♯ヒコさん心の一曲−僕の歌は君の歌(エルトン・ジョン)


・「It's a little bit funny〜」という出だしを聞いただけで
(まるで「パブロフの犬」の様に)心がしんみりしてくる曲。
 「I hope you don't mind〜」では、いっしょに小さな声で
 歌っている。エルトン・ジョンの『僕の歌は君の歌(Your Song)』
 は、聞いた後にも清涼感が残る数少ない名曲の一つだと私は
 思います。

・この曲を初めて聞いたのは中学の頃です。ラジオで聞いたのか
 レコード屋で流れていたのかは覚えていません。中学の時の
 友達が「エルトン・ジョン グレイテストヒッツ」という
 レコードを持っていたので借りて聞いた事も覚えています。
 そのレコードは、『僕の歌は君の歌(Your Song)』から始まり
 「Yes It's me」で終わる初期ヒット曲集でした。

・アルバムのライナーノーツか何かで読んだエルトン・ジョンの
 子供の頃の話にこんな下りがありました。『僕は、両親の夫婦
 喧嘩が始まるといつも部屋にこもり、ピアノを思いっきり弾いて
 過ごしたものだった。‥‥』
 私は、このエルトン・ジョンの子供時代の体験は、彼の音楽と
 その後の人生に結構影響しているのではないか思っております。
 しかし、できればエルトン・ジョンがピアノを弾いているその
 部屋へ行って、『彼のピアノをそっと聞いて見たい!』と思う
 のは私だけではないと思います。

・「クロコダイル・ロック」、「土曜日の夜は僕の生きがい」、
 ビートルズの故ジョン・レノンと競演で「真夜中を突っ走れ」
 等のごきげんなロックンロールもたくさんありますが、私は
 『僕の歌は君の歌(Your Song)』、「ダニエル」、「グット
 バイ・イエロー・ブリックロード」などのバラード調の曲の方
 が強く心に残っています。
 
・すでに多くのファンを持つエルトン・ジョンの名前を決定的に
 したのは、故ダイアナ王妃の葬儀で、「キャンドル イン ザ 
 ウィンド」を歌った映像が全世界に配信された時だと思います。
 実はこの曲は、エルトン・ジョンが以前に録音していた「風の中
 の火のように」という曲が原曲です。曲の演奏を頼まれてから
 時間がなかったせいかもしれませんが、昔の歌の歌詞を変えて
 歌ったわけです。ちなみに原曲の中に出てくる「ノーマ・ジーン」
 とは故マリリン・モンローの本名です。

・エルトン・ジョンは、本国イギリスでその活躍が認められて「サー」
 の称号を贈られています。また最近では十年間交際を続けた男性と
 結婚したと報じられました。イギリスでは同性の結婚は認められて
 いない為、前途がどうなるのか不透明と書いてありました。クイーン
 のフレディー・マーキュリーといい才能のある男性には、ゲイの
 傾向があるのでしょうか?
 しかし、エルトン・ジョンは何十年にも渡りに世界中に名曲を送り
 出してきました。そしてそれが私達の人生への素晴らしいプレゼント
 である事はゆるぎない事実です。

 (103-2004/12/30記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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