第十五番 伏見/源空寺

2006年6月4日参拝

このお寺はもともと木幡(こはん・・と読んだらしい)にあったものが、辺地だったためこの伏見に移されたらしい。法然上人とのかかわりは当時の僧正が上人の徳風を慕い、上人が東大寺大仏殿再建落慶供養の御帰途、この地にお迎えした。帰るときに張りボテの御影像を残していった。以降宝海山法然院源空寺と呼び念仏道場とされた。

由緒ある寺であるがゆえに本堂も古くなってきて立替の時期にあるが檀家の数も多くなく時節柄経営的にも努力がいるという住職の言葉が印象的であった。

由緒あるというのは外から見れば羨望の的であるが内側から見れば厄介なものでありなんでも、どこでも共通している。

両サイドを町工場のようなものに囲まれた正面からのスケッチではじめて人物を描きお化けのようになってしまった。木々も街の中の為か丸坊主にされたところに新緑が濃くなってきている。