第十八番 月輪寺/京都愛宕山

2006年11月5日参拝

 

京都嵯峨の清滝から急峻な登山道を登り月輪寺(つきのわてら・がつりんじ・げつりんじ・1751-1763に建立・天台宗)に行ってきました。京都の愛宕山には数年若いときに園部側の登山道より2回上りましたが、そのときも急な上り坂にゴロゴロ石のコースを難行苦行しましたが、今回は愛宕山の中腹にある法然上人のゆかりの寺として清滝側から参拝したのですが、疲れました。著名なお寺のため細部はネットでわかりますが、行って吃驚したのは京都市内を遠望する急峻な斜面に最近立てられた宝物殿(大きな負債を抱えている)を含め4棟の小さなお寺で、市内の立派な山門や庭を持ったお寺とは比べようもない山寺でした。又、鎌倉時代の重要文化財が安置されているため火災には特に注意されています。常駐はこの深山幽谷の中に尼さんが一人で檀家もないということでした。参拝者の防災協力費として@200-の徴収だけで財政は逼迫しているらしいです。

このお寺は、明智光秀が本能寺を攻めるときおみくじを引いたことでも有名です。おみくじは「凶」でしたが今が一番悪いとき上昇運と考え決行しました。

本堂で御詠歌のあと宝物殿で住職のお話を聞いたのですが、この宝物殿は窓が1つもなく開口部は入り口だけです。話の最後で「光のありがたさ」を知りなさいということで入り口が閉ざされ真っ暗の闇を経験しました。数年前に菩提寺において経験していましたが、光源がない真の闇では右も左もわからず恐怖です。

つたない絵は、本堂と「志ぐれ桜(時雨桜)」(この地を訪れた親鸞上人が別れを惜しんで植えた桜)と親鸞上人の銅像です。