♯ヒコさん心の一曲−シェリーに口づけ(ミッシェル・ポルナレフ)


・皆さんはテレビ版や映画版「ウオーター・ボーイズ」のシンクロの
 本番で彼らがBGMに使っていた曲を覚えていますか?
 「トゥトゥ オ マイシェリー マイシェリー〜」で始まる軽快な
 ロック・ナンバーです。あの曲はミッシェル・ポルナレフの19
 69年の大ヒット曲『シェリーに口づけ』という曲です。
 大ヒットから30年以上たった今聞いてもみずみずさが失わなれて
 いない。「ミッシェル・ポルナレフの音楽は、彼独自の世界と時代
 を越える普遍性を持っていたのだ。」と今更に思います。

・ミッシェル・ポルナレフは、名前からわかる様にフランスのアーテ
 ィストです。1966年に「ノンノン人形」でデビューを飾り、
 その後、アンティーブ音楽祭において「愛の願い」で評論家賞を
 受賞します。
 日本でのデビュー曲『シェリーに口づけ』は、大ヒットしました。

・その後も「哀しみの終わるとき」(映画音楽)や「愛の休日」、
 「愛しのグローリア」等、出す曲出す曲ヒットを飛ばしました。
 あの頃は、フランス語の曲の大ヒット自体がめずらしい時代でした。
 フランス語と言うと昔からあるシャンソンを思い出しますが、シャン
 ソンとは確実に一線を画したミッシェル・ポルノレフの音楽は、あの
 独特のミラー・サングラスをつけた写真ととも世界中に広まって行き
 ました。

・その頃、私は中学生でした。たぶん深夜ラジオの影響だと思いますが、
 ミッシェル・ポルナレフをわざと「ミッシェル・ポルノレフ」と盛ん
 に言っていた友人がいた事を覚えています。そいつにかかるとビート
 ルズのポールも「ポール・真っ赤ットニー」となっておりました。
 中学時代は、そういった方面への興味が心身共にテンコ盛りの頃です、
 今となっては懐かしくさえある響きとなっております。

・大ヒット連発時代が過ぎた頃だったと思いますが、ミッシェル・ポルナ
 レフの「お尻出しポスター」を見た事があります。ズボンのお尻の所に
 大きな丸い穴が空いていてお尻丸見えの特大ポスターでした。
 貼ってあるのはパリの街角でしたが、フランス語がわからないので何の
 ポスターかわかりませんでした。
 もしかしてプロモーション用のポスターだったのでしょうか?
 (まさか〜?)
 
・ミッシェル・ポルナレフは、1944年7月3日生れなのでもう60歳
 を越えています。今は何の音沙汰も聞きませんが、日本の映画で自分の
 曲が使われている事を彼は知っているでしょうか?
 「30年も前に作った曲が、今も愛されている。」としたら「作曲家冥利
 につきる!」と私は思います。

 (105-2005/01/15記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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