♯沖縄島巡りの旅--月ぬ美しゃ(ツキヌカイシャ)(石垣島)
・大学時代に知った『月ぬ美しゃ』に今でも惹かれる理由は、
下記の文章にすでに書いていますが‥‥
「♯ヒコさん心の一曲935−月ぬ美しゃ(八重山のわらべうた)」
「♯沖縄島巡りの旅14--_僕の月ぬ美しゃ」
『月ぬ美しゃ』を知る前、大学1年の時、石垣島出身のM子
さんとの(僕にとっては衝撃的な)出会いやささやかな二人
の思い出が、影響しているのではないかと前から考えており
ます。
八重山を思う時、そして『月ぬ美しゃ』を歌う時、M子さん
の思い出が、今でも無意識に重なっているように思います。
・M子さんとは大学のサークル主催のダンスパーティーで出会
いました。初めて見た小柄なM子さんは、私にはとても輝いて
見えました。何曲か踊るうちにジルバが、かかりました。
「僕、ジルバは苦手なんだ」と言うと「二人で作って踊ちゃ
いましょう!」と明るく言う、そんな女の子でした。
・公園のベンチで待っているとM子さんが、走ってやって来る
ので「どうしたの?」と聞くと「バラエティーショーのチケ
ットが当たったの!もう始まるの!」と、はずむ息で言い
ました。二人はショーの会場へ走って行きました。
僕は「バラエティーショー」の舞台と大きな声で笑うM子さ
んの横顔を見ながらとても幸福な気分にひたっておりました。
その時の「バラエティーショー」で知名定男さんが「バイバイ
沖縄」と「赤花(あかばなー)」を歌った事を覚えています。
・正月休みでM子さんが、船で石垣島に帰るという日に港まで
見送りに行きました。すると「出航まで時間があるので教会
のクリスマスミサに行こう!」ということになり、二人でM子
さんが通う教会へ、タクシーを飛ばして行きました。
クリスマスミサは、荘厳な中にもキリストの誕生を祝う喜び
にあふれているものでした。
・M子さんは家族の事で悩んでいた様でしたが、大学1年には
なっていましたが、生来鈍感な私はそんなM子さんの悩みを
聞いてあげたり、助言をしてあげるという頭がありません
でした。
・もし大学3年くらいに出会っていたらM子さんともっと違った
関係になっていたかもしれませんが、受験勉強から開放された
大学1年生には、おもしろそうな事がいろいろ目に入ってきて
いた時期でしたから、M子さんが高校時代に好きだった人と
再会したという事を聞いた頃から、疎遠になったまま、今に
いたっております。
・出会って間もない頃、どうしても会いたくてM子さんの寮まで
行った事がありました。とても驚いたM子さんでしたが、寮の
近くで何時間もおしゃべりに夢中になりました。M子さんは、
コーヒーを入れてきてくれて、別れる時に袋に入ったプレゼント
をくれました。「帰ってから開けてね」というので家に帰って
から期待を込めて開けると「さきいか」が入っていた時の事は、
今思い出しても、楽しいそしてとても懐かしい思い出です。

◎石垣島のなだらかな島影です。

◎ミルク(弥勒)様は、五穀豊穣の神様です。
(013-2005/02/19記)