♯沖縄島巡りの旅--砂持節(すなむちぶし)の島1(伊江島)
・私と伊江島民謡「砂持節(すなむちぶし)」との
出会いは、「♯沖縄島巡りの旅--星立(ほしだて)
のうた(西表島)」で書いた『おきなわの旋律(うた)』
のアルバムです。但し、アルバムでは、テノール
独唱(ピアノ伴奏)で歌われておりました。
・伊江島に行く前から「砂持節」の歌詞に出てくる
「阿良ぬ浜」、「真謝原」、「赤嶺の小掘」、
「ぱんた原」は、どんな所かな?と思いをはせて
おりました。
・しかし、思いは通じるというのでしょうか。民宿
のおばさんに「砂持節」の話をすると、『今晩、
「砂持節」の練習があるけど来るかい?』と言わ
れました。答はもちろん『お願いします!』です。
・「ゼイサァ、ゼイサァ、ゼーイーサー」と、歌の
ハヤシの部分をおばあさんたちが歌い出しました。
ハヤシの部分がイントロです。おじいさんが
「阿良ぬ浜じなーやぁーよー」と歌い出しました。
これが本家本元の「砂持節」です。
・おじいさん一人とおばあさん三人の四人で歌われる
「砂持節」。何度も聞いた力強く張りのあるテノー
ルとは全然違う、飾りっけのない素朴な歌声です。
しかし、生れ島の素晴らしさを歌う老人の声は、
さりげない誇りに輝いていた様に思いました。

◎伊江島のシンボル、伊江島タッチューです。

◎民宿のおばさんのお友達です。「砂持節」を歌ってくれました。
(027-2004/07/22記)