♯沖縄島巡りの旅--十九の春(沖縄本島-コザ)


♪「私があなたにほれたのは~ちょうど十九の春でした。
  いまさら離縁というならば、もとの十九にしておくれ~」で、
  始まる『十九の春』を、若い民謡歌手の声より年季の入った
  おばさんに、南国的哀愁を感じるのは私だけでしょうか?

♪「一銭二銭の葉書さえ、千里万理の旅をする。
  同じコザ市に住みながら、あえぬ吾が身のせつなさよ」と、
 歌詞に出て来るコザ市は、日本では珍しいカタカナ市名でしたが、
 現在は沖縄市と名前を変更しています。しかし、「コザへ行く」
 という言う方が、私達の世代では、今でもピーンときます。

・『十九の春』は、田端義男さんの歌でも有名ですが、調べて見ると
 原曲は「よろん小唄」と書かれているので、同じ南国でも、鹿児島県の
 南端の与論島が、この歌の発祥地の様です。「よろん小唄」を、大村
 さんが見つけ、本竹さんが詞の補作をしたと書かれておりました。

・「コザ市」という地名が出てくるので、沖縄民謡だとばかり思っていた
 私も意外でしたが、「沖縄民謡ベスト」等の名前のCDには、必ず
 入っている一曲ですから、もう沖縄民謡の島ナイチャーという所ですね。
 島ナイチャーとは、沖縄に何十年も住んでいる本土の人を指します。


 ◎左矢印「沖縄」は沖縄市の事で、昔は「コザ市」と書かれていました。

(040-2012/07/28)

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