♯ヒコさん心の一曲−ゲット・バック(ビートルズ)


・「♪ゲット・バック(戻って来いよ)」と、何度も繰り
 返す、軽快なロックン・ロール。
 Aコードで始まり、G⇒D⇒Aの「ジャン!ジャン!
 ジャン!」が、シビれるロックン・ロール。
 リンゴは、言います、
 「ビートルズがいい演奏をしている時は、普段の
 モヤモヤもすっ飛んで、音楽に集中できるんだ!」と、
 でも
 「♪ジョ・ジョ」って誰の事? もしかしてジョン?
 
・アップル社屋上ライブは、1969年1月30日の白昼、
 突然、開始されました。空から降ってくるビートルズの
 歌声にビジネスマンもOLも足を止め、上を見上げます。
 1月のビル屋上、かなり寒いのか、四人とも個性的な
 上着を着てのライブです。
 「ドット・レット・ミー・ダウン」、「アイブ・ガッタ
 フィーリング」‥そして『ゲット・バック』
 通報者がいたのか、四人が出す音と路上の交通渋滞に、
 とうとう警察がやって来ました。

♪「俺は一匹狼だ」と
 ジョ・ジョは 思い続けていた
 しかし それでは
 ニイッチもサッチモ行かない事も
 わかっていた

 ‥‥

 戻って来いよ 戻って来いよ
 お前の生まれ故郷へ
 戻って来いよ 戻って来いよ
 お前の生まれ故郷へ

・警察官が屋上のドアを開けました。体を張って、受け答え
 するのは、スタッフのマル・エバンスです。
 「警察官に、無理矢理ドラムから引きずり下ろされて、
 コンサートがストップする。最高のエンディングだね。」
 と後から、リンゴが語っていましたが、警察官は「中止
 する様に!」と言っただけで、ビートルズメンバーの体
 に触れるようなこともなく、戻っていきました。
  
・映画「レット・イット・ビー」の、最大の見せ場であり、
 見る度、私に「自由万歳!ビートルズ最高!」と叫ばせる
 屋上ライブ。四人は、久々の人前でのライブにウキウキで、
 乗りまくっているという感じです。
 『ゲット・バック』のノリノリギターソロは、何とジョン
 です。ビリー・プレストンのキーボードも、いい味です。
 「♪ゲット・バック(戻って来いよ)」と、ポールの声に
 合わせて、私も歌います。

・「戻って来いよ! まだやり直せるかもしれないから。」
 「戻ってくれよ! ビートルズは、俺の青春なんだ。」
 「♪ゲット・バック」と何度も歌ううちに 歌詞は、
 「戻ってこ〜い! 俺の青春。」に変わっていきます。
 そして 曲も終わり
 「ビートルズと同じ時代に生き、ましてや青春を過ごせた。
 それだけでも、俺は最高の時代に生まれたんだ!」と、
 自分を慰め、静かに心をクール・ダウンさせます。
 ありがとう!ジョン、ポール、リンゴ、ジョージ。

 (528-2007/5/12記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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