アブラチャンMar.2009.3


渓谷の道端、今芽が膨らんでいるのはヤマザクラです。しかし、早春の夕刻の陽光の中に銀色に光った小さな芽が目を引きます。よく見ると芽ではなく花の芽のようです。少しめくってみると黄色い花びらのようなものが見えます。いまどき、頭に浮かぶのはサンシュユしかありません。とにかく一枝もって帰りビンに挿しておきました。すると、室内は暖かいので2−3日もすると絵のような花が咲きました。調べてみるとアブラチャンとあり1-2ミリの花が集まって直径1−1.5センチの花柄になっています。写真などでは木全体が黄色になるぐらい花房がついていますが、実際の自然の山谷にあるものはちらほらとしか花芽がありません。