♯ヒコさん心の一曲−シング(カーペンターズ)


・「去る者 日々に疎し(うとし)」。
 時は流れ、世界中をとりこにしたアーティストも、表舞台
 から消えてゆきます。
 しかし、青春時代にトキメキを与えてくれたアーティスト
 の歌は、今でも現役で、歳をとる事を知らないようです。
 その曲を聞いた時の風景や思いまでもよみがえらせます。
 まるで、昨日の事のように。

・「ロックは不良の音楽」と、言われた時代がありました。
 しかし、ロックは、人の生き方にまで影響を与えました。
 「民族音楽は、低俗だ。」と、恥じた時代がありました。
 今は「ワールドミュージック」というジャンルがあります。
 僕らの「青春の耳」は正直でした。
 「好きなものは好き」と反応したのですから。

♪シング 歌いましょう
 大きく そして 強く 
 歌うことはいい事よ
 こだわらなくていいわ
 歌うことはハッピーな事よ
 寂しさなんてすっとんじゃうわ!

 ‥‥

 シング 歌いましょう
 人生を 心地良く過ごすためにね 
 うまいヘタなんて
 気にしないで
 さぁ!
 歌いましょう

・『シング』は、カーペンターズの大ヒットアルバム「Now & then」
 の1曲目を飾る、アルバムを貫くテーマのような曲です。
 「嬉しい時は歌おう!悲しい時も歌おう、小さな声でもいいから」
 歌う事に人生をかけたカーペンターズの音楽賛歌であり、
 「歌う事で生きる力を取り戻して欲しい」という願いが込めらた
 歌です。

・「歌に助けられた」という経験は、誰でもあるのではないでしょうか?
 あなたの心に響いたあの歌です。
 「会うは別れの始まり」、「愛苦別離」、「We are all ALONE」、
 「人生の寂しさ」、「生きることの辛さ」。
 人として成長する試練だとしても、その場、その時は、地面が足元
 から崩れ落ちる感覚です。その時に心が口ずさみ、一握り分、重荷
 を軽くしてくれた歌。神様の思いやりの一滴のようなあの歌です。
 
 (714-2008/01/19記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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