♯ヒコさん心の一曲−ハーティング・イーチ・アザー(カーペンターズ)


・「愛と憎しみ(愛憎)」。逆感情が、同居した言葉です。
 これが男女の場合には「可愛さ余って、憎さ百倍」、痴話
 ゲンカレベルから、刃傷沙汰、心中、はては猟奇殺人と、
 衆目を集める事となります。これが、古今東西の小説ネタ、
 映画ネタとなり、名作(?)も生み出してきました。
 人間は「ハッピーラブストーリー」と同時に、ドロドロ
 した人間模様を見たがる不思議な「感情の動物」です。

・ふられる(黒星)が圧倒的に多い、私の恋愛経験です。
 時には、白星もありましたが、連戦虚しく負け越しで
 終わってばかりでした。
 しかし、私の性格のせいもありますが、「憎む」までの
 感情を。相手に持った事はないと記憶しております。
 「別れ話がコジれて、男が女をブスッ!」‥‥と呼んだ。
 (男女が逆になるとこのギャグは使えません。要注意です。)

♪あなたを世界一愛しているのは
 私よ
 私をこれほどまでに愛してくれるのは
 あなただけだわ
 私の愛をすべて捧げ
 心からあなたは答えてくれるのに
 どうして二人こうなってしまうの

 傷つけ合う二人
 傷つけ合う二人
 二人の涙
 心の傷跡
 どうしてこうなってしまうの
 
・『ハーティング・イーチ・アザー』は、カーペンターズ兄妹
 そのものを歌っていると、何度か聞いた事があります。
 「兄妹なのに愛し合ってしまい、どうにもできない気持ちが
 ぶつかり合い、お互いを傷つける」。いわゆる「許されない愛」
 です。私は、これは作られたスキャンダルだと、今でも思って
 います。(信じたいです。)

・「ケンカするほど仲が良い」とは言いますが、
 「傷つけ合うほど仲が良い」とは言いません。
 「ハーティング」とは、物理的損傷も含めて、傷つける事を
 意味します。「傷つけ合う関係」に、はまってしまった二人
 には、お互いを見つめなおす冷静な時間が必要かと思います。
 「可愛さ余って、憎さ百倍」の憎さ三倍くらいの時に、
 思い切って二人の距離を置いてみたらどうでしょうか。
 (負け越し黒星の私では、あまり説得力がありませんが‥‥)

 (712-2008/01/06記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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