恵比寿のウージ畑(沖縄本島−東風平(こちんだ))
・「ザワワ ザワワ ザワワ〜」で始まる名曲『さとうきび畑』は、
最近、明石家さんま主演でテレビドラマ化されました。
うちの息子もビデオに撮った『さとうきび畑』を何度も見ては、
沖縄戦についていろいろと、私に質問してきました。
私は、沖縄戦について知っている限りの事実を息子に伝えました。
またドラマ化により『さとうきび畑』は、作曲されてから何十年もの
時を経て、また日本中の注目を集める曲となりました。
・『さとうきび畑』は、沖縄戦を歌った数少ない歌の一つです。
先の大戦で唯一地上戦が行われた沖縄。男女を問わず一般市民
までが戦争に駆り出され、その多くが犠牲となった沖縄戦。
私の親戚もそうですが、沖縄では親戚をたどっていけば、
『必ず沖縄戦の犠牲者がいる』と言っても過言ではないと思います。
今でも毎年、沖縄では犠牲者の遺骨や遺品、まだ殺傷能力が
残っている不発弾等が見つかります。
・『さとうきび畑』の作詞・作曲の寺島尚彦さんは、沖縄戦の
話を聞いてその悲惨さに胸を痛め、この曲を作ったと聞いて
おります。風に揺れる『さとうきび畑』を表す「ザワワ」と
いう牧歌的な響きと沖縄戦の悲惨さのコントラスト。
そのコントラストが大きいだけに胸を打つ名曲となっていると
私は思います。
・『さとうきび』の事を沖縄方言では、『ウージ』と言います。
昔から換金作物として沖縄全域で育てられてきました。
収穫前の『ウージ』は、本土のススキの様な白い穂を出します。
大きく育った『ウージ』は、幹も葉っぱも穂も三倍になったススキ
と言ったら、イメージが伝わるでしょうか?
・見晴らす限り一面が白い穂に染まった『ウージ畑』が、風に
なびく姿は、心が和む、そして何か神聖さを感じるくらい美しい
景色だと、私は思います。
バイクで初めて東風平(こちんだ)の『ウージ畑』を走った時
の感動は、今でも忘れられません。どこまでも、どこまでも続く
『ウージ畑』の中の一本道。身も心も『ウージ色』に染まり、
まるで『ウージ畑』と同化している様な感動のひとときでした。

◎空高くのびる、さとうきびの穂達です。

◎東風平出身の偉人、「謝花 昇」の銅像です。
(048-2004/11/13記)