梅雨の真っ只中,ギターをかついだメンバーが次々に登場。
終日霧雨程度で済み、ほっとしました。
今回は鈴木雅美さんが初めての幹事を引き受けてくださいました。
特別ゲストには、現代音楽でも活躍中の山田　岳先生を迎えました。

基本的なテクニックを、一人一人に適確にアドバイスしていただきました。
演奏は、ポンセのソナタ第３番。第1楽章、第２楽章はいうまでもなく、特に
第３楽章では、喜びの力と漲る生命力を、トレモロスケールで鮮やかに表現。
みなさん聴き入っていました。

　　　　　　　　　　　　　　　今回の印象・・・・・
■久々の参加、後藤猛さん　：愛のロマンス//イエペス演奏、団藤和枝編
　　　　　　　　　　　　　　　　　　サラバンドとそのドーブルBWV1002//J・S・バッハ
　　心の流れるままに、素直にひとつひとつの音を大事に、曲のイメージをとらえ
　　た良い演奏。

■初参加、秦　利昭さん　：インカの子守唄//中林淳真
　　　　　　　　　　　　　　　　　アランフェス協奏曲のADGIO//長野文憲編
　　丁寧にじっくりと弾き込まれた音楽になっていて、気持ちよく聴くことが出来
　　たと思います。

■市川　宏さんが出向先から戻られ、再入会されました。
　心強いメンバーです。

■東福まき子さんが、体調不良のため退会されることになりました。
　この日は美しい声でひき語りを聴かせていただきました。元気に
　なって又もどってくださいね！

■佐々木真実子さんが、指の怪我の為演奏出来ませんでした。前日、
　カッターナイフでザクリ・・・・。あわわ・・・怖い！でも皆さんの演奏を
　聴きに来て下さいました。とっても残念でした。

今回初めて幹事をさせて頂きましたが、途中で職務を放り投げて
中座することになり、たいへん申し訳ありませんでした。
フォローして下さった吉田先生、メンバーの皆様に感謝致します。

私もねずみの会に参加して２年近くが経ちました。いつも「今度こそ」
という思いでステージに臨んでいますが、毎度自分との勝負に敗れ、
「またやっちゃったよ～」とガックリすることばかり。
いつの日か「勝った」という気分を味わいたいものですねぇ…
でもいつになるんでしょう（笑）

私は大学でのアンサンブルサークルでクラシックギターを始めました。
10数年ギターから遠ざかった時期もありましたが、2007年に再開。
森美津子先生に基礎を教えて頂き、今は志摩光信先生に師事しています。
ヴィラロボス、ブローウェル、ポンセ等、中南米ものが好きです。

最近「演奏は聴いて下さる方々との双方向コミュニケーション。そこに
壁を作らず、何かを伝えることを意識して」ということに挑戦中です。
これは斎藤明子先生から教わりました。自分に勝つ、だけでなく、
聴いて下さる方にも何か伝えたい…、とハードルは上がる一方です。
こんな私ですが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

鈴木さんが入会されてもう２年になるのですね。
そろそろということで、今回幹事さんをやっていただきました。
進行の途中で、愛娘さんの体調に異変が・・・・という連絡が入り、
すぐに帰っていただきました。幸い大事に至らなくて済んだそうです。
ご安心を。

今度こそという気持ちは、私も毎回の事です。失敗も毎度！だから
また挑戦です。鈴木さんのギターに対する熱意はとても伝わって来
ます。これからも楽しみだし、なんといってもねずみの会では若手。
たのもしい・・・・。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吉田峯男


ポンセのソナタ第3番	ヴィラ・ロボスの前奏曲第1番