ヒコさん心の一曲−サムタイムス(カーペンターズ)
・自分にとって心地良い人々と過ごす時間は、あっと言う間
に過ぎます。1時間が10分か15分という感覚で過ぎる
人生の長さの割りには、少ない「ハッピータイム」です。
「今日はとても楽しかった ありがとう!」の気持ちと、
「もう少し」の思いを残し去ります。振り返りながら。
「またね!」と言った未来は必ず実現するとは限りません。
・「一期一会」(いちごいちえ)。親子、恋人、親友であっ
ても「一期一会」。今日がこの世で会う最後かもしれま
せんし、違うかもしれません。神のみぞ知る命数です。
「突然の死」が、自分にやって来ても、相手にやって来
ても、もう二度と生きては会えません。
「一期一会とは、この出会いを大事にしよう。これが
最初で最後かもしれない」と常に心がける態度です。
私にとって歳とともに、重さが変わってきた言葉です。
♪時々‥‥
(時々では 十分でないかもしれない)
楽しかったあの時の私達を想い出すの
それは
愛する人 私の大切な人たちと過ごした時
生まれた時から 私を愛し続けてくれた
人たちにかこまれて過ごした時
そして
何回も言いそびれかた言葉に 思いをはせるの
「ありがとう」
「私もあなたを愛しているわ」
・『サムタイムス』の作曲は、「ムーン・リバー」等のヒット
で知られる名匠ヘンリー・マンシーニ、作詞は娘のフェリス
です。彼女が何歳の時に書いた詩かわかりませんが、作詞と
いう点では難を感じますが、素直な表現が光る詩だと、私は
思います。ヘンリー・マンシーニは、娘の気持ちを十分に
汲み取り、暖かさと広がりのあるメロディーをつけました。
カーペンターズも一度聞いただけでレコーディングを決めた
そうです。
・「ありがとう」、「すいません」、「お世話になります」、
「お疲れ様」、「いただきます」、「ごちそうさま」‥‥
脈々と日本人が、大切にしてきた言葉たちです。
親子、恋人、親友であってもゾンザイにせず、さりげなく
使い続けたい言葉です。人は、聞いていないようで、実は
覚えています。何かの折りにその場面を想い出す時、その
一言があったかどうかで、印象もかなり変わると思います。
これは、私が何度か実体験した事でもあります。
(709-2007/12/15記)
*著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。