日文文書処理

ウェブページの作成

別のサイトにハイパーリンクする

WWWの上に公開されているテキストを「ウェブページ」web page(または単に「ページ」page)というのに対し、ひとつの全体として公開されているウェブページのまとまりを「ウェブサイトweb site、または単にサイトsiteという。

別のファイルにハイパーリンクする」では、自分のサイト内にある別のファイルへのハイパーリンクについて学んだが、ここでは別のサイトにあるファイル(つまり、他人のつくったファイル)へのハイパーリンクを扱う。

別のサイトへのハイパーリンクを記述する

別のサイトにあるファイルへのハイパーリンクは、以下のように記述する。

<a href="http://〜〜">リンクの内容を示すテキスト</a>

〈アンカー要素〉の《href属性》にリンク先のファイルのURLを指定すればよい(ファイル名だけではなく、URL全体を指定すること)。閲覧中のファイルのURLは、一般的なウェブブラウザweb browserでは、ロケーションバーlocation barに表示される。

なお、アンカーテキストanchor textは、リンク先のファイルの内容を具体的に示すものにした方がよい。次のような書き方は好ましくない。

※好ましくない記述の例
陽明山荘の写真を見るには<a href="http://〜〜">ここ</a>をクリックしてね。
詳しい情報は、<a href="http://〜〜">こちら</a>です。

これらは次のようにした方がよいだろう。

<a href="http://〜〜">陽明山荘の写真</a>です。ご覧ください。
<a href="http://〜〜">詳しい情報</a>を読んでください。

ハイパーリンクするときのマナー

『無断リンク』

ハイパーリンクは、すべて完全に自由である。他のサイトにハイパーリンクをするときに、誰かの許可を得る必要はない。「リンクする方はメールをください。」、「無断リンクlink without noticeは禁止です。」などの注意書きがあったとしても無視してよい。他のサイトにハイパーリンクをするときに、そのサイトの作者や管理者に連絡をするべきではない

デイープリンク

「リンクはトップページにお願いします。」や「トップページ以外のページやファイルへのリンクは禁止です。」などと書かれていても(ディープリンクdeep linkの禁止)無視してよい。「画像への直リンクdirect linkは禁止します。」などと書かれていても同じである。ハイパーリンクする価値があり、かつ、ハイパーリンクできるファイルには、進んでハイパーリンクすべきである

するべきではないこと

ハイパーリンクに関連して、すべきではないことは次の2点である。

  1. ハイパーリンクをした上で、ひどい悪口をいう(根拠のない誹謗・中傷)
  2. 他人がつくったものをハイパーリンクして、自分がつくったと言い張る(著作権の侵害)

これらはいずれも、ハイパーリンクそのものよりも、ハイパーリンク(されたファイル)に関する表現に関わるものである。ハイパーリンクは、すべて完全に自由である

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