まつぼっくりの会と草加市ふるさとまちづくり応援助成金

まつぼっくりの会の講演会ポスターNPO法人まつぼっくりの会が、助成金の選考に提出した書類には間違いがありましたが、訂正される事なく審査を通り、助成金を10万円もらいました。提出書類には、設立年月日が平成30年4月、実績として平成30年(2018年)8月、親の会ひまわりとの共催で講演会を開いた、と書かれています。しかし。この時点では、SOS草加相談所という名称で活動していますから、間違いどころか経歴詐称と言われても仕方ありません。前身のSOS草加相談所としての活動とまつぼっくりの会を意図的に混同しています。右の画像。

草加市に提出した書類の会員名簿には、10人の名前が記載されています。しかし、10人のうち3人は会員ではなく、会費も払っていないので、収支決算報告書には3,000円×7人の会費が書かれています。つまり、会員が10人というのは間違いです。会員が10人以上でないと助成金を受けられないという規定はないのですが、団体を少しでも大きく見せたかったのかもしれません。下の画像。
2019年の活動スケジュールとして、9月から補習授業(週2回:市民活動センター)パーカッション教室(月1回:谷塚文化センター)8月講演会(念1回)と書かれていますが、実際に行われたのは、最後の講演会だけです。謝礼金として、ふるさとまちづくり応援助成金(税金)から3万円が朝日 雅也 教授に支払われました。

ふるさとまちづくり応援助成金の選考は公募選考方式によって行われ、草加市民代表、知識経験者から構成される「ふるさとまちづくり応援基金運営委員会」が行います。特に草加市のNPO法人である必要は、ありませんが、「まちづくり活動の登録」を行っているまちづくり団体になる必要があります。

応援助成金の収支決算報告書と活動計算書の間違い

草加市に提出した収支決算報告書と埼玉県に提出した活動計算書(特定非営利活動促進法により提出が義務付けられている事業報告書の2ページ目にある)では、会費の受け取り額と寄付金の額が違っています。収支決算報告書では、会費の受け取り額が2万1千円、寄付金の額が0円。活動計算書では、それぞれ、1万8千円、13万円となっています(下の画像)。デタラメな会計処理ですが、まつぼっくりの会が草加市からもらった助成金の額は90,142円で、同じ額になっています。 収支決算報告書活動計算書

ふるさとまちづくり応援基金助成団体

ふるさとまちづくり応援基金助成団体一覧より抜粋。助成金の金額は、以下の8団体合計で約300万円です(令和元年度)。

  1. ママ防災
  2. NPO法人まつぼっくりの会(理事長 松丸 和弘)注1
  3. 認知症サポーター草加 柿とロバの会
  4. 草加市LGBT+カフェ
  5. NPO法人ワーカーズコレクティブひまわり(水野 智子)注2
  6. T-Project
  7. こども応援団マイカ(浜薗 浩美)注3
  8. 谷塚駅周辺活性化協議会

このうち、注123の3団体は市民活動センター登録団体です。FBでの友達関係もあります。

ふるさとまちづくり応援基金助成 公開審査会

この公開審査会は令和元年(2019年)6月1日(土曜日)に行われました。午前中に応募団体による公開プレゼンテーション(5分間)があり、昼食休憩後、審査結果の発表となります。応募した9団体中、8団体が審査に通りました。

NPO法人 まつぼっくりの会の活動テーマと事業概要

ふるさとまちづくり応援基金 助成団体一覧(詳細)によると、活動テーマと事業概要は、以下の通りです。

活動テーマと事業概要が合わないような気がします。
応募書類に間違いや経歴詐称があり、プレゼンテーションにも不備がありましたが(5分間では、終わらなかった。)審査には通りました。

実績報告会(公開)

助成金の交付を受けた団体は、事業終了後(3月末)に実績報告書(領収書、受領書等を添付)を市民活動センターに提出します。それを草加市がまとめ、4月末頃に、一般市民参加の実績報告会が開かれるのが通例でした。しかし、2020年はコロナの影響で延期ではなく完全中止となりました。その結果、税金の使い道が適切であったか市民が判断しにくい状況となりました。