♯ヒコさん心の一曲−G線上のアリア(バッハ)
・クラシック音楽が、CMやポップス等でどの様に使われているか?
私の思い出せる範囲で書いてみます。
・CM編−
@プラズマテレビ、目薬:『G線上のアリア』(バッハ)
A中華料理の元:「威風堂々」(エルガー)
B薬:「アイネ・クライネ・ナハト・ミュージック」(モーツアルト)
C胃腸薬:「前奏曲」(ショパン) *これは相当長い使用です。
D車:「木星」(ホルスト)
E化粧品:「ジムノ・ペディー」(サティー)
F電化製品:「きみがほしい」(サティー)
G総合家電メーカー:「新世界より」(ドヴォルザーク)
・ポップス編−
@青い影(プロコル・ハルム):『G線上のアリア(?)』(バッハ)
Aラバーズ・コンチェルト:「メヌエット」(バッハ)
B愛こそすべて(ビートルズ):「インヴェンション」(バッハ)
Cクリスマス・イブ(山下達郎):「カノン」(パッフェルベル)
Dキッスは目にして:「エリーゼのために」(ベートーヴェン)
E愛情物語:「夜想曲」(ショパン)
Fオールバイマイセルフ(エリック・カルメン):「ピアノ協奏曲第2番」
(ラフマニノフ)
・電話保留音楽編−
@「エリーゼのために」(ベートーヴェン)A「メヌエット」(バッハ)
B「カノン」(パッフェルベル)C「ガボット」(ゴセック) 等々
・『G線上のアリア』は、手を変え品を変えよく使われます。クラシック
音楽は、著作権料を払う相手がもう亡くなっているので、自由に使えます。
(もちろん編曲者や演奏者にはお金は払われますが‥)
ポップス編のプロコル・ハルムの「青い影」のイントロは絶対に『G線上
のアリア』の影響を受けていると私は確信しております。
・『G線上のアリア』は、バッハの管弦楽組曲第3番の2曲目です。原曲
の題名は「アリア(エア)」だけですが、ドイツのヴァイオリニストの
アウグスト・ヴイルヘルミが、バイオリンのG線(バイオリンの四本の弦
の一番低い音のG弦)だけで弾けるように編曲したことで、世の中に広く
『G線上のアリア』として知られ親しまれる事となりました。
・私にとってのバッハ実体験は、中学のブラスバンド部でした。
科学の先生ながら、音楽好き、特にバッハ好きの先生がブラスバンド部
の顧問になってからです。まずバッハの管弦楽組曲の「ガボット」という
賑やか曲を練習しました。前からあったのか?この曲の為に買ったのか?
ティンパニンも入って、形的には本格的になりましたが、中学生の出す
音ですから、先生の満足には程遠かったと思います。練習中の先生の
言葉(嘆き?)は、「先生の夢は、君たちにバッハの『G線上のアリア』
を演奏してもらうことだ!」でした。しかしながら、私の在学中には、
『G線上のアリア』の譜面すら渡されませんでした。
(203-2006/06/25記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。