♯ヒコさん心の一曲−イエロー・サブマリン(ビートルズ)
♪僕の生まれた町に
一人の船乗りがいた
彼の一つ話 それは
潜水艦での暮らしだった
‥‥
楽しい海での暮らし
何も不足は無いよ
青い空と緑の海 そして
僕らの黄色い潜水艦
・「潜水艦が黄色?」。普通の人では思いつかない発想・
イメージですよね。潜水艦は「戦う船」。海中に潜んで
魚雷を発射して、敵の船を沈める、まるでサメのような
イメージで、船体の色も黒とか濃い藍色です。それに、
潜水艦には、水圧の関係で窓などつけられないと思います。
しかし、アニメーションの『イエロー・サブマリン』は、
何でもありのカワイイい潜水艦で登場します。
・ビートルズが生まれたのは、イギリスの港町リバプール。
4人の中では、ジョンのお父さんが海外航路の船員でした。
ですから『イエロー・サブマリン』が生まれた背景には、
港町リバプールに4人が生まれた事が深く関係していると
思います。
また、リバプールはあの悲劇のタイタニック号や旧日本軍
の軍艦などを、建造した造船所の町としても有名です。
・『イエロー・サブマリン』は、すでにアルバム「リボルバー」
で、発表された曲でしたが、ビートルズ4人を主人公とした
アニメーションとして、復活しました。
ストーリーは、ブルーミーニー族に侵略された海のかなたの
パラダイス「ペパーランド」を『イエロー・サブマリン』に
乗ってビートルズ4人が助けに行くという内容です。
ビートルズの武器は「音楽と愛」。
まさしく「All You Need is Love」の世界です。
・このアニメーションの挿入歌には、「エリナー・リグビー」
(アルバム「リボルバー」)、「一人ぼっちのあいつ」
(アルバム「ラバー・ソウル」)、「ルーシー・イン・ザ・
スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」(アルバム「サージェント・
ペッパー」)等も使われています。今まで音だけで親しんで
きた歌に映像がつく事により、新しい楽しみ方をプレゼント
されたようで、ビートルズファンにはたまらないアニメー
ションです。
・アニメーションの最後には、「面白かった?」と聞いてくる
実写の4人が出てきます。アニメのかなりデフォルメされた
4人に見慣れた後に出てくるこのシーンに、私はいつも感動
してしまいます。
4人は、「どうだ!すごいアニメーションだっただろう!
ビートルズの偉大さに改めて感心したか!」的な態度でなく、
「気に入ってくれたらうれしいな!」的な態度と、普段着で
話しかけてくるので、その姿と親しみやすさに思わず感動して
しまうのだと思います。
(523-2007/4/7記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。