり、声をかける。
Matはとぼけて偽名を名乗ったが、Birgitteが睨むと認めた。
Macerがこの男を知っているのかと問うと、BirgitteはMaster Cauthonだと答える。
Macerは、この男が噂のRaven Princeなのか? と驚く。
Matは立ち上がり、Birgitteに話しがあって来たと言い、居酒屋へ連れ出す。
Matは、Ghenjeiの塔について質問したいと言う。
Birgitteが何故行く必要があるのかと問うと、Matはヘビやキツネのもとに私の友人が居ると答える。
Birgitteは諦めたほうがよい、彼らのもとへ辿る着けるのは半数だが、目的のものを得ることが出来るのは、1000人に1人だと言う。
Matは、1000分の1は私にとって良い確率だと言い、2ダースの硬貨をテーブルに投げる。硬貨はすべて表になった。
Birgitteは、Lahpoint Hillsの戦いの後、Buchanerの反乱で、Gaidalが重傷を負った。治療を目的に塔へ行ったと言う。
Matが結果を尋ねると、Birgitteは失敗した。私とGaidalは殺されたと言った。
塔はAelfinnとEelfinnが居る世界への入り口だ。
彼らは人間の思いを好む。感情を食いつぶす。特にAes Sedaiが好みのようだ。
Matが塔に何日間居たのかと聞くと、Birgitteは2か月間の食糧を持っていたが、尽きた後の日数は覚えていないと答えた。
ふいに、Birgitteは、ElayneとのBondから彼女の怒りと痛みの感情を察した。
BirgitteとMatは、急いでElayneのもとへ向かった。

第23章 狐の頭

演劇の鑑賞中、ElayneはFoxhead medallionについて思考する。
複雑な芸術作品であるter'angrealの複製を試みたが成功しなかった。
複製はOne Powerを打ち消せるが、Channelが出来なくなる。本物は触れていてもChannel出来る。
しかし、Channelerでなければ問題ない。複製のひとつをBirgitteに渡していた。Guardsmenの何人かにも渡すことが出来るだろう。
演劇が終わり、Elayneは退出する。
Birgitteが宮殿の外に行ったことを感じ、Kailaに尋ねる。
Kailaは、Matが潜入したため、事情を聞きに行ったと答える。
Elayneは、Birgitteが離れている機会に、Black Ajahの計画を実行することにした。
FireとAirのWeaveで、Mirror of Mistsを使い、Dark Oneに変装する。そして、Weaveを逆さに縛って固定した。
部屋の明かりを消し、Gatewayを開き、宮殿の地下へ移動する。

ElayneがChesmalの監房へ行くと、ChesmalはGreat Oneが来たと認識した。
Elayneは命令の失敗を追及する。Chesmalは闇に逆らう多くを殺してきたので容赦してほしいと懇願する。
Elayneは、Chesmalを生かしておくべき利点を話せと言い、情報をひきだす。
Chesmalは、殺すべき男(Ravenの槍を持っている)がCaemlynにいて、暗殺を計画していること、実行する日が近づいていると言う。
Elayneは、DarkfriendsがChesmalに接触して情報を与えている事実を知る。
そこへ、監房の扉を開けて人が近づいてきた。Sylvaseの秘書、そしてBlack AjahのTemaileとEldrith。
秘書とTemaileは反射的にひざまずいたが、Eldrithは躊躇しChannelをはじめる。
ElayneはShieldのWeaveをEldrithに送る。Eldrithも同様に送ったが、Matのter'angrealがWeaveを解いた。
EldrithがChosenではないと叫ぶと、TemaileはSourceを掴み、Chesmalは怒りをあらわす。
TemaileのWeaveがElayneに送られたが解かれる。
ElayneはShieldをChesmalとSourceの間に置いたが、秘書に突き飛ばされ、壁にあたった肩を負傷する。
TemaileはWeaveが失敗したことに驚き、Elayneがter'angrealを持っていることを警告する。
秘書がElayneのter'angrealに気付き、手を掴む。
Elayneが秘書をAirをWeaveで吹き飛ばしたが、Medallionを奪われた。
Elayneは怒り、AirのBurstを投げつける。TemaileのWeaveとぶつかったが、Elayneが勝り、Temaileは壁に吹き飛ばされて意識を失った。
Elayneは、AirのWeaveでChesmalを秘書に投げつけた。Foxhead medallionは秘書の手から落ちて地面を転がる。
ElayneはFoxhead medallionを拾う。負傷による痛みが強い、骨折しているようで、腕に力が入らない。

「こんにちは、女王」と耳元で囁かれ、痛みがはしる。Elayneはナイフで刺されて出血し、Sourceを手放した。
後ろにDoilin Mellarが立っていた。ElayneからMedallionを奪う。
ChesmalのShieldを縛っていなかったので、解放されたChesmalは、ElayneをSourceから遮断する。
Mellarは、ChesmalにElayneをHealingするよう言った。
Elayneの足元には血だまりが出来ている。視界が暗くなるなか、ポケットの中にMedallionの複製があることを認識した。
Chesmalは、手をElayneの頭に置き、Healingする。
傷が癒えたElayneがMedallionを差し出すと、Chesmalが反射的に掴んだ。
ChesmalはSourceから切り離され、ElayneにかけたShieldが消える。
Elayneは、FireをWeaveし、Chesmalに振るう。Dark sisterの服が燃え上がり、Chesmalは叫び声をあげる。
Elayneは、AirのWeaveでEldrithを持ち上げ、Mellarとの間に立たせる。
Mellarは、Eldrithに近づきナイフで喉を切り裂く。続いてTemaileに歩み寄り、体にナイフを突き刺した。
MellarにMedallionを渡すことは出来ない。ElayneはEarthをWeaveし、Mellarの上の天井を破壊する。Mellarは叫んで逃げ去る。
Elayneは瓦礫の中にMedallionを見つけた。手にすると、Sourceは維持されたままだった。Mellarは本物を落とし、複製だけを持ち去ったようだ。
やがて、BirgitteとMatが駆けつけた。
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暗殺の騒動の1時間後、GawynはAmyrlinの部屋でEgweneを待つ。
Egweneが来て、Gawynを叱責する。
Mesaanaを捕まえるための罠に、Gawynがかかってしまった。予防措置をとっているから護衛はいらないと言っていたにもかかわらず。
Gawynの利己的な行動によって機会を逸した。Mesaanaは慎重になってしまう。
Gawynは、EgweneがWarderを必要としていないなら、自分が出来ることは何もないと言う。
Egweneは肯定し部屋を退出し、Tower Guardに警戒を命じる。
Gawynも部屋を離れた。
途中、Chubainに会い、暗殺者の使ったナイフの1本を渡される。
Gawynは、Younglingsを不足しているTower Guardに所属させることが出来ると言う。
Chubainは喜んで受け入れると応じる。
Gawynは、同じ中隊に所属させて欲しいと頼み、立ち去る。

Gawynは、自身の部屋で衣服を集め、馬をひいて Traveling ground へ行った。
Egweneは、Gatewayを開くための専任のAes Sedaiを当番で配置している。
GreenのNimriは、Caemlynから1時間ほどの距離へGatewayを開く。
Gawynは、Tar Valon、そして Egwene al'Vere から離れることを選んだ。
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Lanは、Kandor東部、Arafelの国境近くで野営し、朝を迎えた。
Lanは、テントが増えていることを見て驚く。
8人の男がAndereと会話している。
Andereは以前から南の道で合流する予定だった。Rakimが夜のあいだに連れてきたと言う。
Malkieriの3人の商人がLanを見る。1人が涙を流し「Tai'shar Malkier」とつぶやいた。
5人のShienaransがLanに敬意をあらわす。1人が「Dai Shan」と言った。
Lanは憤るが、音を立てて近づく牛車に気がつく。
2ダースの荷車には、兵器や穀物などが積まれている。1ダースの戦闘馬も並んでいた。
5人は数十人になった。

第24章 立ち位置を決める

ElayneはMelfaneに1週間の安静と診断された。お腹の子供は無事だ。
Elayneは1週間も休めないと言うが、Melfaneは聞く耳を持たない。
MelfaneはBirgitteに、Elayneを怒らせてストレスを与えないように言い、退出した。

BirgitteはElayneが単独行動で負傷したことを責める。
Elayneは反論するが、がナイフで刺されたとき、危険を感じなかったのかと問われ、言いよどむ。
気まずい雰囲気になったところで、Birgitteは何か成果があったのか尋ね、外で待機していたMatが入ってくる。

Elayneは、MatにBlack Sisterが暗殺を計画していることを伝える。
Birgitteは、Mellarを発見できていないこと、秘書の死体を発見したことを報告する。
Matは、3人のBlack Ajahが死に、Elayneが生き残ったことは、結果的に良かったと言う。Elayneは、Matにメダリオンを返却する。
引き続き3人は、Gholamについて話しはじめる。
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Ituraldeは、YoeliとMaradonの街を歩く。
中庭にキャンプを張り、Asha'manとAes Sedaiは、傷ついた兵士をHealしている。
Ituraldeも、Asha'man AntailのHealによって回復した。

Yoeliは建物にIturaldeを連れて行き、領主に紹介する。
Vram Torkumenは、ノックせずに入ったYoeliの不作法をとがめる。
Ituraldeは、Dragon Rebornに仕えている、Tarmon Gai'donが来るとき、すべての忠誠、国境、法律はLoad Dragonの意思に委ねられると言った。
Vramは、RandをDragonswornと認識していて、捕らえるつもりだと言う。
Vramの考えを知ったIturaldeは、侵略しているTrollocsを放置し、援軍を派遣しないことに対して、Darkfriendに等しいと糾弾し、退出する。

Yoeliは反乱を起こして司令官を捕らえ、Ituraldeに加勢したことに負い目を感じている。
Ituraldeは、Yoeliに罪の意識は必要ない、Last Battleを共に戦おうと言う。
Yoeliは、Asha'manのGatewayを使えば、援軍を場内に呼び込める。そうすれば抗戦が可能かもしれないと言う。
Ituraldeは、Yoeliに街の放棄をする考えのないことを感じ、共に戦う決意をする。
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Perrinは、Faileと会話する。
Perrinが、Whitecloaksに送った使者が戻って来て、戦場が伝えられたと言うと、Faileは、我々は勝つと言った。
Perrinが、この戦いでLast Battleに必要な人が死ぬと言うと、Faileは、Whitecloaksを打ち負かす絶好の機会だと応じた。
Perrinは返事を嘆いたが、言葉にせず、夢の世界に入った。

Perrinは、南にOak Dancerの群れを感じて移動する。
近づくと、群れは北に突然移動した。Perrinは唸り、四つん這いになって追いかける。
しかし、群れは東に移動を続け、いっこうに追いつかない。
Hopperに声をかけられ、Perrinは立ち止まる。我に返って人間の姿に戻った。
何故逃げるのかを問うと、訓練のためだと答えた。
どうすれば、群れに追いつくことが出来るかと問う。
Hopperは、行きたい場所を望めば良いと送る。
Perrinは目を閉じて、狼が居る場所を推測した。何かが動くのを感じた。
目を開けると、山腹に居た。狼の群れが森林から飛び出してくる。
Perrinの周囲を走ると、ふいに彼らは消えた。
Hopperが群れが行った場所のイメージを送る。
Perrinは何故わかるのかと問う。
Hopperはどう伝えたらよいか混乱したが、考えた末に「香り」と伝えた。
Hopperは消えた。Perrinは冷静に匂いを探し、遠く離れた場所の匂いを感じた。そして、場所のイメージを造った。
目を開くと、Dragonmountの松の木が茂る場所に移動していた。
さらにHopperは消える。
Perrinは同じように匂いを感じ、最初より簡単に場所のイメージを得た。
香りからイメージを造るプロセスは、Hopperが思いを言葉にして伝える方法と同じだと理解した。
目を開くと、Jehannah Roadの畑にいた。
Hopperが喜び、話しかけようとしたとき、異変を感じる。

Morninglightの痛みと叫びが伝わる。
Hopperは仲間が狩られていると送った。
Perrinは、Morninglightの叫びからイメージを造り、Shiftした。
HopperがSlayerと呼ぶ男は、Lanに似た容貌をしている。足元には狼の死体がある。
Perrinはハンマーを出現させて打ちかかるが、SlayerはShiftして消えた。
Perrinは香りを感じ、Shiftして追いかける。
Perrinは見知らぬ都市のドッグに移動した。
PerrinがSlayerを攻撃すると、剣を出現させて防ぐ。
よろめいたPerrinが突き倒されたとき、桟橋が消えて水中に落ちる。
Slayerはロープを出現させてPerrinを拘束し、弓を放ったため、PerrinはShiftして逃げた。
PerrinはHopperの場所へ移動した。
Hopperは、子猫がライオンに挑むようだと、Perrinの無謀を責めた。
Perrinは、戦う方法を教えてくれるように言ったが、Hopperは様子を見ようと送る。
Perrinは、狼の夢から抜けた。
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Perrinは目を覚まし、テントの外へ出る。
丸太の集積所に着き、斧をふるって薪を割る。
考えごとをするには、手を動かしていたほうが良い。
HopperはPerrinに何も借りが無かったが、何度もPerrinを救ってくれた。Hopperの介入は、結果的にPerrinが人間性を失わずに済むことに、役立っていたと気づく。

Elyasが近づいてきた。
Perrinは、狼の声を無視して、自分が何も変わっていないふりをしたことがあるかと聞く。
Elyasはあると答えた。しかし、狼とともに生きることを望み、Warderの責任を捨てて逃げた。自分の選択を後悔していないと続けた。
Perrinは、狼の夢の世界へ行ったことがあるかと聞く。
Elyasは、危険な場所、今は行くことが無いと答える。
Perrinは、狼の夢の世界で、人間性を保つ方法を訪ねる。
Elyasは、バランスを見つけたが、自分で学ぶしかないと答える。
Elyasは、人と関わることの喜びを忘れていた。いつまで滞在できるかわからないが、Last Huntは目前だと言い、立ち去った。

第25章 バンダール・エバン 再び

RandとMinは、2人のMaiden(LerianとHeidia)、Naeffを伴って、Bandar Ebanに来た。
路地は廃棄物の悪臭が漂う。通りへ出ると、難民であふれていた。
Randは、望んだ目的にかなわなかった町を放棄したことが、今の状況をまねいたと責任を感じる。
Minは通りに座っている人のイメージを見る。
男の上に銀の斧が見える。彼はLast Battleで指揮官となると言う。
女の上にFlame of Tar Valonが見える。彼女はAes Sedaiとなると言う。
この町の人たちは、Randによって導かれると励ます。
Randは、Minを殺人者の人生に巻き込んでしまったと言う。
Minは、信頼している。私の目を見て、Bondで迷いや恐怖が無いこと確認するように言う。
Randは、Minと視線を合わせ、あなたが必要だと言い、微笑む。
Minも、私の望みはRandだけだと言う。

Randは、Minがイメージを見た男に近づく。
男はRandのことを、Dragon Rebornだと認識し、かつて、王の護衛だったと言う。
Randは、この町を立て直す必要があるため、兵士を集めるように頼む。
男は、近くに居た2人に声をかけ、Load Dragonが戻ってきた。我々は町の無法を除くと言った。
声をかけられた男は、町を見捨てたことを非難するが、Randを目にして納得した。
Randはそばの建物を拠点として、Gatewayで必要な物資を運ぶと言う。
3人の男は行動し、建物の外へ難民を出した。
Minは率先して動く男たちを不思議に見つめるが、彼らの表情には希望がうまれていた。
NaeffのGatewayによって身なりを整えた3人は、鎧を着て建物から出てきた。
他の元兵士に呼びかけ、1時間で500人の兵士が集まった。
Captain Durnhamは、港の倉庫を1人の商人が管理していると言い、食料を管理する場所の確保のために向かう。

港にはSea Folkの船が停泊していた。
港への道は、バリケードで封鎖されている。
Randが声をかけると、港の管理者IralinがLoad Dragonと認識して進み出る。
Iralinは、船の腐った食料を食べると病気になるので、防ぐための処置だと言う。
Randは食料を確認すると言い、Sea Folkの船に向かった。
Randが、Sailmistressに呼びかける。
Milisが応じ、運んできた食料を降ろすことが出来ないと言う。
Randは確認すると言い、船に乗り込む。
Iralinが船倉で食糧の袋を開くと、穀物は変色していた。
しかし、Randが開けた袋からは、黄金色の大麦がこぼれ落ちる。
MilisとIralinは、にわかに信じられなかったが、Randは食料は問題ないと言う。
Randは、Durnhamを司令官に任命し、町の人へ食料を供給するよう命令した。
Randは、苦境に逃げずにいたIralinを、商人の評議会に任命し、町の管理を任せた。
Minは、驚くIralinに、私はRandには毎日驚かされていると言った。

第26章 交渉

PerrinはStepperに乗り、軍を率いて進んだ。
隣には、GradyとNealdがいる。
Nealdは完全に回復し意気込んでいたが、GradyはGatewayが失敗し、難民を送ることが出来ていないと言った。
戦場にはWhitecloakが既に到着していて、整然と並んでいた。
Perrinは、Aes SedaiとWise Ones、Two Riversの男たちを呼ぶように、Gaulに頼んだ。
Perrinは、戦闘を避けるために、力を貸すように頼むが、Aes Sedaiは誓いを破ることになるため出来ないと言う。
Wise Ones と Asha'man は、Whitecloaksの手前の地面を爆破する。
Two Riversの男たちは、爆破でえぐれた場所に弓を斉射する。
Whitecloakの軍は混乱した。
Perrinは、Gradyに声を遠くに届くようにさせ、交渉を求める、前回はそちらの依頼に応じたので、今回はこちらの依頼に応じるべきだと、Lord Captain Commanderに伝えた。
Perrinは、交渉のためのテントを作るように依頼した。
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Galadは、望遠鏡でPerrinの軍を調べた。
Aes Sedaiは自身に危害が及ばなければ One Powerを使えないため、Aielの女性と、黒いコートを着た男が、Channelerだと理解した。
Galadにとって、戦いの必要性はゆるぎないものだったが、Perrinの依頼に応じることにした。
軍の指揮をHarneshに任せ、BornhaldとByar、50名の護衛を連れて交渉へ向かう。

テントにはテーブルと2つの椅子があり、Aybaraが座っている。後方をTwo Riversの男性が守り、Aes Sedaiと数人の女性が側に控える。
Galadは1人の女性の美しさに目を惹かれた。気づいたPerrinは、Berelainを紹介する。
Perrinは交渉に応じてくれたことに礼を言い、Alliandre、Faileを紹介する。
Galadが礼儀正しく応じると、Berelainはどこで作法を学んだのか尋ねる。
Galadは、Andorの宮廷で学んだ、私はGalad Damodredだと名乗る。

Perrinは、Children of the Lightを殺したことを話す。
Bornhaldが憤り、父親を殺したことを言及する。
Perrinは、GeoframはSeanchanに殺された、また、Hopperという狼の友人が殺されたために、Whitecloaksと戦ったと言う。
GaladはShadowの生き物である狼が友人なのかと問う。
Perrinは狼はShadowspawnを憎んでいると否定した。
Galadは、人の命を脅かす狼を殺すことは間違いではないと言い、Perrinの論理を否定した。
Perrinは、狼との関係を説明できないため、Galadを納得させることが出来ないと感じ、裁判によって証明したいと提案する。
Galadは、正しい判断を下せる第3者がいないため、成り立たないと言う。
そこへ、1人の女性がお茶を持ってきたが、Galadは席を立って交渉の終了を示す。
AlliandreとBerelainにお辞儀をして席を離れようとしたとき、お茶を運んだ女性を見て驚く。彼女はMorgaseだった。MorgaseはValdaに殺されたはず。なぜMorgaseがここに居るのか?
Perrinが、知り合いなのかと尋ねた。
Galadは、彼女はMorgase Trakand、あなたの女王だと言った。
テントは静まりかえる。
Perrinが真実か問うと、Morgaseは肯定した。
Galadは、捕虜になっているのか問うと、Morgaseは、PerrinはShadowではないと否定した。
Perrinは、Morgaseは裁判官に成りえるかと聞くと、Galadは躊躇せず肯定した。MorgaseはAndorの女王、厳しく、公明正大だ。
Morgaseは、避難を必要としていた私に安全を提供してくれたことに感謝する。しかし、Perrinの殺人の是非は正しく判断すると言う。
Byarは反対したが、Galadは法的な正当性を示さなければ、Asunawaと同類になると言い、退けた。
Galadは、Alliandreを立会人に指名した。
Perrinは、捕虜の解放を条件に承諾し、Galadも認めた。
裁判は、3日後に、この場所で行うことになった。

第27章 決議

Egweneは、Darlinの手紙に返信を書く。
Seanchanの脅威とDragon Rebornへの忠誠は承知しているが、Dark Oneに備えて結束する必要がある。Tearの軍を統率して我々に参加して欲しいと書いた。
DarlinとElayneの力は、Egweneの計画ひ必要だ。
続いて、IllianのGregorinの手紙へ返信を考えていたところ、Silvianaが来て、Trollocsの大部隊がKandor、ArafelとSaldaeaで戦闘を始めたと伝える。
Egweneは、Blue networkの情報を聞くため、Siuanを呼ぶよう伝えた。
しばらくして、再びSilvianaが来て、Hallで会議が行われていると言い、Egweneは急いで向かった。

Hallには3分の2が着席していた。EgweneはAmyrlinの座席に座る。
会議は続けられ、Rubindeが証言を述べた。公式な戦争が宣言されたとき、Amyrlinの意思にHallが従う規定がある。EgweneがShadowに対抗して再び公式な戦争を宣言をしようとしていることを防ぐ必要がある。HallはAmyrlinに助言を与える義務がある。
姉妹は、戦争を宣言をすることは出来ないが、戦争をしないという宣言をすることは意味がない。また、Shadowに対する戦闘行為は既に宣言されていると議論した。
Egweneは、Shadowに対する戦争はWhite Towerを超えた世界の問題だと言う。
Romandaは、General Bryneの軍隊と、Tower Guardを管理するのかと、Egweneに尋ねた。
Egweneは、場合によると答え、Romandaに議題の内容を尋ねる。
Romandaは、Hallには戦争の実行を防ぐ規定があると言った。
Egweneが決議に同意したので、Romandaが決議をうながした。
同意して立ち上がったのは9人だった。
Saerinは、合意は得られなかった。Hallは、White Towerの軍に権限を持ち、Amyrlinには世界の君主を扱う権限と責任が与えられていると言った。

Egweneは起立し新たな発議をした。
Dragon Rebornの扱いはAmyrlinに任せる。
General Bryneの要求と、募兵に対する承認は、Hallに任せる。
このような、少人数で秘密裏に行われる会議は、陰口と分裂を生む。
Black Ajahに操作され、Amyrlinが倒され、Towerが分裂するようなことが起こってはならない。
ShadowspawnがBorderlandsを襲撃している今、WhiteTowerは団結しなければならない。
Egweneは、Hallの会議に、Amyrlinおよび、Sitters全員の出席が必須とする提案をした。Sittersが不在のときは代理人を立てなければならない。
これが適わない場合は、会議を延期する。
Egweneが決議を求めると、じょじょにSittersは立ち上がり、全員の同意を得た。

会議の後、EgweneとSilvianaが会話し、Hallの意思にAmyrlinを従わさせる場合、同席による決議が必要になったことを勝利だと喜んだ。
執務室に戻ったEgweneは、NicolaとNissaに、Caemlynへ行き女王からTer'angrealを受け取ってくるよう命令した。
2人にWorld of Dreamsに入らせて訓練をするつもりだ。
Egweneは、Tel'aran'rhiodで重要な会議をする噂をながし、Black Sistersをおびきだそうとしている。
EgweneはGawynの行方を尋ねると、Andorに行った姉妹が見たと報告したとSilvianaは言った。
EgweneはGawynに戻るように伝えることを依頼した。

第28章 違和感

Whitecloaksとの交渉の後、PerrinとFaileはキャンプのテントに戻った。
Perrinは、近くに狼がいなく、鳥、小動物が少ないことが気になった。
Faileは、MaighdinがAndorの女王であることを隠していたことに怒っている。
Perrinは、Forsakenから逃れるために必要なことだった。我々が信頼できるか判断することは難しいと言う。
Faileは、Perrinが裁判を受けることを心配している。
Perrinは、裁判まで時間が稼げた、Damodredから嫌悪ではない良い匂いを感じた。彼が私を殺すことを止めるかもしれないと言う。
Faileは、BerelainがDamodredに興味の視線を送っていたことに気付いた。裁判で利用できるかもしれない。Perrinを見下ろすと、眠っていた。
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Perrinは狼の夢で、森に座っていた。
巨大な鉄塔が見える。継ぎ目のない金属で作られている塔を不自然だと感じた。
Perrinは、Hopperの香りを捉えて、Jehannah RoadにShiftした。
奇妙な紫色のガラスのドームが見える。
Hopperが中へ行く必要があると言う。
Perrinは、Oak Dancer、SparksとBoundlessをドームの中に感じた。彼らは危険にさらされている。
Perrinは前に進んだが入れなかった。自分を中へ送ろうと試みたら成功した。ドームは移動を疎外している。狼は逃げることが出来ないでいる。
Sparksが負傷したことを感じた。
HopperがSlayerの気をひくので、隙にSparksを助けるようPerrinに言う。
PerrinはSparksを探して発見した。Sparksは足に矢を受けて負傷している。矢を抜きドームの外へ向かって運んだ。
ドームの壁に近づくと、Slayerが現れた。
Slayerが弓を放ち、PerrinはShiftedして逃げた。
Perrinは、Dragonmountに移動した。
Slayerは追ってこないようだ。
Perrinは反撃に出ようとするが、Hopperに制止される。Perrinは練習をして力を身に着けなければならない。
Perrinは、WhitecloaksとSlayerに関連性を感じた。
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Ituraldeは目を覚ました。Saldaeaの暑さで汗をかいている。
Shadowspawnが街を包囲し、太鼓を叩き続けているが、攻撃をしてこない。
少年がYoeliの伝言をもってきた。城壁に来て欲しいと。

城壁の上には、YoeliとDeepe Bhadar(ドラゴンと剣のピンを身につけた3人のAsha'manの1人)が居る。
Deepeは、Shadowspawnの中にChannelersの存在を感じると言う。
Ituraldeは、ShadowspawnがChannelersの到着を待っていたのだと理解した。
Deepeは抗戦の意志をしめすが、Ituraldeは撤退すべきだと主張した。
やがて、Deepeも賛同し、計画を話しあおうとしたとき、爆発に見舞われた。
Ituraldeは右目を負傷した。すぐそばで城壁が失われていた。
Deepeを見つけたが、彼は右足を負傷し、大量に出血しているが、まだ生きている。
Ituraldeの意識は朦朧とし、Connelに治療のためテントへ連れて行かれた。
Asha'manのAntailは、Ituraldeの右目を治療し、疲労と混乱を回復させた。
Antailは既にDeepeを治療していた。Deepeの右足は失われていた。

Ituraldeは宮殿に設営した司令部へ移動し状況を確認する。
破壊された壁にTrollocsが押し寄せている。守備隊がなんとか防衛している。
IturaldeはGatewayで退却するよう、Connelに指示した。
そこへYoeliが来て、東の狼煙を指差し、援軍を待つように言う。
Ituraldeは躊躇したが、Yoeliの気持ちを汲み、TymothにAsha'manを集結させ、Trollocsの城内への侵入を30分間防ぐよう指示した。
Yoeliに作戦を伝え、兵をまとめるように指示をだす。
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1時間が経過し、Asha'manが全力で防衛線を維持していたが弱体は否めない。
やがて、Trollocsは城内に侵入を始めた。
街の構造は、待ち伏せに効果的だった。
建物から矢をあびせ、騎兵が奇襲を行う。
後退したTrollocsを見たYoeliは、破壊された城壁へ押し戻すよう提案するが、Ituraldeは否定し、後退しつつ奇襲を繰り返し、増援を待つ時間を稼ぐべきだと言う。
IturaldeはTrollocsが臆病なことを知っている。次は慎重になるため、同じような戦果は期待できない。

第29章 恐ろしい感情

Faile、AillandreとBerelainは、キャンプを散歩している。
キャンプを離れ、南東に歩く難民が見える。
Gatewayで、約1万人の難民をCairhienに送ったが、その後Gatewayが出来なくなった理由はわかっていない。
また、軍に加わる決心をした難民が、2万5千人もいる。
Berelainは、Perrinが裁判を受ける考えに疑問を呈する。
Aillandreも、逃げるか戦うかを選択すべきだと同意する。
Faileは、Perrinが名誉を重んじ、殺人者という汚名を晴らそうとしていると言った。
AillandreがGaladを話題にすると、Berelainは頬を染めて、美しさを称える。
3人がMorgaseについて話をしていたとき、近くで叫び声があがる。
Faileが周囲を警戒すると、ふいにFaileのナイフが鞘から抜けて空中に浮いた。
Berelainは「A bubble of evll」と叫ぶ。
ナイフがFaileに向かって飛んできたので避ける。
キャンプのあちこちで、武器が持ち主を攻撃していた。
Sulinは、槍を掴み、刃を石に打ち付けて破壊すると、動きが止まった。
Alliandreは、Maidensに援護されていたが、Berelainは1人だったので、Faileは助勢する。
Berelainの手を掴み、2人の力でナイフを地面に突き刺すと、動きが止まった。
土が有効だと気付いたFaileは、土を握り、飛んでいる槍に投げかけると、触れた槍は地面へ落ちた。
Sulinも試すと、同様の効果を得た。
Faileは、Maidensに対処方法を皆に伝えるよう指示した。
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Galadは、Morgaseを殺したとしてValdaを告発したことは間違いだったと言う。
Morgaseは、Niallの死にValdaが関わっているので、正しいことだったと言う。
Galadは理解を示したが、事態を正確に発表する必要があると言った。
Morgaseは、Perrinのことを善人だ、しかし善人でも間違いを犯すことがあると言う。
Galadは、Perrinが許されるべきだと考えているのかと問う。
Morgaseは、Galadに軍隊で何をするつもりかと問う。
Galadは、Last Battleを戦うと答える。
Morgaseは称賛するが、Aes Sedaiと共闘することの理解を確認する。
Galadは、正しい目的のためなら魔女と共闘できると答えた。
Morgaseは、Aes Sedaiを魔女と言うことに、ため息を吐く。
Galadは、One Powerを行使するすべての女性が悪いわけではない、Aes Sedaiを敵視することはChildrenの間違った伝統だと言う。
続けて、Shadowを打倒するためなら、Dragon Rebornと共闘すると言った。
Morgaseは、それならば裁判を止めて、捕虜を解放すべきだと言う。
しかしGaladは、裁判はAybara自身が提案したこと、正義を証明する機会を奪うべきではないと言った。

Galadのテントに伝令が来て、Aybaraが裁判の日程を遅らせたいという要望を伝える。
伝令は策略だと言うが、MorgaseはAybaraが卑怯な男では無いと言った。
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Gaulは、Channelersが負傷者の癒しに数日かかると報告した。
キャンプでは、数千人が負傷し、死者もでている。
近隣の村を確認したが、Bubble of evilは発生していなかった。
Perrinのハンマーは、Bubble of evilに反応しなかった。

Tamが来て、キャンプから離れる、多くは言えないがRandに関係すると言った。
PerrinはTamの目を見て、真実を確認し、同意した。
Tamは、Last Battleで会おうと言い、立ち去る。
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Elayneは、4人のガードマンが担ぐ輿で運ばれている。Melfaneに安静と言われたためだ。Elayneの輿は、砲塔の上に着いた。
AludraがDragonsのプロトタイプの横に立っている。
隣の塔にもDragonsが置かれ、近くにMatが居る。
Aludraは、実演を始まると言った。遠くの丘の上に標的が置かれている。
Elayneが渡された望遠鏡で見ると、50体の人形が配置されていた。
Aludraが赤旗を掲げ、下げた。
兵士は、松明で導線に着火した。Dragonsは轟音をあげて球を射出し、標的近くで爆発した。大量の土砂が飛び散り、地面が振るえるようだ。
Elayneが望遠鏡で確認すると、爆発は人形から20歩離れていた。
Aludraが旗をあげると兵士はリロードを始める。さらに伝令に命令書を渡して、Dragonsの向きを調整させた。
2度目の砲撃は、人形に命中し、5〜6体を破壊し、周囲を吹き飛ばした。
Aludraに感想を求められ、Elayneは満足していると答え、街全体の資源を提供すると伝えた。
Birgitteは興奮して、人形を凝視していたが、やがて望遠鏡を下し、Dragonsが世界を変えると言った。

第30章 男の夢はここに

Whitecloaksは裁判の延期に同意した。
ここ数日、Perrinは早く就寝している。Wolf dreamに入るために。
Faileは、Selande、Lacileと会話し、GaladがAes Sedaiと同盟する意思があることを聞き、一般的なWhitecloaksより、まともな考えを持っていると感じた。
Asha'manは、Bubble of evilで負傷しなかった。土が有効なことに早く気づき、AirのWeaveで吹き飛ばしていた。
Faileは裁判の結果によって、Perrinに危険が及ぶと考え、Dannilに事態に備えるよう依頼した。
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Perrinは、Wolf dreamで、人と狼の使い分けの方法を習得した。
Perrinは、Young Bullとなって、Hopperの香りを感じ、森林、高原と追いかける。
Hopperの攻撃をかわし、人の姿に戻り、ハンマーで反撃するが、Hopperは霧におおわれ、Perrinの攻撃は地面を叩いた。
Hopperは姿を消したが、Perrinは香りを捕まえられない。
Hopperから世界を自分のものにしろと送られ、Perrinは元の状態を想像すると、霧が消えた。目の前にHopperが居る。
Hopperは移動し、Perrinが追うと水面に出現し、水中に落ちる。
Hopperは水の上に立っていた。
Perrinは冷静になり、水の上に立つ姿を想像すると、浮上した。
Perrinには、Slayerを倒すために、まだまだ学ぶことが多い。

Hopperは消え、Perrinが追うと、Caemlynの建物の上に出た。街には人影がある。
Hopperは、すべての魂は夢の世界を知っている。自然な夢を見ているとき現れると言う。Hopperは、恐怖の夢での狩りは学びが多い。しかし、死の危険もある。
Perrinがやると応じると、Hopperは街の通りに降りて、恐怖の臭いを嗅ぐように送る。
狭い路地に移動する。両側の壁は不自然に暗い。すると場面は変わり、周囲は森となっていた。
Perrinは気配を感じ、走る女性を見つけた。手を掴んで引き止め、街へ戻る道を尋ねた。
女性は、何かが追って来ると言い、手を振りほどく。
Perrinが振り返ると、木より高いモンスターを見た。陰で覆われた顔に、赤い目の光。
モンスターが女性を追う、女性は走るが、ガウンが枝にひっかかり、速度が落ちる。
Perrinは女性を助けようと近づき、手にハンマーを持つが、戦うことが出来ない。
Perrinはモンスターが追いかける理由を女性に尋ねると、「Dragon Reborn」だと答えた。
Perrinは衝撃を受け、悪夢が現実ではないことを理解する。
Hopperが吠え、Perrinに向かって飛び、悪夢から押し出した。
Perrinは、Caemlynに戻っていた。
Perrinは女性の悪夢に取り込まれていた。

Hopperは、Last Huntが始まると送り、Dragonmountに移動した。
Dragonmountの頂上は、黒い雷雲におおわれている。
Perrinは以前より多くの狼の存在を感じた。
Hopperは、Last Huntのために集まっていると言った。
Perrinは、雲の先に惹かれるものを感じ歩き出した。
Hopperが危険を知らせ、Perrinも認識したが、歩みは止まらない。
やがて、彼らは雲に近づいた。
中は嵐が吹き荒れているが、Perrinは進むべきだと感じ、踏み込む。
Hopperは、これ以上進めないと言い、立ち止まった。
暴風の中をPerrinは進み、頂上へ近づくと、男が立っている。
男は風の渦の中心に立ち、東を向いている。姿は半透明だ。
Perrinは、男がRandだと認識した。稲妻が走り、Randを照らす。
Perrinは暴風に耐えて、岩にしがみついていたが、Randは風の影響を受けていない。
石の像のように微動だにしないが、髪だけが風になびいていた。
黒い物体がRandの周りを覆いはじめ、Randは闇の殻に包まれて見えなくなった。
嵐と雷鳴の中、黒い物体が脈打っていたが、わずかな亀裂が生じ、光が漏れる。
輝きが増し、闇の殻は破裂し、光の中にRandが立っていた。
嵐は消えた。
Perrinは輝くRandを見つめ、勝利の遠吠えをあげた。Young Bullとなって叫ぶ。
狼が集まり、Perrinと一緒に吠え、周囲で踊る。
Hopperは、Last Huntが始まると叫んだ。
PerrinはDragonmountの頂上に立ち、Last Huntが来たと叫んだ。

第31章 空虚の中へ

Matは居酒屋でダイスをしている。
対戦相手と険悪な雰囲気になるが、Matは勝利したと言い立ち上がる。
スカーフを首から外し、Foxhead medallionを見せる。
壁に立てかけてあったAshandareiを取りカバーを外す。
相手の一人がMatを認識し、動揺して謝罪した。
Matは帽子をかぶって居酒屋の出口へ向かう。夜の闇へ踏み出した瞬間、サイコロは頭の中で雷鳴を止めた。
人々の視線はMatに集まり、窓や出入口に殺到する。

Matが姿を晒してCaemlynの街を歩くと、次々と襲われた。
TalmanesとBandの男は離れてMatを護衛し、襲われたときに援護する。
今夜は目標が現れないかと危惧しはじめたとき、通りに立つ人影に気づいた。
Gholamは進んで殺されに来たと言い、Matに向かって前進する。
Bandの男は、周囲の地面にランタンを置いて後退した。
Matは、Medallionを付けたAshandareiを振るうが、Gholamは避ける。
獣は再び前に滑り、Matはフェイントして攻撃、Medallionが腕に振れて肌を焼く。
MatとGholamは攻防を続け、槍の石突きで足をはらい、Gholamが後退した隙に、刃で踵を切った。
人間なら腱を切られれば倒れるが、Gholamは自然に足を着いた。
Gholamの反撃に、Matはつまづいたが、Gholamは笑って反転し、周囲のランタンを蹴って周った。周囲は暗くなる。
Talmanesが、ランタンを持って逃げる。
Talmanesは近くの建物の階段をあがるが、Gholamが迫られ、躓いた。
ランタンは床に落ち、建物に火が移る。
Gholamが倒れたTalmanesに覆いかかったため、MatはAshandareiを投げた。幸運に槍はGholamの足の間に絡み、Gholamは倒れる。
Gholamは立ち上がり、Ashandareiを拾う。Matに笑みを向け、燃える建物の窓へ槍を投げ入れた。
Talmanesは、建物の中へ入り、GholamはMatに近づく。
Matはコートのポケットの中にある物を掴み、襲い掛かるGholamに突きだす。
Gholamの体は焼かれ、目を見開いてMatを凝視する。
Matは鎖の付いた複製のFoxhead Medallionを振り回した。
Gholamは退いて、Medallionの存在に驚く。
建物から出てきたTalmanesが、AshandareiをMatへ投げた。
Matは受取り、槍とMedallionで、Gholamを攻撃する。
建物は廊下も燃え始めていた。
MedallionがGholamの顔を捉え、Gholamは顔面を焼かれて躓く。
Matは前進し、AshandareiのMedallionを叩きつける。
Gholamの傷は再生していたが、Matは攻撃を続けて古語を叫ぶ。
「Al dival, at kiserai, al mashi!(光、栄光、そして愛)」
Gholamは後退する。
Matは叫ぶ「Tai'daishar!(真の血の戦い)」
MatはGholamを後方の部屋の入口に押し込み、復讐の叫びをあげる「Carai manshimaya Tylin. Carai an manshimaya Nalesean. Carai an manshimaya ayend'an!(Tylinの名誉のための刃、Naleseanの名誉のための刃、堕落した私の名誉のための刃)」
Matは部屋に入り、Ashandareiの石突きでGholamの側頭部を叩く。
Gholamが倒れた先には、Gatewayが開いていた。
Gatewayの先は光で輝き、MatはGholamをGatewayの向こうへ蹴りこんだ。
KinswomanのSumekoとJulanyaが、宮殿からGatewayで移動してきていた。
Matは、Gholamが永遠に閉じ込められるのか確認すると、Sumekoは我々の知る限り、間違いないと答えた。
Sumekoは、私たちが失ったものを忘れるなと言う。
Matは、復讐に力を貸すことが出来て嬉しいと応じた。
Bandの男は、建物の消化を始めた。
Talmanesは火災を詫びたが、Matは上手くいった。被害は軽微だと言った。
GatewayのアイデアはElayneとBirgitteのものだった。
Gholamと対峙したとき、Bandの男を走らせ、Guybonに伝えた。
Guybonは、建物から住民を退避させ、KinswomanがGatewayを作る部屋を確保していた。
Matは戦いは終わった。SetalleとOlverを宿屋に迎えに行き、キャンプに戻ろうと言った。

第32章 光の嵐

Maradonの街が燃えている。Yoeliが街の放棄を受け入れたので、宮殿を捨てた。
群がったShadowspawnに対し、宮殿に残した油の樽へAsha'manが火を放ち、数百が焼け死んだ。
Ituraldeは、5つの小規模な軍を指揮し、伏兵からの奇襲と撤退を繰り返し、出来る限りの損害をShadowspawnへ与えていた。
新たな隠れ家へ到着し、周辺の様子をうかがうと、足音が聞こえる。
予想外の侵攻に驚くが、部下の1人が蹄の足跡では無いと言った。
友軍だと理解し、扉を開けて外にでる。
Saldaeanの指揮官が、Ituraldeを発見したことをBashereへ伝えに行った。
Dragonの援軍がようやく来た。緊張が解け、座り込んだIturaldeは笑みを浮かべて涙を流した。
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Davram Bashereが率いる軍隊は、多数のAsha'manとAes Sedaiを従え、ShadowspawnをArinelle川の要塞へ押し戻した。
Ituraldeは、援軍が司令部に選んだ建物へ導かれ、Bashereに面会した。
Bashereは、城壁が破壊されて街に侵攻された状況に対して、死んだTrollocsの数の多さに、Ituraldeの指揮の素晴らしさを称えた。
Ituraldeは、Yoeliが死んだことを聞かされた。

Bashereは、要塞からTrollocsを排除出来るだろうと言い、軍への指示を始めたとき、監視をしている兵が叫んだ。
要塞には、Maradonを襲った数倍のShadowspawnが現れていた。
皆が要塞に目を奪われているとき、背後から声がした。
Ituraldeが振り返ると、Rand al'Thorが部屋へ入ってきた。かつての印象と変わったと感じる。
Al'Thorは、Ituraldeの腕に手を置き、孤立させてしまったことを謝罪した。
Ituraldeは自分で街に残ることを選択したと言う。疲れが吹き飛んだことを感じた。
Al'Thorは、生き残っている兵の少なさに、多くの友人を失ったことへの配慮をみせる。
Bashereが言葉をさえぎり、撤退を進言する。
Al'Thorは、ShadowにMaradonを奪わせないと言い、Gatewayを開いて移動した。2人のMaidensが後を追う。
Bashereが悪態をつき、望遠鏡で確認すると、Al'ThorとMaidensの3人は要塞の前にいた。
Al'Thorは片手を挙げて前方へ振り下ろすと、炎の波がTrollocsを襲う。
Draghkarに向かって氷の破片を浴びせた。死んだ獣が地面へ落ちる。
圧倒的な力を発揮し、数千のShadowspawnが死ぬ。
Naeffは、こんなにたくさんのWeaveを同時に操る場面は見たことがない。彼は光の嵐だと言った。
空に雲が発生し、雷が襲う。竜巻がTrollocsを巻き上げる。
炎、氷、雷が絶え間なくShadowspawnを襲う。
Al'Thorが手を降ろして攻撃を終了し、青空が戻ったとき、1時間以上が経過していた。
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Minは、Stone of Tearの部屋でRandの怒りを感じた。
やがて、ホールの向こうの部屋が輝き、Gatewayで戻ってきたRandを迎えに行く。
Gatewayからは、負傷した兵士が運ばれ、Aes Sedaiが治療にあたる。
Minは疲れているRandを支え、声をかける。
Randは、Maradonで犠牲となった人を見て怒り、破壊を行った。Dark Oneの挑発にのり、怒りをぶつけてしまった。しかし、私に従いMaradonで戦った人に光を見たと言う。
Randは、今日の行動は間違いだった。私が疲弊している今、敵が襲ってきたなら負けるだろう。私は1人しかいない。Saldaeaを救出しても、他のBorderlandの国は苦しんでいるに違いないと言う。
MinがCadsuaneが戻ったことをRandに告げたので、RandはIturaldeを連れてCadsuaneの部屋を訪ねる。
部屋にはArad Domanの王が居た。Ituraldeは急いで王の元へ行って跪き、涙を流した。
MinはRandから幸福の気持ちを感じた。
Randは部屋を後にし、部屋へ行って休もうとMinに言った。

第33章 美味しいスープ

Siuanは美味しいスープを飲みながら、Egwene、Nynaeveと会話している。
Nynaeveは、Saidinが清められたことを報告書で提出した。
Egweneは、Asha'manとAes Sedaiの結合に危険が無くなるため、喜ばしいと言う。
Towerは、殺人事件により互いの不信感を募らせている。
Egweneは、計画をすすめる必要があると言う。
選ばれたAes Sedaiに夢のter'angrealを与え、SiuanがTel'aran'rhiodを教えている。
World of DreamsにWindfindersを招いて、Wise Onesと共に会合を行う。
同時に、NynaeveとSiuanは、TowerのHallでも会議を行うことで、Mesaanaの一派はWorld of Dreamsに入るために隠れることが出来なくなる。
Nynaeveは計画の良さを認めるが、Egweneが危険に身をさらすことに不平を言う。
Egweneは、自分が最もTel'aran'rhiodに熟達しており、Mesaanaを打倒するために最適だと言う。
Siuanは、"The Aiel dreamwalkers"の協力が得られれば安全が増すと提案する。
Egweneは承知し、連絡すると応じた。
3人は、Mesaanaに興味を持たせるように、噂を広める手段を話し合う。
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Perrinは悪夢で訓練を行う。
Cairhienの市街から場面が変わり、海に浮かんでいた。
稲光が走る。船の残骸が漂い、水中にいる獣が人々を狙う。あちこちで人が叫ぶ。
Perrinは恐怖を抑え、現実ではないことを認識する。
頭で理解はしていたが、波にもまれ続ける。何かが足に触れ、Perrinは叫ぶ。海水を飲んで窒息する。
Perrinは、現実ではないと思考を繰り返す。
Perrinは、Cairhienに戻ったが、左手を見ると、水の流れがあり、巨大な獣がいた。
現実ではないと認識すると、獣は霧消した。
Hopperが近くに座っている。Perrinの成長を認めた。
Perrinは、抜け出すのに時間がかかり過ぎている。訓練を続け、より早く制御できるようになる必要があると言った。
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Gawynは、Andorの宮殿内の庭園でElayneを待つ。
顧問との話が終わったElayneが近づいてきた。
Gawynが、Rose Marchが咲き、晴天が広がっていることが信じられないと言う。
Elayneは、RandがDragonmountの頂上で何かをし、Caemlyn周辺から雲を追い払ったと言う。
Gawynは、Al'Thorが母親に害をなしたと言うが、Elayneは否定した。
2人はボートに乗り、庭園の池を進んだ。
Elayneは、Gawynに何故Caemlynに来たのか、王子の立場としてAndorに関わりもせず、1人で時間を費やしていると問う。
Gawynは、考えることがあった、人はFirst Prince of the Swordとして軍に関わることしか聞かないので会わないと言う。
Elayneは、Captain-Generalになる必要は無い、Gawynが守るべきはEgweneだ、Egweneは本当に信頼できる人を求めている。力を持つ女性をサポート出来る男は、Gawynの他に居ないと言う。
Gawynは自分に出来るか分からないと言う。
Elayneは、Amyrlinと結婚したいなら、他に選択は無いと言う。
Gawynは、Elayneの正しさを認識し、あらためて挫折した。

ボートを降り、Elayneと別れたGawynは、Egweneのことを考え、暗殺者のナイフを取り出して確認する。
ふいに、そのナイフをどこで手に入れたのかと、声をかけられる。
Dimanaと2人の女性が立っている。
DimanaがMarilleに尋ねると、似たものを見たことがあると言う。
Gawynがナイフについて、Marilleに聞くと、Bloodknifeだと答えた。
Gawynが暗殺者のことを聞く。
Marilleは、女帝によって授けられ、敵を打ち負かして死ぬと言う。
Dimanaは、Marilleは元Damaneで、詳しくことは知らないと言う。
Gawynは、人の命を救うために情報が必要だと言うと、DimanaはKaiseaを連れてきた。
KaiseaはGawynの前で土下座する。
Kaiseaは、Sul'damであったが、自分がOne Powerを使えると知ったため、Damaneにならなければならないと考え、自らを卑下している。
GawynはKaiseaにBloodknifeを見せる。
Kaiseaは驚き、なぜ持っているのかと言う。
Gawynは暗殺者が残して行ったと言う。
Kaiseaは、Bloodknivesは帝国で最も熟練した殺人者のため、殺されずに済むなど考えられないと言う。
Bloodknivesの命は約1か月、命令を受けた後は休むことなく活動し、Ter'angrelの能力を使って殺人を遂行する。
Gawynが影の中に姿を消すリングと言う。
Kaiseaは肯定する。Gawynが知っていることに驚く。
Kaiseaは、Bloodknivesは必ず目的を達成する。彼らの命が尽きるまで逃げ切ることは出来ないと言う。
Gawynが弱点を聞くが、Kaiseaは光のあるところ、常に影があると言った。
Dimanaが話しを中断し、Gawynは礼を言った。

Dimanaたちが去った後、召使いが近づき、手紙を渡す。
手紙は、Tar ValonのSilvianaからだった。
手紙には、AmyrlinがTar Valonに戻るように言っていると書かれていた。
Gawynは、Bloodknifeを送り返し、Kaiseaから聞いた情報を返信するように依頼した。
Gawynは、Egweneに会う手段を考えていたが、手紙を見て考えを変えた。
今はまだ戻る時ではない。

第34章 判決

Perrinは、裁判中に周辺を警戒して欲しいと、Sulinに依頼した。
NealdとGaulに、キャンプから遠く離れることで、Gatewayが機能することを確認させた。
これは、Wolf Dreamにあるドームに覆われた場所では、Gatewayが使用できないことを意味する。
我々がGatewayで移動しようとすれば、Slayerがドームを動かして妨害すると思われる。
PerrinはStepperに乗り、裁判へ出発する。
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Faileは裁判へ行くために着替えをテントでする。
FaileがBubble of evilでBerelainを助けたことで、Perrinの悪い噂が改善された。
FaileはDaylightに跨り、集団の先頭にいるPerrinに近寄る。
Perrinは、Randが危険であることをビジョンで見たと言う。
Faileは、Maidensが居ないことを聞く。
Perrinは、何者かが、Wolf dreamを使って妨害している。Whitecloaksと戦闘をさせて弱体化したところを攻撃するつもりかもしれないので、Elyasに捜索させ、Maidensは周囲を警戒していると言う。
Faileは、Perrinの本能を信じると言う。
Perrinは裁判の後、Gatewayの妨害を除き、ここから脱出すると言う。
天幕にWhitecloaksは既に到着していた。
Morgaseが奥の椅子に座り、片側にGaladたちが座っている。
Perrinは、Galadにこの場所で戦闘が起こらないようにして欲しいと言う。
Galadは、Perrinが逃げないならば戦闘にはならないと言った。
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PerrinとFaileたちが椅子に座り、Morgaseが裁判の開始を宣言する。
まず、Galadが立ち上がり、Perrinの罪状を言う。2人のChildの殺害と、TrollocsにTwo Riverを襲撃させたと考えられること。
Perrinは、殺害は事実だが、殺人ではないと言う。
Morgaseは証言を求め、Byarが立ち上がる。
Byarは、2年前の出来事を説明する。Andorの荒野でキャンプをしたとき、狼に襲われた。狼と一緒に、Aybaraと若い女性がいた。我々が1匹の狼を殺し、Aybaraは2人のChildrenを殺した。
Perrinは、Byarの話が真実だと認める。しかし、狼は友人で話をすることが出来ること。狼を守るために戦ったことを伝える。
Bornhaldは立ち上がり、Perrinが嘘を言っている、Shadowspawnだと言う。
Bornhaldは、Perrinに見つめられて萎縮し、父を殺したとつぶやく。
Perrinは、The Horn of Valereが吹かれ、Hornの英雄と共にSeanchanと戦った。Bornhaldの父もSeanchanと勇敢に戦い、死んだ。彼の死に関わりは無いと言う。
Morgaseは、Perrinに話すべきことが残っていないか尋ねる。
Perrinは、自分と友人を守るために戦ったと言う。
Morgaseは、発言を求めるFaileを退け、判決を言う。「Perrin Aybara、私はあなたを有罪と宣告する。」Andoranの法律は、猟犬や家畜を殺すことは違法だが、報復で人を殺すことも違法と定めている。しかし、Whitecloaksは、Andorに権限の無い軍隊であるため、罪の内容は、被害者の指揮官に委ねると言う。
Galadは、Perrinに裁判の判決を守るのか、紛争になるのかと問う。
天幕に緊張がはしる。
Perrinは判決に従うが、Last Battleでの義務を果たすまで刑罰の実行を延期する場合に限ると言う。
Galadは、Perrinが約束を守る保証がないと言う。
Perrinは、自分がShadowspawnならば捕虜など気にしないはず、Last Battleから世界が守られることが唯一の目標。以外は瑣末なことだと言い、Last Battleの後に生き残っていれば、Galadの権限に従うと誓った。
Galadは思案の後、うなずいて承諾した。
Morgaseは、Andorに行くPerrinと共にする必要があると言って残った。
Perrinは、天幕を離れようとするGaladに刑罰の内容を聞く。
Galadは、今は言わないと言い、立ち去った。

第35章 正しい事

Egweneは、Mesaanaを誘い出せずにいた。今夜の会合に引き寄せなければならない。
Siuanと別れ、部屋へ戻ると、Silvianaが待っていた。
Gawynのことを尋ねると、メッセージを送ったが、まだ返答はないと言う。
Egweneは、より丁寧な文面で、戻るように頼むメッセージを送るように指示する。
部屋に入り、眠りにつく。
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裁判を終えたPerrinは、キャンプへ戻った。
Galadは約束どおり、捕虜を安全に帰還させた。しかも補給品の荷車と一緒に。
Gaulは首をふり、敵と戦うことが出来ず、名誉を失ったことを嘆く。
Perrinは、戦闘を避けられたことを勝利だと感じている。
Faileが近づいてきて、罪を受け入れたことを非難する。
Perrinは、Last Battleを戦う仲間が殺しあうことは避けなければならなかった。平和に解決する唯一の方法だったと言う。
Perrinは、Faileに退去の指揮を頼み、自身はWolf dreamへ行き、Gatewayの疎外原因を除きに行くと言う。
Perrinは、Gatewayが作れる場所に行けたなら、Whitebridgeへ移動するように言う。突然Caemlynに軍隊を出現させるわけにはいかない。
Faileは、Perrinにもたれかかり、Slayerが強いことを心配する。
Perrinは、SlayerがLord Lucだと思っていると言う。Wolf dreamでSlayerを傷つけたとき、Lucが傷を負ったからだ。
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Byarは、Perrinを解放したことに不満を言う。
Galadは、正しい判断をした。もしShadowであれば戦う機会は得られると言う。
Galadは、キャンプをたたんで、Lugardへ向かうよう、Harneshに指示する。
Bornhaldは、Perrinが父を殺したことに確信が無くなり、悩んでいる。
Galadも、Perrinに対する想いに、不快な心配を感じていた。
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PerrinはWolf dreamに入り、Hopperを呼ぶ。
ドームのそばへ移動すると、Oak Dancer、Sparks、Boundlessが同行すると送ってきた。
Perrinはドームに入り、中央を目指す。
中央に近づくと、異変を感じて10歩の距離をShiftする。
立っていた場所に、Slayerの矢が刺さる。
Perrinは前進してハンマーを振り下ろすが、Slayerは消え、真上に現れて、矢を放つ。
風が吹き、矢はそれた。
Hopperが飛びかかると、Slayerは消え、Perrinと4匹のオオカミは追いかけて攻撃する。
Slayerは、Perrinのハンマーを剣で受け、ナイフを振るい、Oak Dancerの胸を突き、Sparksの顔を裂いて消えた。
Oak Dancerは助からないだろう。
Slayerの香りを背後に感じ、Perrinは振り返ってハンマーで剣を受けたが、剣は煙となって通過し、Perrinの胸を傷つけた。
HopperとBoundlessが襲いかかってPerrinを助け、Slayerは後退した。
Perrinが包帯を想像すると、破れた服が修復し、血を止めるために固定された。
PerrinはYoung BullとなってSlayerを追う。
Slayerは速いが、茂み、石や川が移動の妨げとなる。
一方、Young Bullにとっては、障害とならず、風のように走り抜ける。
Slayerは恐れを感じて消えた。Young BullはShiftして追う。
Slayerは何度もShiftし、ついにPerrinは見失った。
そこへ、Sparksから銀色の棒のイメージが送られたので、PerrinはShiftする。
Sparksは傷口から血を流して、棒の側に横たわっている。
棒はter'angrealだ。地面に突きささっている。
Perrinはを引き抜いたが、ドームは消えない。しかし、ter'angrealを持って移動すると、ドームも動いた。
PerrinはShiftしたが、ドームの外には出られない。
ドームの端までShiftして動かすことは出来るが、Slayerが見つけられないか場所を探す必要がある。

第36章 招待

EgweneはTel'aran'rhiodに入り、Tar ValonのMusician's Wayと呼ばれる会議室へ行く。
Wise Ones(Amys、BairとMelaine)はすでに到着している。
Leane、YukiriとSeaineが、向かいに座り、敵意を向けている。
Egweneの到着のすぐ後に、Windfinders(Shielynと他3人)が現れた。
Egweneに着席を促されるが、Shielynが拒否する。
すると、Amysは、Tel'aran'rhiodに不慣れなWindfindersを揶揄する。
EgweneがShielynを説得すると、ter'angrealを借りていること認め、席に着いた。

Bairが、会議の目的を聞く。
Shielynは、Aes SedaiはWindfindingの力を欲している。管理外のChannelersを認めないと言う。
Egweneは、WindfindersがAirのWeaveを扱うことに長けていると、NynaeveやElayneから聞いている。
Egweneは、Shielynの発言を肯定し、White TowerがWindfindersから多くを学ぶことが出来ると言う。
Shielynは驚き、Egweneを見つめた後、Aes Sedaiを訓練することの交渉が可能だと言う。
Egweneは微笑み、One Powerの技術を教えあうことに利があると認めてくれることを期待していたと言う。
Egweneは、Aes Sedaiの方がWise OnesよりWeaveの知識が多いことを確認し、一方でTel'aran'rhiodでの技術に秀でており、リーダーシップの訓練が有益だったと言う。
Egweneは、3者が互いに持つ技術を分かち合う必要があると言う。

Shielynは、Aes SedaiがWindfindersの見習いとして学ぶことを認められるだろう、もちろん、見合った支払いが必要だがと言う。
Egweneは、Aes Sedaiの訓練に、Windfindersの見習いを参加させることが出来る、訓練の後、Sea Folkへ帰ることが許されると応じた。
Amysは、Wetlanderに留まることを選ぶAielが増えることを心配していると言う。
Melaineは、AielをAes Sedaiにすることを強要するならば、応じられないと言う。
Egweneは、Aielで訓練を受け、ji'e'tohとThree-fold Landを理解し、Wise Onesを尊敬している私を信用して欲しいと言う。
3人のAielは困惑する。
Shielynは、Aes SedaiがWhite Towerに戻ることを認めることは、交渉の対象外だと言う。
Egweneは、夢のter'angrealをWindfindersに与えることを引き合いにだし、Tel'aran'rhiodでは、どこでも行くことが出来る、遠く離れている人と会うことが出来ると言う。

Egweneは、私たち3つのグループは共通の敵を持っていると言う。
Melaineが、Seanchanだと言う。
Egweneは、個々の力を合わせれば、対抗するに十分な強さとなると言う。
Shielynは、交渉を進めなければならない、年に2名の見習いを互いに送ると言う。
Egweneは、見習いではなく、最も力のある人物を送りあうべきだと言う。
Amysは、我々も交渉に参加するのかと聞く。
Egweneは、6か月以上2年以内の期間見習いとなり、訓練を終えた後に1年間は元の所属に戻る、その後AielがAes Sedaiを望むなら認める。逆も同じだと言う。
Shielynは、Wise Onesに対して、同様の交渉をするのかと聞く。
Bairは、交渉をすると言う。
Shielynは、戻ってWindfindersで議論をすると言い、消えた。

Bairは、襲撃に備えて助力を頼んでいた件について、Egweneに聞く。
Egweneは、何も起こらなかったようだと応じた。

Yukiriは、Hallが交渉に同意するとは思えないと言う。
Egweneは、世界は変化し、ElayneのTer'angrealを作る技術など、失われていたものが復活している。Wise OnesかSea Folkに発見があってもおかしくない。Aes Sedaiがすべてを管理することは出来ないと言う。
Yukiriは、Wise OnesとWindfindersを支配すべきだと言う。
Egweneは、Black TowerのAsha'manはAes SedaiをBondし、Aielは今までのように敬まず、Windfindersは強力なChannelersを持っている。Aes Sedaiが支配に固執することは愚かだと言い、Channelersに精通し、情報源として導く存在にならなければならないと言う。
そこへ、Siuanが現れ、Shadowが攻撃してきたと伝えた。
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PerrinはSpikeを隠す場所を探して移動する。そこへ、Slayerの矢が飛んできた。
Perrinは壁を作って矢を防ぐ。
Slayerに追いかけられていては、隠すことが出来ない。Slayerを殺さなてはならないだろう。
Perrinは戦闘の場所として、White Towerを選び、移動する。

第37章 タワーの闇

Egweneの使者が去った後、Gawynは宮殿のベンチで数時間を過ごしていた。
al'Thorに対する憎しみの原因は嫉妬だった。
Gawynは、自身がal'Thorのように英雄たらんとすれば、Egweneと並びたつことは出来ない。Warderとして、Egweneを陰から支える役割に徹しなければならないと考えた。
王子としての立場は捨てて、Egweneが世界を変えようとする目的を見守る存在になるべきだ。Egweneの元へ帰らなければならないと理解した。
Gawynは、Elayneに別れを告げるため、部屋を訪ねたが、Birgitteに静止された。
Birgitteは、ElayneがAes Sedaiに関わる問題で眠っている。明日の朝、Egweneからの言葉が伝えられるだろうと言う。
Gawynは、Egweneが夢の中を歩くことを理解した。
Elayneの部屋を離れ、Traveling roomへ行き、Kinswomanが作ったGatewayで、White Towerへ移動した。
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Egwene、LeaneとWise Onesは、Towerの最下層の部屋へ移動し、報告を受ける。
Saerinは、ShevanとCarlinyaが殺されたと言う。
Morvrinは、Alviarinたちが火炎によって攻撃してきたと言う。
Brendasは、Nynaeveが応戦を続けていると言う。
Egweneは、Saerinに安全な場所へ移動するよう言うが、Saerinは移動することが出来ないと言った。
Amysも、街の外へ行くことが出来ない、何かがおかしいと言う。
Yukiriが、紫のドームがTar Valonを覆っていることに気が付く。
Egweneは戦うことを決断し、Wise Onesは随行すると言う。
Egweneは、Tel'aran'rhiodに不慣れなAes Sedaiに、Musician's Wayへ避難するように伝え、Towerの高所へ移動した。
Egweneは、Towerを離れることが出来ないことに困惑したが、Mesaanaも同じ状況であることは、好機かもしれないと感じた。
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Tar Valonへ移動したPerrinの後ろには、Slayerが立っている。
Perrinは、Ter'angrealをハンマーで破壊しようと試みたが、無理だった。
Perrinは、Slayerに何者なのか問うと、Slayerは、2つの世界の人、私はDreamspikeを必要としていると答えた。
Perrinは、DreamspikeをGhealdanに戻させる訳にはいかない、どちらかが死ぬしかないと言う。
Slayerは、LucはPerrinのことを憎んでいると言い、攻撃のために前進した。
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Gawynは、White Towerへ急いだ。
入口にMazoneとCelarkがいたので、従うように言い、Egweneの居室へ進む。
Gawynは、かつてEgweneの罠にかかった扉に着き、慎重に開けると、罠に囚われたTowerの使用人がいた。
Gawynは苛立ち、Egweneの寝室へ入る。
ベッドにEgweneを確認したが、眠っているのか死んでいるのか判別できない。そこへ、背後から攻撃を感じ、剣で防ぐ。Bloodknivesは2人いるようだ。
Gawynは、Apple Blossoms in the Windの構えをとり、加勢を命ずる。
Cat on Hot Sandの構えで攻撃するが、避けられる。
Bloodknivesに同時にCelarkを攻撃し、血を噴出して倒れる。
Gawynは、背後からLizard in the Thornbushの構えで攻撃するが、避けられた。
部屋の外に、人影を感じ、救援を期待したが、もう1人のBloodknivesが、Mazoneを倒して部屋に入ってきた。
部屋の扉が閉められ、3人が同時に攻撃する。
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PerrinとSlayerは、互いに短いShiftを繰り返して戦闘したが、打撃は当たらない。
Perrinは、ハンマーで彫像を破壊し、石片をSlayerに当てるが、Slayerは外套を硬化させて防ぐ。
Slayerは矢を放とうと構えるが、Perrinが風をおこしたので、躊躇したように見えた。しかし、詳細な像だった。本物のSlayerは背後に近づき、Perrinは慌てて避ける。
Slayerの追撃がなかったので警戒すると、ポーチが奪われていることに気付く。
通りを走り去ろうとするSlayerに、Hopperが襲いかかる。
逃走するSlayerを、PerrinとHopperが追跡する。
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Egweneが戦闘を始めてから15分ほどが経過していた。ときおり爆発がおこり、塔が揺れる。
Egweneは、盗聴防止のWeaveを使って足音を消して慎重に移動する。
淡い光を発見して近づくと、Black sistersの2人(EvanelleinとMestra)が居る。
火球でMestraを攻撃する。Evanelleinは叫び声をあげた。Nynaeveに教わったトリックにより、Evanelleinを混乱させる。
無防備なEvanelleinを捕らえようとすると、新たな1人が現れた。Mesaanaだと感じ、その場から離れる。
Egweneが自室に戻ると、Nynaeveが現れた。2人は状況を確認し、NynaeveはNotoriを倒したと言う。
Black Ajahは19のTer'angrealを盗んだので、我々の人数を上回るだろう。
EgweneとNynaeveは、交差点へ移動し周囲を光で照らす。
Sedoreを発見し、Weaveを放ち、火の柱で焼き殺す。
交差点への移動を何度か繰り返したが、誰も居なかった。
ふいにBairの警告の声を聴く。Bairは服や肌の色を壁の色に変えて、偽装していた。
Bairが、行動が相手に悟られていると言ったとき、近くの壁が爆発し、6人の敵が姿を現した。
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PerrinはTowerから飛び降り、ロングボウを作って、Slayerに矢を放つ。
Slayerは、窓からTowerの中へ入って避ける。
PerrinがSlayerを追跡しているとき、Aes Sedaiの戦闘を目撃した。
Perrinは、Egweneを見つけて、この場所は危険なので離れるべきだと声をかけた。
Egweneは、Perrinを認識し、なぜ居るのか問う。
Perrinは答えようとしたが、Egweneは、緊急を要しているため、後で話すと言い、ロープを出現させてPerrinを拘束した。
しかしPerrinは、ロープが緩むよう想像すると、ロープはほどけた。
Egweneは驚き、疑問を口にしたとき、女性が現れてOne Powerをふるう。
光線が放たれたが、Perrinはオオカミであり、Wolf dreamの支配者だ。攻撃が失敗することを想像して手をあげると、光線は消えた。
Egweneは、女性の上の壁を破壊し、生き埋めにした。
Egweneは、Balefireを消したPerrinに驚く。
Perrinは、EgweneがAes Sedaiになっていて、夢の世界に経験があることを認識し、Hopperを探しに離れた。
Hopperに送信すると、Hopper痛みが感じられた。
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Gawynは、3人を相手に苦戦し、多くの傷を負っていた。
The Cyclone Ragesの構えで、なんとか防戦を続ける。
3人が前進したとき、The River Undercuts The Bankの構えで2人の剣を避け、1人を切り付けた。敵は倒れる。
Gawynは、ベッドから枕を掴み、ランタンに投げつけて明かりを消した。
お互いに視界を失い、Gawynは敵の動きを音で察知する。
Bloodknivesの動きを予測し、Hummingbird Kisses the Honeyroseの構えで攻撃し、刃が1人を捉えた。敵は倒れる。
Gawynは最後の敵を探るが、出血が多く、長期戦に耐えられない不安を感じる。
あえて、剣で足元を叩いて存在を知らせ、首を守るよう剣を持ち上げる。
Gawynは攻撃を受けたが、渾身の力で反撃をし、敵の首を切り飛ばした。
Gawynは、さらに出血し、ベッドに倒れかかる。Egweneを探したが暗闇では困難だった。
やがて、床に崩れおち、意識を失う。
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Mesaanaは、White Towerの地下室の下に作った部屋で、AirでKaterineを縛る。
Katerineは、Dreamspikeが見つからないと報告する。
Mesaanaは、刑務所に閉じ込められる前の1世紀の間、Tel'aran'rhiodの経験をもち、Dreamspikeの存在を知っていた。
Dreamspikeは、許可された者を除き、エリアの内外への移動を禁止する。
Aes Sedaiが、なぜTer'angrealを発見したか不明だが、Egweneを捕らえることで、2つの勝利を得るだろう。
Mesaanaは一計を思いつき、KaterineにWeaveを施す。
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PerrinがWhite Towerの最上部に移動すると、SlayerがHopperの首を握って立っている。
SlayerはHopperを投げ捨て、Perrinが近づくと、SlayerはPerrinに掴みかかり、共に落下する。
Slayerはナイフで首を狙い、防いだPerrinは腕を負傷する。
Perrinは、Slayerを蹴り飛ばし、Hopperを抱えて着地するが、Slayerの放った矢が、Hopperを貫通して、Perrinの足に刺さる。
Hopperを地面に下し、Hopperの弱った意識を感じたPerrinの視界は、涙でぼやける。
そばに着地したSlayerが、とどめの矢を放ったとき、Perrinは力が漲る想像をすると、血管に活力が溢れた。ハンマーを振るうが、Slayerに防御され、力が尽きる。
Slayerは、血の補給を考えたようだが、それだけでは自身を回復させることは出来ないと言う。
Perrinは、White Towerの出入口が暗いことに気付き、そこに悪夢があると理解した。
PerrinはSlayerに掴みかかり、2人は悪夢へ転落する。

第38章 傷

White Towerでは、戦闘が行われ、爆発が起こる。
Egweneは、Evanelleinを見つけ、隣の部屋へ移動し、壁を破壊して倒す。
そこへMesaanaが攻撃し、避けたEgweneは移動して身を隠す。
壁に窓を作って様子を見ると、Amysが肩から出血していることを確認した。Cadin'sorを着たWise Onesは槍を使っている。
Egweneは、Perrinの姿を思い描く、彼はどうやって成長したのか? Weaveに頼らずとも力を発揮できることに教訓を得た。BairもChannelが出来ないが、戦闘能力が高い。
Egweneは、倒れているNicolaを見つけた。近寄ると地面が崩壊したので、Nicolaの下に足場を想像して落下を防いだ。そばで確認すると、Nicolaは息をしていなかった。
Melaineが警告を発し、壁を出現さえてEgweneを爆風から防ぐ。
AlviarinとRamolaを確認したEgweneは、裏に移動して壁で押し潰そうとしたが、行動が読まれているとBairに警告され、中断した。
Egweneは、Mesaanaが2人のBlack sistersを囮にしていると理解し、Mesaanaの出現を予測して待機する。
現れたMesaanaは、Egweneを見て驚くが、Weaveを放つ。
Egweneは、Weaveが自分には当たらないことを想像すると、攻撃はEgweneをそれる。Aielの槍を出現させ、投擲する。
Mesaanaの防壁が役にたたないことを想像し、槍は防壁を貫通し、Mesaanaの首を捉えた。
Mesaanaは倒れ、黒いドレスが消えると、Katerineが現れる。偽装していたようだ。
その瞬間、Egweneに首輪が取り付き、Sourceが離れた。振り返ると、手首にA'damを繋いだMesaanaが居た。
MesaanaはEgweneを連れて地下室へ移動し、Alviarinに撤退を指示する。
EgweneはA'damに捕らわれた記憶を呼び起こされて混乱するが、Aes Sedaiであることの冷静さを何とか保つ。
Mesaanaは、Dreamspikeの所在を尋ね、A'damを通じてEgweneを痛めつける。
Egweneは痛みを受け、恐怖したが、力を失う想像をすることでA'damを無効化した。
Mesaanaは訝り、より多くの痛みを流したが、Egweneは消滅させる。
Egweneは、Tel'aran'rhiodでA'damは私に効かないと言い、首輪が外れる。
Mesaanaは慌てず、Egweneの能力を認めたが、20歳のEgweneと自身のTel'aran'rhiodでの経験の差を言い、凝視する。
Egweneは、何千年もの混乱の時代を乗り越えたWhite TowerのAmyrlinだ、Mesaanaの経験は平時のものだと反論する。
Egweneは、Mesaanaから意志の圧力を感じた。Egweneに恭順を要求している。
Mesaanaは自信をもって、Egweneが屈するだろうと言う。
Egweneは、Mesaanaの強さを感じたが、自分は子供だが、Amyrlin Seatには歴史があると言い、自身を鼓舞して抵抗する。
2人は互いの視線を合わせ、相手を屈服させようと意志をぶつけあう。
Egweneに襲いかかっていた抵抗が、ふいに無くなり、Mesaanaが倒れた。目を開いたまま意識を失っている。
しばらくの間、疲労の回復に時間を要した後、AirでForsakenを持ち上げ、Towerの上層階へ移動した。
Wise Ones、Nynaeve、SiuanとLeaneが居る。Siuanは安堵の想いをつぶやいた。
Melaineに尋ねられ、EgweneはMesaanaだと答える。
Bairは、前例を知っている。SammanaというWise OneのDreamerは心が壊れて、一生眠り続けたと言う。
Amysは、Egweneを見習いと呼ぶことを止める時がきたと言う。
Egweneは、Wise Onesが大きなJiを得たと、援助に対する感謝を言う。
Egweneたちは、Tel'aran'rhiodから現実へ戻っていった。
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悪夢の中のTar Valonは燃えていた。地面が裂け、炎が上がる。
群衆が逃げまどい、Tarmon Gai'don、Last Battleが来たと叫ぶ。
Perrinは悪夢が現実ではないことを認識し、足元はタイルへ変わる。
悪夢に引き込まれないよう、意志を強く保ち、Slayerを探し、路地で見つけた。
Perrinは、Slayerが触れている壁を、炎で溶かす。Slayerは驚いて手を引いた。悪夢を信じているようだ。
Perrinは、自身をAzi al'Thoneに変装して、Slayerに近づく。すれ違ったとき、Ter'angrealを奪う。
気付いたSlayerは、悪態をつく。周囲の地面はタイルに変わった。
Perrinはナイフを想像し、Slayerの腹に突き刺す。
Slayerは叫び、傷口に触れた手は血まみれになり、怒りの形相を向ける。
地面が揺れ、地面の裂け目から溶岩が流れる。
PerrinがTer'angrealを溶岩に投げ入れると、Slayerが悲嘆の叫びをあげ、悪夢は破裂し、現実に戻った。
そばに落ちているTer'angrealは、形を失い金属の塊となっていた。
Perrinは微笑み、やがて紫のドームは消えた。
錯乱したSlayerが襲いかかったくると、Hopperの弱い声が送られ、逃げるよう促す。
Perrinは、Hopperを置いていけないと言い、涙を流すが、Wolf dreamからの離脱を選択した。
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Egweneは、自室のベッドで目を覚ます。
Mesaanaが回復することは無いことを確信し、勝利を認識した。
Tel'aran'rhiodから戻った仲間に会い、死んだSisterを探さなければならない。
Egweneは異臭に気付き、明かりが消えていることに疑問を覚える。
Sourceを抱き、光の球を作って照らすと、5人が床に倒れ、部屋は血で汚れていた。
3人は黒人、1人はTower Guard、もう1人は..Gawyn!
Egweneはベッドから飛び降りて状態を確認する。呼吸をしているが、重傷だ。Healingを行い傷が少し閉じたが、不得意なWeaveだった。
Gawynが囁き、Egweneの名を呼び、愛していると言う。
Egweneは、Amyrlinが助けると言い、安静を促す。涙がこぼれる。
Gawynは、暗殺者はForsakenでは無かったと言う。
Egweneは、Gawynが暗殺者を阻止していなかったら、睡眠中に殺されていた。Mesaanaに勝利することも無かったと気づいた。
Gawynは、Egweneに逆らったことを謝罪する。
Egweneは、Bondを結んで助ける。GawynをWarderとして、夫として欲すると言う。
Gawynは、誓うと応じた。
Egweneは、愛していると言い、WeaveをGawynに与えた。BondからGawynの傷の痛みを感じるとともに、お互いの想いに偽りのないことを確じた。
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Perrinは、Wolf dreamから目を覚ました。涙がこぼれている。
Faileが隣に跪いていて、光に感謝を言う。
Masuriも隣にいて、傷を負ったPerrinに、Healingを始めた。
Faileは、眠っている間に傷が出来たので、癒そうとしたが、Edarraに効果が無いと止められたと言う。
Faileは、Gatewayが有効になり、ほとんどが移動した。残りは数千人のAielとTwo Riversの男だ、彼らはPerrinを置いて移動するつもりは無いと言う。
Perrinは起き上がり、すぐ移動する、Slayerの仲間が襲ってくるかもしれないと言う。
Faileは、Perrinの沈んだ様子を見て、何があったのか尋ねる。
Perrinは、Hopperを失ったと答えた。
Perrinは、Chiadが持ってきた水を飲んだ後、立ち上がってテントを出る。Maidensは、槍で盾を打ち、承認を示す。
Two Riversの男たちが声をかけ、Perrinは頷いた。
キャンプの中心地点に立つAsha'manに近づき、今すぐ此処から移動したいと言う。
Gradyが応じて、Gatewayを作る。
PerrinたちはGatewayを超える。空気は冷たく、清潔で爽やかな香りがした。
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Graendalは、召使いに罠の準備をするように指示する。
Moridinが遣わした召使いが意見を言おうとするが、Graendalは叱責する。
Aybaraはta'verenであるので、慎重に行わなければならない。

第39章 3つの苦難の土地で

AviendhaはThree-fold Landを走り、シンプルな風景に落ち着きを感じていた。
陽が落ち、暗闇になったので、走ることを止めて、野営の準備をする。
火をおこし、食事の準備をはじめた。
Aviendhaは、Maidenを止めWise Oneの道を選んだことで、名誉を取り戻し、目的を得た。
RhuideanでCrystal columnsを通り、Randの元に戻る。Last Battleを戦い、生き残ったAileを導くために働く。我々はThree-fold Landに戻らなければならない。Wetlandは自分を弱くする。
近くで音がしたので、Sourceを掴んで警戒する。
女性が暗闇に立っている。通常の衣服を着たAiel。中年で武器を携行していない。
女性は、Nakomiと名乗り、旅をしていて、水を共有できないかと話しかけた。
Aviendhaは受け入れ、Rhuideanを目指していると言った。
Nakomiは火のそばに座り、鍋をだして茶の準備をする。
Aviendhaは水を提供し、Nakomiは礼を言う。
Nakomiは、Car'a'Carnをどう思うか尋ねる。
Aviendhaは、愛していると感じたが、多くの名誉を持っている人だと答えた。
Nakomiは、Wetlandが栄光に満ちているのか尋ねる。
Aviendhaは、私たちを弱くすると否定した。
Nakomiは、Aviendhaが何かを心配しているように見えると言う。
Aviendhaは、Aielの人々が心配だと言うと、NakomiはLast Battleと言った。
しかしAviendhaは、Wetlandで堕落することの方が心配だと言う。
Nakomiは、Aielは宣誓を破って暴力をふるったことで、大きなTohを負った。ここはThree-fold Land、私たちの罰のためにThree-foldが課されたと言う。
Aviendhaは肯定し、Last Battleを戦うことで、Tohを満たすだろうと言う。
Nakomiは、Three-fold Landは私たちの罰だ、Tohを果たすために成長する場だ。Car'a'carnのために戦ってTohを果たしたとき、Three-fold Landに戻る必要はあるのか?と言う。
Aviendhaはぞっとした。
Nakomiは、AielはDragonの民だ。Dragonに奉仕することが義務である一方、Last Battleが終わったとき、生きる目的を失ってしまうと言う。
Aviendhaが絶句すると、Nakomiは言い過ぎたことを謝罪する。
Nakomiは食事を調理して、Aviendhaに提供した。
Aviendhaが味わっていると、Nakomiは微笑んだ。立ち上がり、暗闇へ消える。
Aviendhaは食べ終えた後、長い時間考えていたが、Nakomiが戻ってこない。心配して周囲を探したが、見つからなかった。
捜索から戻ると、Nakomiの荷物が無くなっていた。

第40章 製造

休息するPerrinのもとへ、Faileが近づく。
Perrinは、失敗したと言う。Hopperを失ったことが、心に痛みをもたらす。
Faileは、Gatewayが機能するようになり、人々を救ったと言う。
Perrinは周囲を見ると、仲間が起きていることに驚く。
Faileは、皆が心配していると説明する。
Perrinは、ArgandaとGallenneに近づき、Jehannahの地図を持ってくるように頼む。
Perrinは、キャンプ内を歩き、鍛冶場へ行く。皆が後を追う。
地図が届けられ、Lugardへ移動する軍を待ち伏せするに最適な場所を質問する。
Argandaは、かつて河だった隘路を示し、高所から攻撃出来ると言う。
Gallenneが同意する。
Perrinは、GradyかNealdにWhitecloakを偵察させる必要があると言った後、鍛冶のハンマーを持ち、金属を打ち始める。
NealdとGradyが到着する。Wise OnesとMasuriと一緒に。
Perrinは、石炭が金属を熱するに充分な温度で無いことに不満をあらわす。
NealdがOne Powerで金属を熱することが出来ると提案する。
Perrinは集中して金属を打ち続ける。Asha'manによって温度が保ち続けられることに満足し、鍛造に没頭する。
Nealdは疲労し、Wise OnesにCircleを求める。
Perrinのハンマーは激しくなり、火花が飛び散る。
Perrinは思考する。リーダーになることを望んでいなかったが、世界が危機に陥った今、自分の正義を証明するために、人々の先頭に立って行動する必要があったことを理解した。
Perrinはハンマーを完成させ、飛び跳ねるオオカミを刻印する。
Perrinが周囲を見渡すと、取り囲む群衆の多さに驚く。
NealdとGrady、6人のWise Onesは、疲労でしゃがみ込む。
Perrinは、WilにWolfheadの旗をすべて燃やしたか尋ねる。
Wilが1つだけ残したと答えると、Perrinは持ってくるように言う。
Perrinは旗を持ち、Last Battleへ向け皆を導くと、群衆へ宣言する。
群衆が応じて叫ぶ。「Goldeneyes! Goldeneyes the wolf! To the Last Battle! Tai'shar Manetheren!」
Perrinは、旗をWilに渡し、Last Battleに勝利するまで、掲げ続けるように指示した。
Perrinは、「跳躍する人」をOld Tongueで何と言うか尋ねる。
Berelainは「Mah'alleinir」と答え、Perrinは新しいハンマーの名前とした。
Perrinは、SulinにWhitecloaksのキャンプの位置を尋ねる。そこは先ほど話した隘路だった。
Perrinは、軍をGatewayでWhitecloaksのそばの崖の上へ移動するよう指示した。
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Berelainは、PerrinがWhitecloacksへの攻撃を考えていることに危惧を表す。
Faileは、PerrinはWhitecloacksを攻撃しないと言う。
Berelainは、Galadと面会することを希望していると言う。
Faileは、男性の好みが良くないと言う。
Berelainは、Load Dragonとの繋がりが、Mayeneの独立を維持する手段だと考えている。
Berelainは、Load Dragonに近づいたが拒否された。Load Dragonは、Elayneとの結婚を望んでいる。Andorとの同盟関係を築くことは理にかなっていると言う。
そして、Load DragonがPerrinに同行することを命じたことは、Perrinと結ばれることを望んでいると理解し、行動した。
しかし、紆余曲折をへて、Perrinを諦めた。よって、Mayeneの立場は危ういと言う。
FaileはそのためにWhitecloackに接触する? と尋ねる。
Berelainは、Elayneの異父兄弟は、Load Dragonに近い存在になると答え、Faileに助力を求めた。
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Gatewayで移動する軍を見守っているPerrinに、Elyasが近づく。
Elyasは、狼とともに行動するため、軍を離れると言う。
Perrinは、Last Huntが始まったことを理解し、北で再会できるだろうと言う。
Elyasは、再会できなかったとしても、夢の中で会えると言い、立ち去った。
Perrinは、人間と狼のバランスを見つけたので、Noamのように人間性を失うことは無いと確信し、Perrin Goldeneyesとして人々の象徴となり、最善を尽くす覚悟をもち、Gatewayをくぐった。
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テントにTromが入ってきて、Galadは目を覚ます。
Tromは、崖の上にAybaraの軍がいることを告げる。
偵察は、道を移動せずに消えたAybaraのキャンプを確認していた。暗黒の力が使われたとTromは言う。
Galadは、戦闘準備をするように命令するが、圧倒的に不利な状況を認識する。
Byarが来て、Galadを非難する。裁判などせずに攻撃するべきだったと。
Galadは、生き残る方法を模索し、防衛手段を伝えるために、テントを出た。
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Perrinは、FaileとAlliandre、Berelainに、戦闘時は後方部隊へ行き、安全を確保して欲しいと言う。
Gaulが現れ、Whitecloaksが我々に気づき、戦闘準備をはじめていると伝えた。
Perrinはうなずき、崖の先へ行き、南に目を向ける。月明りが河川敷を照らし、谷底は霧で覆われている。
すると、Whitecloakのテントから叫び声があがる。
Perrinは、弓兵を前進させて、攻撃の備えを命令する。
Berelainは、攻撃してもWhitecloaksの指揮官は救って欲しいと言う。
Perrinは、意味がわからず、Damodredを助けるための行動だと答える。
Gradyが、Channelingを感じると叫ぶ。
霧の中に、TrollocsとMyrddraalが現れた。
Perrinは、Asha'manに光で照らすように言う。
Perrinの軍の存在には気づいていなかったShadowspawnは、光に当惑する。
Perrinは新しいハンマーを持ち上げ、戦いの始まりを叫んだ。

第41章 予期せぬ同盟国

GaladとBornhaldは、矢を警戒し、盾を上げて走る。矢が放たれる音が聞こえたが、飛んでこなかった。疑問に思ったとき、兵がTrollocsの襲来に対して叫ぶ。
Galadは虐殺が始まることを覚悟したが、矢はShadowspawnの群れを攻撃した。続けてChannelersによる爆発が襲う。
Galadは、射手の攻撃と、盾による防衛を優先し、守備的な対応を指示した。
Byarが近づき、AybaraがShadowspawnを連れてきたと言う。
Bornhaldは、AybaraがTrollocsを攻撃している事実を見て、納得がいかない。
Byarは、AybaraがShadowspawnと通じている以外に、現れる理由がないと言う。
Galadは判断に迷うが、Aybaraからの攻撃にも備えつつ、Trollocsとの戦闘を指示した。
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Perrinは、Faileら3人に安全な場所へ後退するように言うが、Faileは、何故知りえたのか理由を尋ねる。
Perrinは、ドームによってGatewayを妨げたのは、道に沿ってAndorに向かわせることで、襲撃に有利な場所へ誘導する目的だと感じたと言う。
Faileは、しかし我々がGatewayで移動したため、Whitecloacksへの攻撃に切り替えたと言う。
Perrinは、Forsakenの1人が関与していると思う、戦況が悪化すればGatewayで撤退するが、Whitecloacksを見殺しにはしないと言う。
Faileは納得し、2人を連れて後方へ移動した。
斜面を登るTrollocsは、Two Riversの射手によって防がれていたが、矢を使い果たした。Perrinは前進し、戦闘を開始する。
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GaladはTrollocsの首を剣で切りつけた。獣は耐久力があり、殺すことが大変だった。Woodsman Strips the Branch. Arc of the Moon. Striking the Spark.さらに3回の打撃を与えて、ようやく倒す。
攻撃の勢いが強く、囲まれた騎兵はランスの優位性である突撃を阻まれている。
馬が打撃を受けて倒れ、投げ出されたGaladは足を負傷した。
Galadを狙うTrollocsに、Bornhaldが突撃して助ける。
北部の前線は混乱し、Trollocsに包囲されつつある。
Whitecloacksは、Trollocsとの戦闘経験が少なく、人間とは異なる凶暴さに押されていた。
Galadは前線の崩れそうな場所へ移動し、兵を鼓舞する。
しかし、兵の士気は恐怖につぶされそうだ。
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Perrinは、Mah'alleinirでTrollocを打撃すると、触れた箇所に燃えるような効果を伴った。
Gallenneの突撃がTrollocsの部隊を分断し、後退をTwo Riversの弓が援護する。
Argandaは笑みを浮かべ、哀れみをかける必要の無い獣との戦闘に喜びを感じると言う。
Perrinは、TrollocsがWhitecloacksを包囲している状況を見て、無秩序なTrollocsを指揮している者の存在を感じる。
Perrinは、Jori CongarらにMyrddraalを探させ、GradyとNealdに攻撃させる。Trollocsを統率するFadeを攻撃することは重要だ。
PerrinはChannelersに指示し、Trollocsを一斉攻撃させ、斜面の下へ押し戻した。
兵は束の間の休息を得て、Perrinは南方のWhitecloacksを確認する。部隊を分断されたWhitecloacksは、山腹を背に押しこまれていた。予想より状況が悪い。
Perrinは、支援の必要を感じ、斜面を降りて合流すると言う。
Gallenneは、優位な場所を捨ててまで支援することに疑義を言う。
Perrinは正しいことだと言い、Gallenneに同行を促す。
Gallenneは躊躇するが、名誉のために行くと言う。
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Galadは、Two Riversの射手によるTrollocsへの正確な斉射を見る。
動揺したTrollocsの群れに、Aybaraの騎兵が突撃する。急な斜面を見事に制御している。先頭にはハンマーを持つ男、Perrin Aybaraがいて、真紅のWolfheadの旗が掲げられている。
Trollocsが押し返されることを見て、Galadは攻勢にでるよう指示し、Tromは騎兵を集めて突撃した。
Aybaraの兵が斜面を次々と降り、何万もの人が叫ぶ。「Goldeneyes! Goldeneyes!」
Galadは、Ribbon in the Airの型でTrollocを殺したが、次に10フィートある巨大な獣に対した。
攻撃を避けて打撃を与えたが、足首の負傷が悪化し、倒れる獣に押し潰された。
Galadがもがいていると、巨大なハンマーがTrollocを吹き飛ばし、Aybaraの馬が飛び越えた。
Galadの負傷を確認したAybaraは、馬に乗るように言い、Galadは従った。
Aybaraの攻勢で、Trollocsの勢いはなくなり、逃げだす集団が見えた。炎がMyrddraalを襲い、Trollocsは統制を失っていく。
Galadは、私を救うことは罰の決定に影響を与えるだろうとAybaraに言う。
Aybaraは「良いことだ」と呟いた。
Galadは期待と異なる反応を見て、AybaraがTrollocsを操っていると疑っている人がいると言う。
Aybaraは、ある意味これは私のせいだ。Trollocsの標的は私だったが、逃れたためにWhitecloacksが襲われた。Trollocsを撃退できたことが嬉しいと言った。
Galadは、Aybaraのことを世界に影響を及ぼす男だと信じ、同盟者と成り得ると感じた。
Galadは、今、あなたへの罰を伝えると言う。
Perrinは、何故、今なのかと、眉をひそめる。
Galadは、死んだChildrenの家族に500の額の賠償を支払うこと、用いるすべて力を注いでLast Battleを戦うことを命じると言う。
Perrinはうなずき、公正だと受け入れた。
その瞬間、Byarが怒りの叫びをあげて、後ろから襲いかかる。
AybaraとGaladは、防げないと感じたとき、Byarは止まり、血を噴いて倒れた。
後ろにはBornhaldが立っていた。私たちを救った男を背後から襲うことは許されないと言い、剣が手から落ちる。
Galadは、正しいことをしたと、Bornhaldに言う。
戦闘は続いていたが、Trollocsは後退し、Galadの周囲は安全になっていた。
Aybaraは治療所へ行くべきだと言うが、Galadは馬があれば戦えると応じた。
Aybaraはそばで見守るから、一緒に行こうと言う。
Galadは礼を言い、笑顔を見せて前線へ進む。

第42章 血より強い

GawynはEgweneの居室で椅子に座り、EgweneとのBondに意識を向ける。
不思議な感覚だが、Egweneの存在が感知されて心地よい。
Egweneが部屋に戻ってくることが解る。
Egweneの静かな表情の裏に、渦巻く感情のあることを知る。
Warderがただの護衛ではないことを理解した。
心の機微を共有する存在。
Gawynは、Mesaanaを見つけたのか尋ねる。
Egweneは、Brown AjahのDanelleに偽装していたと答えた。
Gawynは、召使いが部屋の入口に仕掛けられた罠に捕まったとき、目を覚まさなかったのか尋ねる。
Egweneは、深く夢の中にいて、Mesaanaと戦っていた。Tower Guardsは殺されていたと言う。
Gawynは、警告を送ったと言うが、Egweneは使者も殺されていたと言う。
Egweneは、Silvianaの言葉では、Gawynが戻ってくる気にならないことを心配していたと言う。
Gawynは、あなたを守ることが許されるなら、どのような命令にも従うことを約束すると言う。
Egweneは、心境の変化を聞く。
Gawynは、従うことの重要さを学んだと言う。
Egweneは、Gawynの変化を理解して頷く。Warderの宿舎とするため部屋にベッドを運ぶように指示すると言う。
Gawynは、Egweneが寝室を別にすることに、結婚を宣言しても、Amyrlinの言葉に反論しないだろうと言う。
Egweneは驚くが、両親に知らせずに結婚は出来ない、GawynもElayneに知らせる必要があるだろうと言う。
Gawynは、Egweneの正しさを認め、連絡の手配をすると言った。
Gawynは、CelarkとMazoneの遺体を見て、死は無駄ではない、Amyrlinの命を救った栄誉を家族は知ると呟いた。
Gawynは、3人の暗殺者のそばへ行き、彼らの右手中指から、黒い石のリング ter'angrealを抜き、自分のポケットに収めた。
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Lanは、Nynaeveが自分のBondを獲得したことを感じる。
KandorとArafelの国境、Firchon passを挟む峡谷に、大きな要塞が見える。
要塞の前には、何千もの人が集まっている。Malkierの旗「Golden Crane」や、KandorやArafelの旗がひるがえる。
Lanは、私との誓いを破ったのかと聞くが、Andereは誰も破っていない、彼らはLanの決起を望んで自然に集まっていると言う。
Lanはうんざりするも、真実だろうと感じた。しかし、Malkierを再興することは不可能だ。そのために人々を従えて、死に向かわせることは出来ない。
要塞に近づくと、hadoriを身に着けた男性、額にki'sainの印を付けた女性が見える。何人かの男は、Malkierの王室の警備員の紋章のついたコートを着ていた。
Lanたちが近づくと、人々は「Tai'shar Malkier!」と叫ぶが、Lan本人であることは気づいていないようだ。
要塞の門は開かれているが、検問が行われている。
Arafelの検問官が、通行の目的を尋ねる。
Lanは、Last BattleのためにFal Moranへ行くと答えた。
警備員は、他の人々のようにMalkierの王を待たないのかと尋ねる。
Lanは、私に王はいないと答えた。
通行を許されて、進みはじめたとき「Al'Lan Mandragoran?」と声を掛けられる。
Lanは驚き、声の主を確認すると、Kandor女王の孫 Kaisen Noramagaだとわかった。
Kaisenは、Golden Craneが掲げられたと聞いた、本当にあなたが現れたと言う。
Lanは、Golden Craneは掲げていないと否定した。
Kaisenは、Kendral(Arafel王の孫)に誘われ、父に行くように指示した、先祖はお互いを守る誓いをした。誓いは血よりも強い。あなたの妻に此処で待つように言われたと言う。
Lanは憤り、Nynaeveを呪う。Bondを通じて愛情と不満を送った。
Lanは諦め、深い溜息のあとに宣誓する「Golden CraneはTarmon Gai'donのために飛ぶ、共に進むことを望む人々を率いて戦う」
人々は叫び声をあげる、歓声はどんどん大きくなった。

第43章 数杯の茶

戦いが終わり、夜が明けてきた戦場を、GaladとPerrinは歩く。
Galadは、Aes Sedaiに自分をHealすることを許し、回復していた。
Galadは、PerrinがWhitecloacksを見捨て、私が死ねば問題が解決する。それでも救ったことは名誉だ。私はあなたを信じると言う。
Perrinは、すべての剣はLast Battleで必要とされると答えた。
Galadは死んだ兵士を見つけ、光に祈りをささげる。
Perrinは、かすかな呻き声を聞き、獣の死体を押しのけ、若い男を見つけた。
Galadは、深い傷を見て助からないと感じたが、Aes Sedaiなら癒せると考え直す。
Aes SedaiとAiel Wise Onesのもとへ連れて行くと、Wise Oneが治療の許可を尋ねる。
Galadは、ChildrenがHealingを受け入れるか否かは、個人の判断に任せると言っていた。
Galadは、若者を癒すように頼んだ。
Perrinは、共に戦うことをGaladに提案する。しかしRandはWhitecloacksの服従を求めるので、Last Battleが終わるまで指揮下につくことを誓って欲しいと言う。
Galadは躊躇し、ChildrenがDarkfriendsだと言う男に従えという提案を、大胆だと言う。
Perrinは、Galadが拒否すれば、我々は去るが、Randが放置しないだろうと言う。
Galadは、奇妙で魅力的な男だと言う。
Perrinが手を差し出し、Galadが応じて握手し、提案を受け入れると言った。
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救護所で作業するAlliandreは、シャツを裂いて包帯を作り、Gai'shainに渡した。
Berelainは、戦闘が終わったのか尋ね、Faileは、そう思うと答えた。
Berelainは、PerrinがWhitecloacksを攻撃しないというFaileの考えが正しかったと言う。
Faileは、夫は一般的な男性とは異なると言うと、Berelainは言葉をさえぎって離れた。
Alliandreは、Faileに近づき、はさみと布を渡す。
Faileは、Berelainが愛よりも政治を優先して男性を見ている。私はそのように生きたくないと言う。
Alliandreは返答せず、作業を続けた。
Perrinが近づき、Faileが茶をだして労わる。
Alliandreは2人から離れ、ポットから茶を注いでBerelainへ近づいた。
Berelainは、Perrinを通じてDragon Rebornへの繋がりを求めたが、諦めたと言う。
Alliandreは、結婚は打算でするものではないようだと言い、愛とは何か尋ねる。
Berelainは、夫のいない状況で、Last Battleに突入したら、Mayeneの継承に危機が生じる。支配者はロマンスを求めず、ただの気晴らしだと言う。
Galadが救護所に来たので、Berelainは近づいた。
Galadはお辞儀をして、Galadを殺さないようPerrinに頼んだことを聞いたと言う。
Berelainは、PerrinがGaladを攻撃するだろうと考えた。愚かだと言う。
Galadは、自分もPerrinに倒されるだろうと思った。お互いに愚か者だと言う。
Berelainは微笑む。
Galadは、Berelainに茶をすすめ、Berelainは快諾したが、手には既に茶を持っていた。
Alliandreに茶を渡した2人は、包帯を作る作業のために離れた。
Alliandreは微笑み、2人の関係はうまくいくかもしれないと感じた。

第44章 あいまいな要求

Morgaseはキャンプを歩いてBasel Gillを探し、荷車に荷を積んでいるのを見つけた。
近くにいたLiniに話しかけられ、MorgaseはCaemlynに戻ってElayneを助ける義務があると言う。
そこへ、TallanvorがWhitebridgeの街の方から来るのが見えた。
Tallanvorは、報告ではElayneはMorgaseが死んだと思ってる。Load Aybaraに頼めば、Asha'manにGatewayを作ってもらえるだろうと言う。
加えて、人のいない場所で話がしたいと言い、Morgaseは応じた。
Tallanvorは、Morgaseから去ると言ったことを謝罪した。
Morgaseは、自身の存在がElayneに影響することを思い出し、夫の存在が脅威となると考える。
Tallanvorも理解し、Andorのために結婚は出来ないので、私を殺せと言う。
Morgaseは、国のために心を犠牲にしなければならないのかと言い、気持ちを抑えられず、Tallanvorにキスをする。
後ろからLiniに声をかけ、結婚を認める、Elayneの元へ行く前の今が最善だと言う。
Tallanvorにプロポーズの言葉をかけられ、Morgaseは応じた。
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Perrinはキャンプを歩き、鍛冶が叩く音を聞く。
Nealdは、Mah'alleinirを鍛えた方法を正確に理解していなかったが、壊れない刃を造れるようになっていた。
Aielが槍の刃を求め、Perrinは優先するようにNealdに伝えた。
Gradyは、AnnouraとMasuriとCircleを行い、Gatewayを開きつづける。最後の難民がCaemlynへ向けて移動している。
PerrinはGatewayを使って、Elayneに使者を送った。
兵站係のテントにFaileが居る。
PerrinとFaileは、BerelainがGaladの近くで多くの時間を過ごし、Perrinとの噂が解消されたことを話していると、MorgaseとTallanvorが近づいてきた。
Morgaseは、Perrinに結婚の立会人を頼む。
Morgaseは、PerrinをTwo Riversの領主と認め、Elayneに適切な地位を与えるよう話すことが出来ると言う。
Faileは、Morgaseの申し出を受け入れた。
FaileはPerrinにManetherenの旗を使うことを勧め、Two Riversを国にすることを望んでいるようだ。
Galadが近づいてくる。Berelainも一緒だ。
Perrinは、どのような儀式を望むか尋ねると、Morgaseは簡略で良いと答えた。
Galadは2人の手を握り、男の価値に地位は関係ない、兵士であっても女王にふさわしいと、Tallanvorを称えた。
Morgaseは、Tallanvorの献身、忠誠、愛、そして勇気を感じ、愛を誓い夫と認めると言う。
Tallanvorは、Morgaseの責任感と義務を背負い、私に敬意をはらう姿勢に感じ、恋におちたと言う。
Morgaseは、ForsakenやShaidoにも倒されることの無かった強さを称賛する。
Tallanvorは、Morgaseを永遠に大切にし、妻に迎えたいと言う。
見つめあう2人に咳払いをしたPerrinは、結婚を祝福する言葉をぎこちなく言った。
LiniはPerrinの振る舞いに不満をあらわしたが、MorgaseとTallanvorを連れて去った。
Faileがエールを2人にお祝いとして渡すと言って去った後、Perrinはキャンプを見渡す。
7万人を超える集団となり、元傭兵と難民のグループが最大だ。彼らはTamとDannilの下で訓練を行い、Wolf Guardと名乗っている。
Perrinの頭に何かがあたった。芝生にドングリが落ちている。森林から投げられたようだ。
木々の中に踏み込むと、木の裏にMatが居た。
Perrinは驚き、名を呼び、何をしているのか尋ねる。
Matは、Perrinが到着したことを聞き、誰よりも早く会いに来たと言う。
2人は手を握り、抱擁をかわす。
Matは、暗殺者がPerrinを狙っていることを警告し、積もる話はCeamlynの宿屋でしようと言い、走り去った。

第45章 再会

朝、Elayneは寝室で目覚める。夢の記憶はあいまいだったが、EgweneがMesaanaに勝利したようだ。
Dragonsの試験から1週間が経過し、すべてのBellfoundersを製造に動員し、Bandのメンバーが訓練をしている。
Melfaneが部屋を訪れ、カーテンを開けたとき、Elayneは腹の赤子が動いたことを感じる。
Melfaneが赤子の心音を確認し、双子であることを認めた。
召使が身なりを整え、1時間の後にNorryとDyelinが訪れた。
Norryが報告をする。食糧の問題、敗戦した貴族の保証の問題、BandがCairhienへの派兵を了承したことなど。
Dyelinが、Cairhienについて話をはじめる。
Dyelinは、2国を同時に管理できるのか問うと、ElayneはGatewayがあるので問題ないと言う。
Dyelinは、CairhienがAndorの支配下のように思われてはならないと言う。
Elayneは、Andorと平等に扱うと言う。
Dyelinは、CairhienはRand al'Thorを皇帝として受け入れたが、Elayneは他国の王と見るだろうと言う。
Norryは、Cairhienに噂が広がっている。Elayneの支配下となったら、貴族は領地を没収されると思っている。
Elayneは、馬鹿げた話だと言うが、Norryは噂の出所は解っていないと言う。
Randに抵抗した貴族が怪しいと、Elayneは言う。
Randへの忠誠を表明している貴族が、保身のために動いているかもしれないと、Dyelinは言う。
Elayneは、調査をするよう指示する。

部屋に2人が入ってきた。フードを顔を隠している。
フードを外すと、GaladとMorgaseが現れた。
Elayneは驚く。死んだと思っていた母親が生きていた。
Morgaseはお辞儀をして、Elayneを女王として敬う。
Elayneは混乱していたが、Morgaseに隣の椅子をすすめた。
Morgaseは丁寧に礼を言い、椅子に座る。
Elayneは、王位を放棄したのかと問うと、Morgaseは頷いた。
Dyelinが安堵し、2人のTrakandが争うことを心配したと言う。
Elayneは、GaladがWhitecloaksの制服を着ていることを見て、規模を尋ねる。
Galadは、全軍がAndorに来た。私はLord Captain Commanderだと言う。
Elayneは驚き、知るべきことが多いと言った。
Galadは経緯を話したが、Elayneは夕食の席を設けて、より多く話したいと言った。
Elayneは、Morgaseの生存で混乱をおこさないよう、退位を公表する必要があると言い、DyelinとNorryに指示した。
Morgase以外が退室した後、MorgaseはElayneを抱擁し、喜びの涙を流す。
Elayneは、Morgaseが祖母になる、父親はRandだと言う。
Morgaseの顔は曇り、RandがDragon Rebornであることを危惧するが、肯定も否定もしなかった。
Elayneは、Two Riversで起きていることに懸念を持っている。
Morgaseは、Load Perrin Aybaraが私の身の安全を助けた。正直な人物で、尊敬できると言う。
Elayneは、Perrinへの対処は必要だが、まずはMorgaseに話を聞き、これまでのことを知ることが必要だと感じた。

* * *

AviendhaはRhuideanに到着した。
RandがRhuideanを訪れたことで、多くの問題をおこした。
都市を覆っていた霧を除き、湖の水を市内に引き入れ、Wise Onesと部族長が知るべきAielの過去を明らかにした。
それでも、AviendhaはRandを愛している。
今、Rhuideanの存在意義は失われたかもしれない。
もはや、古い伝統に習った暮らしは出来なくなったことに気付く。
おそらくRhuideanは、Aielの進むべき道と、自身の役割を示してくれるだろう。
Aviendhaは決意をして、ガラスの柱を通過した。