♯沖縄島巡りの旅--歌謡ショー(与那国島)


・民宿に手伝いに来ているオバさんが、朝から何やらうれしそうなので聞くと、
 「今日は、歌謡ショーに行くんだよー」と、ちょっと自慢げに教えてくれました。
 「歌謡ショー?行くの?いいな〜」と、うらやましげに言うと、
 「いいでしょ−う」と言いながら、部屋の掃除を始めました。

・「どこでやるのかな?、入場料はいくらかな?」と、民宿のオバさんに聞くと
 「歌謡ショーは、与那国小・中学校の体育館で今晩やるよ。与那国町商工会
 設立10周年記念事業だから、入場料は無料だよ』と、教えてくれました。
 それを聞いて「今夜は、歌謡ショーで決まり!」と、決意する私でした。

・歌謡ショーは、歌手の「恵川 いずみ」さんのワンマンショーでした。
 舞台に黄色いドレスを着た「恵川 いずみ」さんが現れ、ショーの開幕です。
 入場無料ということもあってか、祖内地区だけでなく、久部良地区からも、
 たくさんの子供・大人が集まり、会場は大きな拍手に包まれました。

・次々と歌われる演歌の名曲。ふいんきは、八代 亜紀さんという所でしょうか。
 声はもちろん、感情の込め方、マイクの使い方も、プロの歌手は違います。
 「与那国島へは、初めて来た」、「飛行機から見た珊瑚礁がとても美しかった」
 などの語りを入れながら、甘い歌声で演歌の名曲や自分の持ち歌を歌います。
 
・石垣島出身で「涙そうそう」の「夏川 りみ」も、演歌歌手でデビューしました。
 演歌歌手時代にはヒットに恵まれず、一度は引退して石垣島に戻ります。
 その後、石垣島出身のビギンと「夏川 りみ」のお姉さんが同期という関係から
 「涙そうそう」を持ち歌にする了承をもらい、あの大ヒットとなりました。

・「いい声」という才能に恵まれプロ歌手なっても、ヒットに恵まれるかどうかは別です。
 回りの誰もが才能を認めたとしても、チャンスに恵まれなければヒットにはなりません。
 そういう意味で「夏川 りみ」は、演歌歌手としてのチャンスには恵まれませんでしたが、
 ビギンという同郷のミュージシャンから、チャンスをもらい大ヒットに恵まれた珍しい例ですね。


 ◎「恵川 いずみ」チャリティー歌謡ショー開幕です。


 ◎甘い歌声で演歌の名曲や自分の持ち歌を歌います。

 (004-2010/07/17記)

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