♯ヒコさん心の一曲−ヘイ・ジュード(ビートルズ)
・「♪ヘイ ジュード ドン メイク イッ バッド〜」
の出だし。
『ヘイ・ジュード』は、「パブロフの犬」です。
口ずさんで、手拍子を取り、心慰められて、最後は、
「♪ラーーラーラー ラララッラー ラララッラー
ヘイ〜ジュード」ど叫んでいます。
・ビートルズの事を書いた本に「『ヘイ・ジュード』の
みずみずしさは、永遠に変わらないだろう。」と書いて
ありました。その文章を読んだのは、中学生くらいで
文章の真意はよくわかりませんでしたが、さすがに
この歳になると、真意もわかり「実際にそうなった」、
まるで「XXXの予言が当たった」という感じです。
♪ヘイ ジュード くよくよするなよ
寂しい歌でも 心が慰められる
ましてや 彼女を思い浮かべてみろよ
そしたら絶対に うまくやれるから
‥‥
わざとクールに振舞うのは馬鹿なことさ
余計に心が寂しくなるだけだよ
ダ ダ ダ ダーンダーン ダダダ〜
・ポールが考えた原題(?)は、「ヘイ ジュリアン」
でした。ジュリアンは、ジョンの最初の妻シンシア
との間の男の子です。シンシアとの離婚が決まった
後、ポールは、ジュリアンを慰める為に、彼の家に
向かいました。その時に曲想を得て、「ジュリアン」
では長いので「ジュード」に変えて生まれたのが、
『ヘイ・ジュード』だとポールは、語っています。
・私の小〜高校生くらいの期間、グランド・オーケストラ
というオーケストラ形式のムード音楽が流行りました。
そして「ポール・モーリア」、「フランク・プールセル」
とか、フランスのグランド・オーケストラがヒット曲
を飛ばしていました。バンド名となっている人は、パリ
音楽院とかを卒業しているのですが、クラシック音楽を
やらず、ポップスのヒット曲を自らストリングス中心に
編曲して、ヒットチャートに送っていました。
・「恋は水色」、「エーゲ海の真珠」、「二人の天使」等
女性スキャットも入り、ベース・ドラムのビートも効き、
その上でストリングスが舞うという編曲は、一世を風び
しました。
そんな中、たぶん「ポール・モーリア」が編曲したと思
いますが『ヘイ・ジュード』が、テレビのテーマ音楽に
使われました。題名は忘れましたが、森光子主演でした。
ストリングスだけで、ベース・ドラム等の伴奏なしでの
出だしのアイデアに「さすが!」と感動した事を今でも
覚えています。そして、そのアイデアは、「『ヘイ・
ジュード』のみずみずしさ」を端的に表現しているように
私は思いました。
(533-2007/6/16記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。