ベニバナウツギ

純白のムシカリだと思っていたヤブデマリ発見後数分歩くと、今度はピンク色の花です。純白を見た後のピンク色の花の塊です。ウツギ(空木)の木です。このギャラリーで「ウツキの実(卯の花の実)」を書きましたが、それとおなじスイカズラ科タニウツギ属の仲間です。ウツギには数千種あるといわれ名前が違うかもしれません。が、その場でナイフで枝を切ると確かに枝の中心には穴があるか白い発泡スチロールのようなものが詰まっており、間違いなくウツギです。ただ、この実は細長く秋には確認しスケッチしようと思っています。その後、あちこちの谷筋で発見することになるのですが、これらの花の中には紫式部時代に歌に読まれた花も多く、もっと以前数千年前から毎年咲いていたのを、この年になるまで知らなかったというのはえらい損をしたというか、いや、退職という制度があったためにこういう機会が与えられたのか・・・、日は暮れかかってきている。自宅から奥さんの「どこかでひっくり返っているのと違うか」という携帯からのお叱りを受けながら帰宅する。