♯ヒコさん心の一曲−ジャンバラヤ(カーペンターズ)


・『ジャンバラヤ』とは、肉、野菜、米の「ごちゃ混ぜ」料理で、
 沖縄のチャンプルーに近いイメージだそうです。
 「チャンプルー」とは、沖縄方言で「ごちゃ混ぜ」の意味で、
 季節の野菜と豆腐を、ガチャガチャと油でいためた料理です。
 世界を制覇したカーペンターズ、遂に沖縄の「チャンプルー」
 まで曲にしたのか???⇒残念ながら違います。

・『ジャンバラヤ』は、アメリカフォーク界の大御所ハンク・
 ウィリアム作曲の大ヒット曲です。
 歌詞は沖縄方言ではなくて、ケイジャン英語というフランス系
 アメリカ人の方言(?)で歌われています。
 『ジャンバラヤ』もケイジャン料理の名前です。
 地域的には、ルイジアナ州南部のミシシッピ・デルタ地帯を
 指します。
 
♪さようならジョー 俺は行くぜ 
 ミシシッピーをカヌーに乗って
 お前のイボンヌは可愛い娘だよ
 河のそばで楽しくやりなよ

 ‥‥

 ジャンバラヤ エビとひれ肉スープ
 だって 今夜は 彼が帰ってくるのだから
 ギターをかき鳴らし フルーツ山盛りで
 楽しくやるの
 河のそばはお祭り騒ぎになるわ 

・『ジャンバラヤ』は、ハンク・ウィリアム以外にもカントリー系
 の歌手がたくさんコピーしていますが、一番愉快なできあがりは、
 カーペンターズ版だと思います。
 リチャードの絶妙な編曲と、笑い声等、擬音を曲中に散りばめて、
 お祭り騒ぎ、ノリノリ気分の仕上がりとなっております。

・擬音でノリノリといえば、ビートルズの「オブラディ・オブラダ」。
 どの擬音を、どこに入れるなど、計算されていると思うのですが、
 あまりに巧みなので、擬音と曲が一体化しています。
 ビートルズのサイケデリック時代絶頂期には、録音したテープを
 短く切って、ランダムに繋ぎあわせて、擬音に使ったそうです。
 これこそ「音のチャンプルー」ですね。おいしそう!!!

 (716-2008/02/03記)

 *著作権の関係で音や歌詞等は載せる事はできません。
  機会があれば原曲を聞く事をお勧めします。

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