♯沖縄島巡りの旅--恋しコザの灯(沖縄本島−コザ)
・ちょっと強めのクーラーが、ほてった体に気持ちいいです。
夜の入口の時間帯、薄暗い店内にはママさんと僕だけ。
店内を埋めるBGMは、少しカスれた大城美佐子の島唄。
コザ友Mを待つ−ここはゴヤ十字路の奥にあるスナックです。
・今日は、「サフラン」に行こうか?「ペニーレイン」にしようか?
コザ友Mは気に入ったあの娘がいる「青山」に行きたがるだろうな〜。
あの頃のコザの夜は『花いっぱい、お酒いっぱい、お金いっぱい』
恋しコザの灯は、不夜城のごとくキラキラと輝いておりました。
・仕事疲れの溜まった体は、コザの灯を恋しがりはじめ、
金曜日は、片ずけもそこそこにバスに飛び乗り−
コザへ GO!GO!GO! 奈緒美が待っているぜ!
コザへ GO!GO!GO! ジョニ黒も待っているぜ!
金が飛ぶけど大丈夫!俺様は、独身貴族(?)だから。
・沖縄の会社に就職したのに、東京へ出向六年半。
やっと、東京から戻ってきて、ひさしぶりに歩くコザの街。
大好きだった喫茶店「PenPal」も、潰れてしまって、
やけに『貸店舗』の看板が目立つ街となっておりました。
・本土や外国を歩いていたコザ友Mも戻ってきた今!
コザ友Mとのコザの夜は、エコノミーコースに変わりました。
お気に入りの「諸見食堂」で100円発泡酒を堪能したら、
『今宵もあのオバーの店で、2000円コースで行きますか!』
中年ヒンスー(貧乏)貴族のささやかなコザの夜の始まりです。

◎あの頃のスナックは、洋酒ばかり置いてありました。
(041-2004/10/10記)