♯沖縄島巡りの旅--島のサンシン先生(南大東島)
・次の日、島内を歩いていると、ある家から三線の音が
聞こえてきました。家の中をのぞくと中年のおじさんが、
島の人に三線を教えていました。「少し聞いていっていい
ですか?」とお願いすると、「いいですよ」と心安く答えて
たいただいたので、しばらく練習を見させていただきました。
・三線の先生は、新垣さんとおっしゃる方で、南大東島の
大人から、学生までたくさんの生徒さんに三線を教えて
いらしゃるとのことでした。私が、見させていただいている間も、
若い人やセーラー服の学生などが習いに来ておりました。
・次の日も、新垣先生の三線教室に寄らせていただきました。
いつもは、先生の周りに座って練習しますが、今日は
セーラー服を着た女の子達が、立って練習をしておりました。
その内、立って歌うだけでなく、新垣先生の合図で、移動
しながら歌い始めました。それは、見ている私も新鮮なものを
感じた一瞬でした。先生の話では、近い内に催しものがあり、
その舞台での動作練習との事でした。
・半年くらい前になると思いますが、テレビで南大東島のニュースが
流れていました。ニュースは、南大東島出身の女の子が、
沖縄本島で開催された民謡コンクールで入賞したという内容で、
女の子の入賞に、島を上げての喜びの様子が写し出されました。
そして、画面に新垣先生の姿が映し出されたのを見た時に
「この子も新垣先生のお弟子さんだった」と、確信した私でした。

◎三線教室の新垣先生です。

◎三線教室の生徒の方々です。
(031-2012/03/10記)