About 〜このWebと管理人について〜


管理人の傾向と対策

管理人はこんなイキモノ

項 目内 容
名 称なおP
生息地サイタマの北っぷち
型 式
用 途不良サラリーマン
趣 味機械いじり全般 CPU集め 萌え集め 宇宙開発追っかけ
好きな本 もしドラ 恐るべき旅路 現代萌衛星図鑑 同、第2集 京アミ!
愛人[AI-REN] デスコミ めぞん一刻 ひとひら スタンダードブルー 
※アマゾンの商品ページへの直リンです。アフィリエイトは使っていませんよ。
好きな言葉「いつかきっとそのための技術が必要になる時が来る。その未来のために、今、種をまく」
「現代萌衛星図鑑」P.51より
嫌 い食べ物を粗末にする事 「2番でいい」とか言う無知な人間 「顔だけ絵師」という言葉
特 技パソコン壊し 引きこもり
資 格ペーパー普通運転免許 テクニカルエンジニア(ネットワーク)
(旧)基本情報処理技術者 第二種電気工事士 日本語検定2級
精神の指向原発は友達、宇宙開発は生き甲斐
一 言  

 管理人は上の様なイキモノです。近頃忙しくて腐れきっていますが、可愛い女のコを描くことに生き甲斐を感じてるらしいので、日夜上手くなるように特訓……してませんな、こいつ。だからいつまで経っても上手くならないんだ。
 ちなみにWebのあちこちに創作物の規制について愚痴や不満を書き散らしていますが、ヘタレな管理人は内心みっともねーって半分自己嫌悪状態ですので、ウザイでしょうが生暖かい視線で見守ってやってくださいね?
 本来このWebには思想や社会情勢についてのコメントは「今時の言いたい放題」以外に載せない事がポリシーだったんですけどね、あんなリンクの深いところに愚痴を書き散らしても誰も見やしないし、なりふり構ってられないって状態ですよ。
 にしても、寝る前にか〜いい女のコが出てくるえっちなマンガを見て、会社でくるくるパーになった脳の疲れを癒す程度の自由は認めて欲しいもんですよ。ふつーのヲタは三次元の幼女なんか全然興味無いってのに、勘違いバカが多すぎる。だいたい現実の人間なんて嫌いだから2次元にハァハァしてるんだってんだ、まったく……。
 てゆーか、マンガやアニメやエロゲを規制したがってる連中って、性欲が無い人間こそ健康体だと思っているのか? それともフーゾクやホストクラブにでも行くのが正しいとでも思ってるんだろうか。 つーか2次元と3次元の区別が付いてねーのは規制してる方だっていい加減気づけよ、どんだけアホなんだと……

ヘタレCG描き

第1章 コトの始まり

 とりあえず、下の絵を見てやって下さい。

年賀状(復刻版)

 この幼稚園生が描くようなのワケの分からんモノは、管理人が高校1年の時に友人に送りつけた年賀状の裏(復刻版)です。記憶が確かなら、多分こんなモンであったろうと。
 さて、冬休みが終わって新学期が始まり、教室で出会った年賀状を送りつけた奴ら全員より「ひよこだよ。参っちゃうよな」というありがたいお言葉を頂戴しました。
 そもそも管理人はお絵書きに自信なぞあるわけは全く無く、数人からは「少しは高校生らしい年賀状書けや」とか言われてもしょうがないとは思っておったのですが……。
 まさか全員に文句言われるとはねぇ……(涙)
 なのでさすがの管理人も人様並みにショックを受けた様で、一発奮起して何とか美しい年賀状が描けるように特訓を始めたのでした。やはり、高校生にもなってひよこの絵ェ描いてるようじゃ、人として何か重大な部分が欠落しているのではないかと人並みの危機感を覚えた事がきっかけだったのでしょうか。

第2章 だからって……

 さて、絵を描こう!…と気張ったものの、風景画は何となく燃えるものがないし、だからといっていきなり人物画はちょっとなぁと、早速壁にぶつかりました。
 そのころ、管理人は16色CGをゴリゴリ描くような真似事はしておりました。ただし、マンガやアニメの設定資料集からキャラクターの絵をスキャナで取り込んで、それに色を塗る位ですが。子供の塗り絵と変わりありませんね。
 なので、どうせ描くなら既存のキャラでは無く、"オリジナルキャラのCGで年賀状を作る"と設定しました。その頃の管理人にも一応著作権という認識はあったらしいので、特段の理由が無い限り版権絵を年賀状には使いたくなかったんです。
 そしていきなりオリジナルキャラなど描けるわけは無いので(一旦描こうとして、10分で絶望した)、まずは家に転がっていたアニメの設定資料集を漁り、何かしら写し絵で練習になるものを探しました。アニメの設定集や原画集辺りだと線がはっきり出ているので、それを真似れば少しはキャラクターの絵が描けるようになると考えたんですね。
 またそのころは、NHKで昔やっていた"ふしぎの海のナディア"をずるずる引きずっていたので、それを重点的に漁っていました。そこで発見したのは、アニメージュの付録の設定資料集。多分こんな絵(下図)が描かれていたのだと思いますが、それを必死扱いて写しました。

なでぃあ?

 ちなみにボカシが掛かっているのは、さすがにそのままじゃ版権的にヤバい気がしたからです。特に他意はありませんが……しかし何だかえっちくさいですねぇ(爆)
 ところで、ここでナディアの水着姿を選んだでしまったことが、後の管理人の人生を狂わす大きな原因になったのでした。なんせ"年賀状の絵"の技量を磨くという目標が、いつの間にか"美少女CG描き"になってしまい、さらにその絵を描くとかいう大義名分の元、アホみたいな高性能PCばかり組み立てるようになってしまったのですから。
 もしこの時思いとどまって、シヴいネモ船長でも描いていれば、管理人の人生も大分マシな状態になっていたことでしょう。……それが本人にとってイイ方向にかどーかは分かりませんが。

第3章 眉毛描くのに2週間?

 真面目に"絵"を描こうと思い鉛筆を握ったのはいいのですが、例えばナディアの眉毛。あの線一本を設定集と同じ形に描くのすら、思っていたよりも遙かに難しい作業でした。
 結局、眉毛を描くのに2週間、目を描くのに2週間、鼻を描くのに1年半、顔の輪郭を描くのに1年半、指を描くのに2年ほどの時間を費やしました。もちろん費やしたと言っても、デッサンがちゃんと合ってるとかいうレベルでは無く、本を見なくても何とかそれっぽい線が引ける、というレベルの話です。
 管理人、どう考えても遺伝子的に絵が掛ける脳の構造をしていないようです。人間の顔など、何も見ずに掛けるのはへのへのもへじくらいなものなのです。
 ところで、イラスト描きの訓練をするにあたり、本来であればこの辺の期間は絵の上手なマンガの絵をでも寸分違わずしっかり写し取るような事を延々やっていれば、それなりにしっかりとしたデッサンが手に染みついたと思われます。
 しかし管理人は愚かなことに、ちょっとだけ絵が描けるようになってから(重要なことなのでもう一度書きますが、『本を見なくても何とかそれっぽい線が引ける』というレベルです。幼稚園生がイラストを一生懸命写した程度の酷い状態です)調子に乗って、オリジナルのえっちな絵ばかりを延々と描く様になっておりました。しかも描いた絵を他人に見せる様な事をしなかったものだから(当たり前だ……)、絵のデッサンが狂っているという事実を知る機会がまったくありませんでした。この手の絵を書く人は何となく分かると思いますが、描いてる時はおかしな脳内麻薬でも出ているのか視神経が慣れてしまっておかしくなったいるんだか、デッサンが狂っていてもちっとも気がつかないものなのです。そして冷静な他人から「なんだこの吐き気がするキモい絵は! 口と鼻の位置が顔面の真ん中からずれてるだろボケ! 3回氏ね!!」等と温かい言葉を頂戴していれば「もしかして俺の絵は相当にヒドいのか?」との気づきも得られたでしょうが、たまに友人に見せても生暖かい視線で無言を貫いてくれたためにPDCAを回すことも出来ず、結局狂ったデッサンが手に染みついてしまい、その後その悪い癖を消すのに偉い苦労をしたのでした。もちろんその悪癖は未だ抜けてませんが。
 ちなみにその頃のヒドいのが奇跡的に一枚ほど残っていたので、血を吐く思いでデータ化してみました。正直自分、こんなの直視できません!(涙)

昔のヒドい絵

 あまりにも痛々しいので、見苦しい言い訳として朱入れしてみました(タブレット直書きなので、今でも悪い癖が出てしまい、下手なままですが……)。
 そして朱入れなので絵の一部分だけ直すつもりが、結局全部描き直す羽目になりました。全てがダメだったのだと、今更ながらに戦慄しました。
 結局何が悪いのか、自虐的に列挙してみますと。

  • 頭の水平がずれている
  • 顔のパーツが上にずれ過ぎ
  • 頭の形がいびつ
  • 首が太すぎ
  • 顔と胴体の角度が一致していない
  • 顔と胴体の正中線が一致していない
  • 視線がどこ向いてるんだか分からない
  • 肩幅が広すぎ
  • 服の構造をちゃんと理解していない
  • 服のしわを理解していない
  • 胸の膨らみを表現出来ていない(胴体が平面的)
  • 立体感が全く無い

 ついでに画面に映っていない部分でも、

  • 腰の位置がおかしい
  • 頭、胴体、腹、腰の配分がおかしい(頭でっかちで胴長短足寸胴体型)
  • 手が掛けないからって後ろに隠すな
  • こんな絵ェ描くのに時間を掛けすぎじゃボケ(確か3時間位描けて描いたような? 上に朱入れは10分くらいです)

 ……など、数え始めれば切りがありません。現在は吐き気がするほどデッサンは崩れないし、描いたらすぐに絵をひっくり返してデッサンチェックをするので、あまりにもヒドいずれ方をした絵を描く事は無くなりましたが……。

第4章 ドッターの特訓

 そのころCGといえば、PCの制約上16色しか使えないので、管理人も16色のMAG画像をシコシコ描いていました。
 ちなみにその時持っていたスキャナーはPC-IN503Hというものでしたが、いかんせん640x400しか出ない9801の画面用に取り込むには、解像度が高すぎるモノでした(不必要に300dpiとかある)。そのまま取り込む場合、読み取り解像度を一番低くして18cm×12cmで絵を描けば、ちょうど1画面分に収まる程度です。そしてこの時代のお絵かきソフトには、今のように自由に拡大縮小したり、640x400を超えるカンバスを持つ物などあるわけは無く(640x800とかの領域で絵は描けるには描けましたが、縦400ラインを超えて拡大縮小が出来無かった)、結局画面内に収まる大きさでの絵を描くことが必須でした。
 ただでさえ絵がへたっぴーなのに、いきなりこんなに小さい絵を描くなんて無謀も良いところです。なので余計にデッサンが崩れて見苦しい絵ばかり描いておりました。せめて紙をひっくり返してデッサンチェックするだけの知恵があれば、もう少しマトモになったのでしょうが……
 さて、何とか取り込みが終わった段階での16色CGの制作過程といえば、多分以下のような手順だったと思います。

1.主線だし

 16色CGでは、フルカラーのように主線に表情を付けることは難易度が高かったです。なので大抵主線を1ドットとして線画修正(読み取り原稿から綺麗な主線を拾い上げる)を行いました。ドットで円を綺麗に表現するなどちょっとしたノウハウが必要で、管理人はそのころの名残で今でもドットで文字や円が描けます。

線画修正
2.色塗り

 色をぺたぺた塗っていきます。主な領域をぱっぱと塗って、後にタイリング(複数色のドットでグラデーションを表現する)を施すのは、フルカラーの描き方に通じる気がします。

色塗り(ベタ)色塗り(タイリング済み)

3.根性のアンチエイリアス

 最近の環境だとアプリが勝手にアンチエイリアス掛けてくれますが、16色では全部手作業。やってる最中は泣くくらいめんどくさいですが、出来てみると結構感動ものです。
 今やれと言われても、もう出来ません(汗)

アンチエイリアス

 ちなみに上に出てきた触角(寝癖)付きの女のコは、浪人時代に打ち込んでいた未完成小説のヒロイン其の参です。名前はリーナちゃん。パンチラが眩しいっす!

第5章 フルカラーのインパクト

 ちょうど浪人の頃、本屋さんでフルカラーCGの描き方を扱った本を買い、そこで市川ラボラトリのDaisyArtを知りました。後に買ったPM-700C(エプソン初の写真画質インクジェットプリンタ)にDaisyArt97の優待販売権が添付されていたので、とりあえず買ってみました。
 そのソフトは拡大縮小時に上手くすればアンチエリアスが綺麗に掛かり、当時としては本気で感動しました。
 今から思えば、DaisyArtはフルカラーソフトなのにドット絵を描くのに便利な機能が付いていました。16色CGを描いていた頃使っていたソフトと似たような操作性(マウスの右クリックでパレットスポイルとか)だったのが、とにかく良かったんです。
 このソフトを入手して描いた一番最初の作品は、初期の頃にトップページに飾っていた

初代タイトル

 ↑これです。

 ただ、幾らドット絵を描くのに似た操作性だと言ってもフルカラーソフト。マスクのかけ方の概念が違っていたり、他にもいろいろ戸惑いがありました。でも入門には最高のソフトであったと思います。
 DaisyArt97で描いた一番イイ絵(自薦)は、

水着だイエイ!

 ↑これです。

 そしてある日ひょんな事からAdobeのPhotoshopを知り、触る機会があったので部分的に使用したのが、

起動画面3

 ↑これです。中の女のコといくつかのテクスチャはDaisyArtで描きましたが、合成や効果はPhotoshopです。
 いや……なんというか、もうショックでしたね。さすがプロ用アプリのPhotoshop、DaisyArtとのポテンシャルの差を思う存分に思い知らされ、とりあえずいつかは買うぞと決意しました(今ではもちろんAdobe CCを使っています)。ちなみにPhotoshopで一番感動したのはタブレットの使用感でした。DaisyArtだとエアブラシツールを使った薄いグラデーションで大量にムラが出てとても苦労したのを覚えています(描画頻度が遅く、まばらにしか塗れない)。Photoshopだとエアブラシで綺麗にグラデーションを描けるので、作業性が一気に向上しました。

 で、次にPhotoshopで全て描いた一番最初のCGが、

ミーシャ

 ↑これです。そしてこれ以降、全てのフルカラーCGはPhotoshopで描くようになりました。

 ちなみに以前のメインメニューに飾っていたサンダルねーちゃんは、こんな大きさで描いてます。

サンダルねーちゃん

 ↑突っついたら原寸大(切り抜き)が見られますよ?

 ちなみに現在の絵の描き方は、Photoshop上でタブレットで下絵をぱぱっと描いて、ペンツールで主線を全て引き直します。ちゃんとペン入れできるくらいに腕が動けば良いのですが、昔から手がぶるぶる震えるので全く綺麗な線が描けません。主線が出来上がったら解像度を適当に整えて、いわゆる「ギャルゲ塗り」を非常に手抜きした形で色を乗せます。背景とかは、よっぽど時間があるとき以外は描きません。そもそもまともに描けないので、時間が掛かりすぎる為です。
 既に20年以上続いた趣味?ですが、今後より上手く描けるようになることはあるのでしょうか……。

2018年にもなって16色CG

 いきなりですが管理人、同人サークルCUT A DASH!!/HoneyDippedさまから刊行されている『16bitセンセーション』を毎号ハァハァしながら拝読しております。なんせ管理人の青春ド直球の頃の話ですからねぇ。ネタがほぼ通じます(爆)
 その中でみつみさんが、今更16色CGをPhotoshopで描こうだなんて廃な挑戦をされていますが、なぜか管理人の家には実働する98x1がたまたま偶然転がっております。
 であるならば、ここは漢として実機で16色CGを描かねばならんめぇ!とか一人早合点し、せっかくの連休を目一杯潰して描いたのが以下の物。正直”地獄”でした。25年前の自分、良くまぁこんな環境(狭い画面にマウスのみ)で絵ェ描いていたなと。むしろこんな環境だったからこそロクな絵ェが描けなかったのだと。本気でペンタブレットの偉大さを思い知りました。

2018年に描いた16色CG

 ところで改めて16色CGを描いて思うに、なんだかんだ言いつつ手が描き方を覚えていたのと、25年前から画力が全然変わんねーなと……。微妙に凹みました(涙)

2023年にもなって16色CG

 いきなりですが管理人、『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』のBD発売発表日に全巻ポチった程度のニワカです。
 それにかこつけたわけでも若干ありませんが、なぜか管理人の家には実働する98x1がたまたま偶然十数台転がっております。なんでたまには98を98として使わねばならんめぇと思い立ち、試しに商業誌版16bitセンセーション1巻だと23ページに出ているラップスキャンを嗜んでみる事にしました。
 その様子を以下の動画にしたためましたので、死ぬほどお暇ならご笑覧ください。

 しかしまぁ、やってみて改めて思いましたが、今のお絵かき環境ってやっぱり当時に比べたら本当に天国ですよね。
 液タブは最高です。フルカラーは正義です。少なくとも光学マウスは人を裏切りません。
 そして16色CGなんて今描いてもネタにしかなりません。とは言いつつ、なぜ故人類は液タブなんて物を創り出してしまったのか、その根本的な理由を知るには一度は16色CGを書いてみることをお勧め………しませんね、やっぱり(笑)
 ちなみに上記の動画で16色CGを起こすにあたり、ひとつだけ文明の利器を使ってチートしております。
 本当に当時の環境で絵を描くならば、どんな絵を描くか、どんな色にするかは紙の上や狭い画面の中でドットを弄くりながら考えていたものです。しかし今回、使える色数や動画的に映える(というか、動画的に分かりやすい)絵柄を事前に液タブとPhotoshopで描きながら調整しておき、それを元に下絵や色を設定していきました。多分いきなり下絵を紙に描いたりマルペの画面の中で色を考えていたら、全体的な工程はPhotoshopでサンプル絵を描くよりも時間が掛かっていたでしょう……
 まず、最初に2023年の設備で描いたサンプル絵は以下になります。
 (背景の素材にはAdobe Fireflyで出力したCGを使っています。プロンプトは「林の中の小道」)

16色CGの下絵の下絵で描いたヘタ絵

 ちなみに自分、この企画?を立ち上げた当初、ネット(=パソコン通信)で集めまくった秘蔵の30年前の同人CGを数百枚じっくり閲覧し、絶対に当時と被らないキャラデザと構図を作りました。
 当時はなんせ1枚のCGを完成させるのにエラい時間が掛かったため(1日1枚の16色CGなんて無理!)、皆気張って全身像をしっかり描き込んだものです。なんで今回は(構図的に混み入って面倒なので)当時はほとんど見かけなかったバストアップにして、加えて髪型や目の形、ハイライトの入れ方など当時は無かったものにしてあります。
 あとは30年前には無いデバイスを入れこむのもお約束ですよね!(へそ曲がり)
 それででっち上げた16色CGは以下の通り。まぁ当時にしても、誰も見向きもしないようなヘタ絵ですわな……

2023年に描いた16色CG

 なお、16色CGの本当のポテンシャルを見てみたい方は、"16色CG"とか"PC-9801 エロゲ"とかで検索して当時の美少女ゲームのCGとかを見てみてください。コレ本当に16色しか使ってないのか!? なんてびっくりするような芸術品がたくさん出てきますよ?

せっかく令和なのでチートして16色CGを描いてみよう!

 管理人は前項を作りつつ思ったのです。
 ぶっちゃけPhotoshopと液タブで16色CG描いたらどうなるねん、と(つまり98実機は使わない)。
 個人的に大応援している16bitセンセーション ALでもコノハちゃんが「フォトショとタブレット〜」と叫んでおりましたが、だったら実際2024年の最新技術(技術はあくまで設備のことであって管理人のスキルではありません念のため)で無双したらいったいどんな絵ェになるのか確かめて見たく、ゴリゴリにPhotoshopと液タブだけでチートしまくって16色CG描いてみました。
 とは言っても全部フルカラーで描いて減色アプリで16色に落とすなどというのは無粋の極み、そんなもんネットに晒したらクズの誹りを受け末代まで祟られても文句は一切言えません。
 なので線画だけはハイレゾフルカラーで描いてそれを640x400に縮めて二値化、それにRGB各色4bit(16階調)で色を割り当て、もちろん色も初めから16色だけ使って液タブでゴリゴリ描くことにしました。
 まずは液タブで普通に線画を描きました。もちろん16色時代には無い物ばかりで固めます。管理人はどこまでもへそ曲がりなのです。

16色CG向けの線画

 それを640x400に縮小して二値化してクリーンナップしたのが以下。ちなみに自動的にこんなに綺麗になるわけは無く、ほぼ全ドット打ち直しはラップスキャンと変わりません。が、やっぱりラインは綺麗になりますね。

16色CGの線画

 そして作業中に思ったのですが、なんだかんだ言いつつ液タブは最高ですね! 腐った35年物の玉マウスでガタガタやるよりも、遥かに作業性が高いです。ドットの線も綺麗に引けます。
 そしてこの時点で思うに、紙に描いた絵ェをスキャナで取り込むよりも、液タブで描いたほうがよっぽどマシな状態で線画に出来ると言うことですね。これは液タブが良いというよりも、管理人の絵を描くスキルが液タブ(もしくは板タブ)に特化してしまっていて、アナログではロクな絵が描けない状況になっている、ということでしょう。
 学生時代はノートの片隅に散々落書きしていて、板タブよりもよっぽど上手い絵が描けていた気がするんだけどなぁ…?
 で、それにちゃちゃっと色を乗せたのが以下。ちなみにちゃちゃっとに10日くらい掛かっていますが何か?

2024年のチート16色CG

 Photoshopにはタイリングで色を塗る機能なんてあるわけ無い(あったとしてもオイラは知らん)ので、じみ〜〜〜に一ドットずつタイリングで塗った箇所が半分以上。一部はそれこそチートでPhotoshopの機能を使ってタイリングにしてますが、なかなか大変でした。けど98の小さい作業画面で首を傾けながら塗るよりも、液タブの方がやっぱり塗りやすいですね。
 あと、今回はあえてアンチエリアスは掛けていません。そもそも令和のチート16色CGであるので、液晶モニタで大して綺麗に見えないアンチエリアスを時間掛けてやってもしょうもないし、個人的にこういうエッジが立った絵ェが好きなんですね。なんで主線はほぼそのまんま黒にしてあります。本当はコテコテにアニメ塗りにしようかとも思ったのですが、ちょっとそれだと見栄えが微妙になるので、あえてグラデを多めに入れておきました。
 にしてもこのCGだけがどこかに流れていったら、こんなオーパーツだらけの中身なので一瞬脳がバグるかも知れませんねぇ。どうせならMAG画像にしてLHAで固めてどこぞのP2Pに放流してみようか……。もちろんファイルの更新日時も1992年くらいに偽装して(笑)

我が家のヘンなモノ

放射温度計

HIOKI 3417
HIOKI 放射温度計 3417

 HIOKIの放射温度計。ヤフオクで買いました。
 元々CPUの温度でも測ってケース内部の温度管理を頑張ってみようと言うことだったのに、Webの通販ページやヤフオクを探し回ってこいつを何とか入手し、手に入れた時点で力尽きて放置プレイという最悪なパターンを描いていたりします。
 はい、もちろんCPUの温度なんか測ったことはありません(ぉぃ) 無駄な買い物かと。
 それではあまりにもあんまりなので、一応HARIBOTE3GのSCSI-HDの温度は測ってみました。46℃。思ったよりも低いな。
 ちなみにセンサ部には2レーザーのポインタが付いてます。1m離れて27φの測定範囲らしく、なかなかピンポイントで狙えますねぇ。やっぱり無駄な買い物かと……

はんだ除去器(ハンダ吸い取り機)

HAKKO 474-71
HAKKO 474-71

 HAKKOの電動はんだ除去器。気張って新品で買いました。普通個人で持つ代物じゃありません。イロイロ間違っています。
 でも何でこんなモン買ったかというと、PCのマザーのコンデンサを張り替えるとき、その辺に売ってるハンダ吸い取り機(すっぽん)だと時間が掛かったり(1コのコンデンサ取るのに5分とか掛かるときもある)基板が痛んだりして、美しさが足りないからです。
 ちなみに導入効果としては、作業時間の削減が挙げられるでしょう。一回でもこれを使うと、もうすっぽんなんて使ってられません。吸い取り機のコテ先を当ててハンダが溶けたら、そのままトリガーを押してじゅるじゅるじゅる!ってハンダを吸えばいいのだから。今まで5分も掛かってやっとこさスルーホールからハンダを抜き出していたのが、バカみたいに思えるほどの簡単さです。そして年に一回くらいしか使いません。あまりに無駄な買い物かと。
 スルーホールの基板からパーツを抜くことがやたら多くて、それに時間のない人。まさに『時間を金で買う』感覚で導入してみてはいかがでしょうか。
 所でこの機械はコテ先の状態がものすごくシビアにハンダの吸い取り具合に関わってきます。コテ先の穴の内側でハンダの濡れ性が無くなったら、さっさと交換した方が良いです。無理して大切に使っても、全然ハンダが吸えなくて基板を壊すだけになります。

デジタルオシロスコープ

Keysight DSOX2022A
Keysight DSOX2022A

 Keysight Technologies(旧アジレント)のデジタルストレージオシロです。192KHzのS/PDIF信号を見たいだけに買いました。普通個人で持つべき物じゃありません。完全に間違っています。ついでにMSOも含めてフルオプションです。お金の使い方も間違っています。
 賢い人は、こんな用途なら中華オシロを買うんでしょうが、体張ったネタが大好きな管理人は意味もなくメーカー品を買いました。コストパフォーマンスは最悪、たぶん3万円の中華オシロで十分過ぎるほどの使い方しか出来ません。
 ところでオシロを買うに当たり、初めはテクトロの製品を狙っていましたが、自分の使い方では大きなメモリ空間よりも画面が大きくて表示更新速度が高い方がマッチしているのでこの機種にしました。結果的にはメモリ拡張オプションも入れているのでこっちで良かったですけど。
 ところで本機を買う以前は、機械内部の接触不良が激しくて表示波形が乱れまくり、何を見てるんだか理解出来なくなるポンコツアナログオシロを使っていましたが、やはり最新機種は使い心地も性能も申し分ありません。そしてお金の勿体なさも激しく申し分ありません。どう考えても無駄な買い物かと。

電源とDMM

Keysight U8002A/34461A
Keysight U8002A 34461A

 Keysight TechnologiesのDC電源とDMMです。DC電源は、以前観賞用として買った真空管のヒーターを光らせるためだけに買いました。以前より持っていたDC電源だと、抵抗値の低いヒーターでは短絡検知が働いて全く電気を流してくれませんでした。でもこの電源はちゃんとヒーターが光りました。それだけで買った価値があったというものです。完全にメーカーを馬鹿にしています。そして真空管を暖める以外には、たまに実験で役立っています。果てしなく無駄な買い物かと。
 34461Aは、初めて見た瞬間から意味も無くずっと欲しかったので買いました。ちなみにそれなりに高性能なサンワのDMM(PC5000)も持っています。そしてこのDMMでは使い終わった後のエネループの電圧を測っています。大切なことなのでもう一度書きますが、エネループの電圧を測っています!
 利用用途とスペックが全く一致していないのはいつも通りです。120%自己満足です。何度考えても無駄な買い物かと……。