♯ヒコさん心の一曲−デイ・トリッパー(ビートルズ)


・私は、「ザ・ビートルズ・クラブ」会員です。この
 クラブの旧名称は、BCC(ビートルズ・シネ・クラブ)
 と言い、ビートルズ映画を鑑賞したりするイベントを
 中心としたファンクラブでした。
 現在は、「ザ・ビートルズ・クラブ」と名称変更して、
 月刊誌「The Beatles」発行、ビートルズグッズ販売、
 ビートルズメンバー来日公演チケット優先販売や、
 ゆかりの地ツアー、コンサート追っかけツアー等を
 企画・販売しています。

・一度、BCCに用事があり電話した事があります。
 受付の「ちょっと待ってください」後の待ち音楽が、
 『デイ・トリッパー』でした。
 電話の先から聞こえる『デイ・トリッパー』は、当然、
 音質も悪いのですが、CDで聞くのと違った趣があり、
 「長年に渡るファン」には、一種感動ものでした。

♪ていのいい 言い訳だぜ
 俺を捨てていくには
 あいつは わがまま女
 夢中にさせておいて おさらばさ
 
 ‥‥

 こんなに簡単な方法で
 こんなにハイになれるなんて
 あいつでトリップする
 片道切符だけどさ 

・『デイ・トリッパー』は、失恋の歌?
 それとも「トリッパー」⇒「トリップ」でドラッグの歌?
 私の訳の前半は失恋版、後半はドラッグ版です。
 「ダメ!絶対ダメ!」という薬物使用防止のキャッチ
 コピー。麻薬中毒の怖さは、想像を絶する物であり、
 あのカーペンターズのリチャードでさえ、人気に陰りが
 見えた頃、入院治療したと語っていました。

・ビートルズ解散後、初めてのポール日本公演が、来日して
 いたにも関わらずダメになったのも、持ち込んだ麻薬の
 せいでした。
 ポールは、東京拘置所に入れられ、ファンが夜通し遠巻き
 に見守りました。いっしょに留置されていた人にリクエスト
 されて「イエスタデイを歌った」とかいう情報も、入って
 きました。しかし、コンサートは中止されました。

・「アーティスト」と「麻薬」。
 私にはわかりませんが、「麻薬」から経験した事がない
 ようなイマジネーションが得れる?とか。
 でも、体はボロボロになり、下手したら廃人です。
 それでも「売れたい」、「有名になりたい」もっと切実に
 「食っていけない」。欲望には限りがありません。
 「才能」と「チャンス」が、何億分の1で重なってスター
 が生まれるとしたら、これは宝くじを当てるより難しい
 賭けとなりますね。

 (532-2007/6/9記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

BACK  INDEX  NEXT