沖縄へ逃げたい
逃避だよ
沖縄へ逃げたって
どこへ逃げたって
人生から逃げ切れる訳はない
(わかっているさ)
沖縄に着く
一日目はまだ都会の感覚
朝の東海道 品川駅のホーム
二日目の午後あたりから
テンポはアンダンテ
(歩くような早さで)
二日目は午後まで寝てから
大好きな新原ビーチへ <ミーバル>
季節はずれの海
パラソルの下
リーフの沖 貨物船
タバコとタコの木
(それだけが今の望みなのさ)
夕日の最後の赤が消えるまで
このタバコを吸い終わるまで
季節はずれの海
パラソルの下
リーフの上 一番星
タバコとタコの木
(何もしないという贅沢とやらか)
沖縄に甘えさせてもらう
でもフトコロの深い沖縄は
黙って微笑んでいるだけ
「チバリヨー」なんていらない
今は
テンポはアンダンテ
(歩くような早さで)
■書始−99/10/01:曲有。 ◇沖縄=テンポはアンダンテ(歩くような早さで)、
東京=アレグロ(速く)との思い込み⇒この様な詩を書く下地となっています。