16年ぶりの一杯 ラーメン界に於ける温故知新って?●
僕が本格的にラーメンに目覚めたのは18年前位でしょうか?札幌在住時に始めた添乗員バイト。主に関西からのツアー客を担当。旅行客が北海道札幌に求める、需要なファクターは食。鮮魚、乳製品、メロン、そして札幌ラーメン。当時、僕が通っていた店は、住んでいた中島公園駅の近くの
大連。そしてススキノ交差点近くにあった、彩華。一度、ツアー客に尋ねられました。「観光客でなく、添乗員さん(僕のこと)がお勧めするラーメン屋ってあるの?」と。そこで、彩華を勧めると、「関西の店やで」って笑われました。奈良の有名店てあるって知ったのはその時でした。その後、当時のラーメンガイドなどで情報を。その中でも、爐(いろり)のスペシャルラーメンは、異質ながらも圧倒的な存在感が。当時の友人と実食です。具には、貝類が一杯。そこから出る旨みエキスが濃厚。これらを炒めた時に出るラードの保湿効果も抜群で、最後までアツアツ。西山の中太縮れ麺との相性も良く、潔いコッテリ感とボリューム。それから、純連、すみれ、桑名などの散策が始まりました。時代は流れて、昨今は魚介豚骨やつけ麺ブーム。あらとん、eiji,侘助などがマニア層だけでなく、一般層からも支持を得ております。そんな中、なぜか、爐(いろり)のスペシャルに逢いたくなりました。2009年10月に訪問です。清潔な店内は気持ちイイです。目の前で、具を炒める作業を見ていると圧倒されます。目の前に登場した一杯は、見るからにアツアツ。さて、一口、あの当時の感動が。旨い、不味いに新しい古いもありません。老舗店を見なおしてみようと思います。