♯沖縄島巡りの旅--ドライブは辺戸岬(沖縄本島−辺戸岬)


・「辺戸(へど)岬までドライブしようか?」、「行こう!行こう!」、
 これは金はないけど、時間はたっぷりあった学生時代の会話です。
 辺戸岬は、沖縄県の最北の地であり「北の果てまでひとっ走りだ!」
 という気合入り(?)のドライブでもありました。

・沖縄自動車道などなかったあの時代、辺戸岬へは、西海岸の
 国道、県道を延々と走って、4〜5時間はかかりました。
 でも、お気に入りのBGMと、いつ果てるともしれないおしゃべりの
 車内に、「長かった」という想い出はなかったです。

・辺戸岬にある「祖国復帰記念碑」は、鹿児島県と沖縄県を分ける
 北緯27度線の海上で、本土側代表団と沖縄代表団が「祖国復帰
 への熱い想いを通わせた交歓会」を記念して建てられた碑です。
 交歓会は、昭和37年から祖国復帰までの間、毎年4月に開かれました。

・ゴールの辺戸岬で、「祖国復帰記念碑」を見た我ら学生達は、
 「同じ道で帰るのも面白くないな〜」との声、そこで私が「東海岸を
 廻って帰ろう!」と「我ながらグッドアイデア(?)」を出したのでした。
 しかし、ドライブの途中で大雨が降った事も忘れ、あんな事になろうとは。

・あの当時、西海岸の国道、県道はすべて舗装されていたのですが、
 「辺戸岬」から東海岸の途中までは、未舗装道路とは知りませんでした。
 雨上がりの泥道のアップダウンは、ジャングルクルーズのスリルで、
 大きな水溜りに突っ込んだ時には『これで最後か?』と思いました。
 (ア〜怖かった!)


 ◎伊江島から、沖縄本島北部を望みます。

 (036-2004/09/12記)

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