♯沖縄島巡りの旅--僕の月ぬ美しゃ(ツキヌカイシャ)(石垣島)
♭ウージ畑にななめにそそぎ 遠い波の音と交わり
手の届くくらい近く あんなに大きくあるお月様
・あんなに大きく、あんなに近くにあるお月さまの光が、
ウージ畑(さとうきび畑)の中を、ななめに降り注ぎます。
遠く波音も聞こえ‥‥心安まる、心嬉しい月夜の晩です。
これは、私のオリジナル曲『月ぬ美しゃ(三和の想い出)』の歌詞です。
・『月ぬ美しゃ(三和の想い出)』の三和村は、友人が生れた所で、
石垣島の中央、雄大なオモト岳を臨む小さな村です。
石垣島を旅した時に友人の家に寄らせていただきましたが、
暖かくむかえてくださり、とても楽しい時を過ごしました。
♭お月様がのぼれば真昼のようさ 寝るにはおしい夜
大人たちは浜辺で酒盛り 僕たちは広場で影踏み
・三和村の広大な大地には、パイナップル畑が広がっていて、
私が行った時には、コブシ大の実が規則正しく並んでいました。
友人宅を失礼した後、夕暮れのパイナップル畑を散歩しましたが、
オープンスペースの中、夕焼けのオモト岳が光輝いていました。
♭おばーの昔話は「笑う魚」 クバオージの風の中
「笑う魚」といっしょに 夢の中を泳いでいったよ
・「笑う魚」は、海を行く船のそばまで親しげに寄って来ては、
『ヒト(人)よ、ヒトよ』と言ってニッコリと笑う魚の話です。
鳴き声からついた方言名は「ヒィートゥ」で、イルカの事です。
「ヒィートゥ」は、沈没した船から人を助けた事もあるそうです。

◎オモト岳の下を通る於茂登トンネルです。

◎石垣島の水田にいた水牛です。
(014-2010/09/25記)