高橋 (Takahashi
                              2007.4.24
高橋にて石橋メンテナンスの真っ最中に遭遇
高千穂町下野
架設:江戸期頃  石工:不明  長さ:18.5 m  幅:4.4 m (5.5歩) 径間:8.0m 拱矢:4.0m
24日、朝は6時に高千穂峡に向かったが、渓谷の美しさに見とれて、つい時間の経つのを忘れてしまい、大幅に遅れをとってしまった。昼頃まで2つ、3つの石橋を、と時計と地図をにらみつつ、車を走らせていた。
「確か、この辺りなんだけど、、、」と思いながらも車道から石橋らしきものは見えてこない。しばらく道なりに走っていると、草叢の一部が割れていて、なにか動いているものが見える。「もしや、ひょっとして?!」の予感に引き返してみると、男の人たちが草と大木を相手に格闘の真っ最中でありました!刈り取られた枝や木の根っこの側から欄干の一部が覗いていました!!!
「これが高橋ですか?」の私の一声に、お仕事中にもかかわらず、「ええ、そうですよ。この石橋は地図では川になっていて、地権者はいないし、文化財の指定にも入っていないので、測量ほか正確な資料をつくるためにも石橋だと分かるように、今きれいにしていることですよ」と、きさくに応えてくださったのがなんと、高千穂町コミュニティセンターのの学術員でいらっしゃる緒方さまでございました。
方さま曰く「びっくりだなあ、こんなところで石橋マニアに出会うとは思わなかった」、私は私で「こんなところで文化財保護のお仕事をされている方に出会うとは思いもしなかったわあ、、どうすれば石橋を保存できるんだか教えてほしいわあ」とつぶやいたことでした。 07/04/28
神の国の高橋
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