♯ヒコさん心の一曲−天国への階段(レッド・ツェッペリン)


・フォークギターのイントロ。心静まってくるイントロです。
 そして、メロトロンのリコーダーのからみ。神聖な気分も
 加わってきました。そしてロバート・プラントのボーカル。
 「何かを悟りきってしまったのか」、「もうすべて諦めて
 しまったのか」、少しかすれ気味の歌い出しです。
 『天国への階段』は、レッド・ツェッペリンのベスト3に
 入る名曲です。

・「移民の歌」、「胸いっぱいの愛を」、「ロックンロール」、
 「ブラック・ドック」等。レッド・ツェッペリンは英国の
 ハードロックの最先鋒として、ディープ・パープルと人気を
 二分するバンドでした。しかしアルバム「レッド・ツェッペ
 リンW」に入った『天国への階段』の発表で「ロックの純真
 な心」を、大きな情熱を持って全世界に披露しました。

・私は高校生。『天国への階段』のイントロを必死に練習しま
 した。理由はいろいろありますが、ジミー・ページの音は
 出せませんでした。ディープ・パープルの「ハイウェイ・
 スター」、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。ピンク・
 フロイドの「狂気」。後世に残る憧れの名曲が続々と生ま
 れた時代でした。

・上記のメロトロンとは、シンセサイザーが普及する前のいろ
 いろな音が出る鍵盤楽器です。しくみとしては、音楽テープ
 にとった原音を鍵盤楽器に入れて、鍵盤を弾くたびにその音
 の音楽テープを再生すると聞いています。ちなみにビートルズ
 の名曲「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のイントロ
 のフルートの和音もメロトロンです。
 
・そんなレッド・ツェッペリンもドラムのジョン・ボナムの
 ドラッグによる急死により、バンド休止状態となってしまい
 ました。その後、インドのまさにカシミールで「カシミール」
 を演奏するロバート・プラントとジミー・ページをテレビで
 見ました。ジミー・ページは、古い屋敷を買って黒魔術の研究
 をしている?等 噂もいろいろです。

・高校時代。レッド・ツェッペリンのアルバムを全部持っている
 女の子がいました。私は、その子からレコードを借りては、
 テープに落とし、聞いていました。すでにビートルズは解散
 していましたが、新しいバンドが現れると一通り聞いては、
 またビートルズに戻ってきていました。そんな中でもレッド・
 ツェッペリンとディープ・パープルは、別格であると思い
 ました。同じ英国のバンド、ルーツは同じなのかもしれま
 せんが、ビートルズとは違う音に聞こえました。あえて言えば
 ビートルズは、メロディー中心のポップなロックバンドなの
 かもしれません。しかしロックとは「魂の叫び」という思い
 を目の前に強く見せてくれたのが、レッド・ツェッペリンや
 ディープ・パープルだったと私は思っております。

 (107-2006/01/14記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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