♯ヒコさん心の一曲−アイ・フィール・ファイン(ビートルズ)


・『アイ・フィール・ファイン』の曲の頭の変な音。
 あれは、エレキギターのフィードバックの音です。
 ですから、この曲は、フィードバックを楽曲として使った
 元祖と言われています。
 時々、フィードバックとハウリングを混同されている方が
 います。マイクのボリュームを上げすぎたり、マイクを
 スピーカに近づけすぎたりたりした時に起きる「キーーン」
 というとても耳障りな音、あれがハウリングです。

・フィードバックはエレキの音を鳴らした後、わざとアンプ
 (でっかいスピーカー)に近づき、エレキが出した音と
 アンプから出る音を巡回させる事によって、音をずーっと
 響かせる一種の奏法です。
 エレキとアンプの距離に、フィードバックの起きる地点
 があり、そこに立たないとうまく鳴り続けません。
 ジミー・ヘンドリックスやサンタナ等がうまい使い方を
 していました。ライブ映像でサンタナがアンプにゆっくり
 近づいて行って、フィードバックする地点を探している
 シーンを見た事があります。

♪あの娘は 僕にピッタリさ
 あの娘も 言ってくれる
 「私 最高に幸せよ」って
 二人の恋は 絶好調さ 
 
 ‥‥

 あの娘は 僕のものさ 
 あの娘も 自慢にしてる
 「彼 何でも買ってくれるの
 このダイヤもそうなの」って  
 二人の恋は 絶好調さ

・『アイ・フィール・ファイン』って、冷え冷えコーラの
 一口目という感じかな?
 思春期の恋で、いわゆる「両思い」になれたら、冷え冷え
 コーラどころではないと思います。私も、高校時代に
 「両思い」状態(?)を経験して、天にものぼる気持ち
 だったと記憶しています。手こそにぎりませんでしたが、
 いっしょに帰る二人は、とても幸せに見えたと友人が、
 言っていました。

・『アイ・フィール・ファイン』。イギリスでは予約のみで
 75万枚。発売後は、5週間連続1位という偉業を達成して
 います。
 この曲の乗りの良さは、予約した人をがっかりさせなかった
 と思います。曲の途中でイントロに戻り、ドラムがからんで
 くる辺りは、この曲の締りを良くして、リスナーを飽きさせ
 ないビートルズの曲作りのうまさですね。

 (530-2007/5/26記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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