青いヒヨコ

夜店に、色とりどりのヒヨコ
無理矢理、着色された色だ
緑、ピンク、青、赤、紫
可愛いより、可哀そう

幼い子供は、思い込んでしまう
「ヒヨコには、いろいろな色があるんだ」と
幼い子供は、「青いヒヨコ」を選んだ
(親は、ヒヨコの本当の色を教えるかしら?)

人は、自他共に色を付けたがる
つま先立って、懸命に同じ色の「皆」探し
「赤信号、「皆」で渡れば怖くない!」(自己中容認、イジメ助長)
(私は、この言葉から、日本はおかしくなってきたと思う)

「青いヒヨコ」は、すぐ死んだ
餌のパンくずも、食べずに
「こんな弱いヒヨコを売って」と
怒った母親は、ヒヨコをゴミ箱に捨てた




■書始−17/11/14:曲無。 ◇「夜店に、色とりどりのヒヨコ」、子供は珍しさもあり、親にねだります。親は「生き物」、
「値段が高い」等でしぶります。結局、子供の泣き勝ちで、「青いヒヨコ」はお持ち帰りになりました。そして、すぐ死にました。

「赤信号、「皆」で渡れば怖くない」、冷静な目で見ると「面白ければイイ」の随分無責任な表現に思えてなりません。
事故映像や無責任発言も、何度も何度もTVから流れると、耳につくと同時に「TVで言っているんだから、やっていいん
だろう」と、短絡的に発想する人も出てきます。言葉には「言霊(ことだま)」という力があります。怖い話です。
私は「赤信号、「皆」で渡れば怖くない」を、現実に合わせて「赤信号、渡った「皆」は、死傷事故」が、良いのではないか
と思います。

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